いちごの唄のレビュー・感想・評価
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主人公に馴染めない。
おしい
なんとも残念な作品でした
家族の気遣い振りからすると、主人公はアスペルガー症候群の方なのかな、と思いましたが、私自身が専門的な知識やそれらを取り巻く環境や現場に接する機会がないので、他人とのコミュニケーションの取り方などが、真に迫ったものなのか、過剰な部分があるのかが分からないというもどかしさがありました。話し相手の心情を理解しようとする姿勢、それでも言いたいことがうまく表現できない様子は、ちょっと気の弱いどこにでもいる一般男性となんら違いはなかったので、どう受け止めたらいいのか悩ましくて、最後まで物語に入っていけないという結果になってしまいました。
主人公の状況についての説明的な描写が中学生時代のエピソード(例えば伸ちゃんと親しくなるキッカケなど)で自然に描かれていたら、もっと感情移入できたのではないでしょうか。
もし、ただの天然系の人だとしたら、その不自然なほど過剰な演技が、役者さんの力量や監督の演出に疑問符をつかせるほどだったので、なんとも割り切れない思いで一杯です。
題材や脇を固める役者さんたちが良かっただけにとても残念です。
みんな幸せになって欲しいな
名も知れずひっそりと、不器用だけど生きている、そんな人にも様々な記憶があって、自分の人生とどこかリンクしているような気持ちでした 石橋静河さんの演技につきます 「夜空はいつでも」も「きみの鳥」も、他の演者以上に存在感がありましたが、本作もただコウタのとりとめのない話に、うなづく、笑うだけであっても伝わるものがありました 児童養護施設や出自の話になると、自分ではどうすることもできない問題ですが、親がつけた名前と施設(または児相)のつけた名前の違いの話は、真実のことなのか、フィクションか気になります 昨年「志乃ちゃん」で新人賞にノミネートされていた蒔田彩珠さん、静かで穏やかな少女役でしたが、もっと活躍して欲しいですね (7月11日 なんばパークスシネマにて鑑賞)
可愛くて心暖まる映画
ちょっと期待しすぎた。
いいシーンはふたつ
主演の古舘佑太郎の演技は好みの分かれるところだ。家族との会話の雰囲気からして、主人公は何らかの心的障害を持っていることがわかる。言語障害も知的障害もなさそうだからアスペルガーだろうか。アスペルガー症候群の人と接したことがないのでどんな振る舞いをするのかよくわからないし、人によって症状の違いもあるだろうから、本作品の演技がよかったのかどうか判断しづらい。
心的障害に加えて、友人をなくしたことのPTSDもあるだろうから、敢えてふたつも重ねなくてもよかったのではないか。主人公をアスペルガーに設定したためにハイテンションが持続する演技になったのだろうが、PTSDを石橋静河演じる相手役のあーちゃんだけに背負わせる演出はいかがなものかと思う。
しかし中盤のボランティア活動では、コウタは複雑でその場での判断を求められる作業を上手くこなしていたから、心的障害は当方の勘違いかと思った。ところが東京に戻ると再び非常識な振る舞いをする。演出とプロットの都合で心的障害を利用しているみたいな感じがした。
本作品の見どころはあーちゃんの告白の場面で、石橋靜河が語る長い台詞がとてもいい。長い間抱え続けてきた心の闇を、涙とともに流したように思えた。このシーンの演技は素晴らしい。それと宮本信子とのカフェのシーン。これであーちゃんは救われたと思った。いいシーンはこのふたつだ。
振り返ればこの映画はあーちゃんの再生物語で、コウタは言わば狂言回しである。そう考えると納得がいくが、今の時代にこういうありふれた作品を作ることの意義には疑問がある。主人公の人物設定がブレるご都合主義には商売のニオイこそすれ、是が非でもこの作品を作りたいというモチベーションは感じられなかった。
石橋静河の上手い演技で観れる映画❗
ひよっこ…
オチですべてがまとまった。
素朴でホンワカ
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