「ヒリヒリ痛い」キックス ぴゅあるさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒリヒリ痛い
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新しい靴(エアージョーダン1)を巡って起こる物語。
靴1つで世界が変わって、靴1つで自分自身も変われる。靴1つでそこまでする⁉︎っていう日本では考えられない所は出てくるけれど、新しい靴を手に入れたワクワク感・無敵感は誰しも共感出来るものではないか。
冴えない少年が奪われた靴を取り戻す為に、靴を奪った相手がいる街に住んでいる叔父を訪ねた事で物語は大きく動き、取り戻しが効かない所まで話は進んでいく。それのまあ痛い事痛い事。この後絶対悪い事起こるじゃんと見てるこちらはハラハラし、その期待?に十二分に応えてくれる。
物語中、ずっと出てくる宇宙服は彼の自由へのメタファーで新しい靴っていうのが、自由へ飛び立つ一歩の為の物なのかな?と考察。タイトルのキックスも相手を蹴りあげるっていうのと飛び立つっていうダブルミーニングがあるのではないだろうか?
ラスト、少年が血に染まる姿がエアフォース1の赤と黒のようでなんだかグッときたな。
音楽の使いとか新しさはないけれど、音楽を軸に(毎回タイトル出てくるとことか)しているのは格好良いなと思った。
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