「役所広司と松たか子に救われます」峠 最後のサムライ REGZA521さんの映画レビュー(感想・評価)
役所広司と松たか子に救われます
原作これまた長いんだよねー(笑)
松たか子のナレーションではじまります。
どうしても細かい描写を端折らなければならない作品の常套手段。
各々の登場人物の設定などは全て観る側の想像の構築に任せる他ありません。
ちょっと投げやりな?設定を原作ファンは受け入れなければ…
それでもやはり役所広司。この手の弁の立つ侍演じさせたら飛び抜けてます。誰もこの時代の本当の事知らないわけですけど本物を感じさせます。
妻役として松たか子を持って来たのも彼の演技を受け止め切れると思っての起用なんでしょうね。
芳根京子との掛け合いではどうしても芳根京子の拙さを感じてしまいました。(まだ幼い設定なのでしょうから仕方がない?)
悪くない作品だとは思います。数少ない時代劇大作ですし。
ただ司馬遼太郎先生の大作を1本の映画に纏めるのは大変だよなぁ…っと改めて。
せめて前後半の2部に(無理なんだろうけど)
『燃えよ剣』みたいに語り部を設定して端折るのはいい手だと思ったんだけど。
時代劇には厳しい時代です。
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