死霊院 世界で最も呪われた事件

劇場公開日:2018年12月8日

死霊院 世界で最も呪われた事件

解説・あらすじ

「死霊館」の脚本家コンビ、チャド・ヘイズ&ケイリー・W・ヘイズが脚本を手がけ、2004年にルーマニアで実際に起きた殺人事件をもとに描いた戦慄ホラー。ルーマニアの修道院で、23歳の修道女アデリーナが3日間監禁された後に死亡する事件が起きた。逮捕されたディミトリ神父は、彼女を拘束して悪魔祓いを行っていたという。ジャーナリストのニコールは、事件の真相を究明するべくルーマニアへ向かう。司祭長はディミトリ神父を非難していたが、アデリーナは確かに悪魔に憑依されていたと証言する者もいた。しかも悪魔祓いが途中で中断されたため、悪魔は完全に消え去っていないという。やがて、ニコールの周囲で不可解な出来事が続発するようになり……。主演は「キングスマン」のソフィー・クックソン。「ヒットマン」「コールド・スキン」のザビエ・ジャンが監督を務めた。

2017年製作/90分/アメリカ・イギリス・ルーマニア合作
原題または英題:The Crucifixion
配給:[MDGP]上映委員会
劇場公開日:2018年12月8日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0悪魔祓い映画史上最強美しい。ザヴィエ・ジャン。ツボ。流石。

2025年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

知的

「エクソシスト」「マニトウ( 知られてはないなあ )」が
世代な事もあるが、悪魔祓い映画は何だかんだ結構観てる気がする。
でも、あんま記憶には無い。「エクソシスト」も、勿論映画から入ったが、
どっちかっちゃあ原作で惚れた。原作はホラー小説ではなく、
精神医学が滞った社会の犠牲者のドラマだった。
リーガンも取り憑かれたが、カラス神父も苦しんでいた。

そして、Sキングの短編が好きだ。そして彼の長編が嫌いだ。
(あ、「ペットセマタリー」だけは全然レベル違う。
 あれは映画も原作も奇跡最凶恐怖!! で、スゴイ泣けた!!
 &、リメイク映画は無かった事になってる)
(ついでに、クライヴ・バーカーも短編は大好き!!)
 な、世代って事になるだけです。はい。

で、だ。
で、日本のホラーが嫌いだ。
予算の関係は避けて通れないのだろうが、
映画として、人間が描けていない、というか
生きてる人間を描いても意味がないと思ってるとしか思えない。
日本には信仰が無い。
信仰は無いが、妖怪お化け伝承は「トイレの花子さん」、
「口裂け女」、「コックリさん」、果ては「都市伝説」やら
「手持ちカメラに何か映り込んで叫んだスタッフが行方不明」やら
「Jホラー」なんかドリフ観てた人は笑えるよね笑。
「日本昔ばなし」的になれば味があるのにね。
ってか、全部が全部、子供向け、或いは映画観ない人向けなのだ!
映画観ない人向けに頑張らないでくれ!みっともないだけだから!
( 結局「生きてるヤツが一番怖い平山夢明」は大好きですがなにか )

キリスト教圏では、悪魔を定義するには
人間の良心としての信仰を見据え直すという作業を
必ず通らなければならないのではないかと思う。
観客が“ 感情移入 ”しているか否かに関わらず
既にドラマが先に成り立っている。
宗教者と背教者(環境によって描かれ方は違うが)の双方とも、
人間としての尊厳を取り戻す、という事を「神の名のもとに」と、
直接的に言葉に出し、病の原因、経過、結果をハッキリ解りやすく描くと
“ 悪魔祓い ”は、一人の人の心の中の、疑い、絶望、心の病、に
打ち勝ったドラマとして“ 参加 ”しやすいし、“ 理解 ”しやすい。

それは
「子供には解らないドラマ」という前提として伝わりやすいし、
“ サメ映画 ”と同じくらい観客には被害が及ばないし、
まだまだ新しいパターンを開拓出来そうな
まだまだ伸び代のあるジャンルだと思う。

で、やっと本編。
まずは非常に絵が美しい事を最初に感じたい。
でもってお姉ちゃんカワイイ(←大事よ)し
キャラが少なく非常に解りやすい。
もともと“ 悪魔祓い映画 ”の結末は
スポーツの結果と同じ数しか無い。
だから尚更、“ 腕と経験 ”の見せ場と相成るのだと思う。
あの、生還した瞬間の信じられない程の美しいスローは
マイベストスローの五指に入る。
ねじ込んで来たタイミングも素晴らしい!
もう、フレンチホラーなんて誰も知らないかも!
でも良作観たいし!

取り憑かれた系、改めて、最近レベル上がってると思った。
デヴィッド・ゴードン・グリーンなんかも全く両脚突っ込んでるしね。

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equinox

3.5イヤフォン注意!

2023年9月18日
Androidアプリから投稿

気になる邦題はさておき、サヴィエ・ジャン監督のエクソシストホラーとのことで期待して鑑賞した。夜中ということもありイヤフォンを付けていたのだが、いざやってきた恐怖シーンで怖いとかよりも音のデカさに飛び上がってしまった。音をMAXにしていたこちらにも非があるが、本家大元?の「死霊館」ユニバースはこんな耳をつんざく轟音ではなかったはずである。そのシーン後にスマホが「耳に支障をきたす音量を超えました」とメッセージを残してくれた位だった。
音で驚かす系のホラーなんていくらでもあるが、これで飛び上がったのならば製作陣の思惑通りの反応なのだろうか。
そんな恐怖演出をやり過ぎな印象もあるが、ベテラン監督という事もあり、作品にはなんとも言えぬ上質さが漂っている。80分ちょっとの本編で掘り下げる所は掘り下げ、流す所は流す分かり易い展開で最後まで飽きずに鑑賞することが出来た。
実際の事件を基に描いた物語だが、実話の部分というのが、「過度な悪魔祓いで人を死なせた」という形で神父が殺人罪に問われたというものである。確かに精神的な疾患で人格が変わった人に対し、エクソシストらはどう判断するのか。本作でも悪魔が憑いているか否かの判断には段階が必要という説明があったが、何だか今までエクソシストをホラー映画のエンターテイメント要素としか認識していなかった気がする。エクソシストという「職業」と認識させられる様な映画だった。

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Mina

2.5実際の事件を元にした悪魔の存在の証明

2022年11月11日
PCから投稿

実際の事件を元にしたアメリカ・イギリス・ルーマニアの合作オカルトホラー。
修道女の死が悪魔によるものなのか精神疾患によるものなのかを取材するジャーナリストが不可解な現象に巻き込まれる。
ジャーナリスト役に『キングスマン』のソフィー・クックソン。

悪魔の目的や存在理由の描写がほとんどないため、悪魔が単に驚かせるだけの存在になってしまっている。
同じテーマは『エミリー・ローズ』『死霊館3』という良作であるので、それと比較すると浅い印象。
ただ、悪魔祓いシーンはやっぱり緊迫感があって見入ってしまう。

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エス

2.5キリスト教に信心がないと共感出来ないか

2020年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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よし