「贋作画家、メーヘレンの物語」ナチスの愛したフェルメール yuyuさんの映画レビュー(感想・評価)
贋作画家、メーヘレンの物語
地味で、単調ではある。
邦題には”ナチスの愛した”とあるがナチスはほとんど出てこない。出てくるのは最後の20分ほど。
贋作画家、メーヘレンの物語。
自分のミューズであるというヨーランカへの想いと、絵を酷評した彼女の夫への復讐心。
個性がないと言われた彼の絵。
親ナチでもなく、ナチスへの反抗でもなく、ただただ絵を酷評されてその復讐のために贋作を製作しはじめたというのが、何というか、人間らしくて良い。
売ったら破いてやろうと思っていても、実際にそれが本物として高く評価されているのを目の当たりにしたら出来ないのは分かる気がする。
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