「楽園とは」楽園(2019) JOEさんさんの映画レビュー(感想・評価)
楽園とは
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小学生誘拐事件をキッカケに平穏な“楽園”が一変にして失意に包まれる。
人々は心に大きな傷と蟠りを抱えて生きてくには辛く耐えられず、1人の青年を犯人に仕立てる。
その結果、心の中に平穏を取り戻そうとする。
実は平穏な日々は取り戻せているのに、心にある釘を抜こうと“無駄な生き方”をしてしまい、負の連鎖に。
このようなストーリーと、人々の様相を描いていく。
物語の終盤、最後に紡が“私は心に抱えながらで良い、抱えながら生きていく!”と強い意志を示す。
スクリーンを見ているものに訴えかける強く健気なとても心地良い演技で、発せられた言葉が心に刻まれた。
人の嫌な部分が常に、表面に出てて、終始モヤモヤしているが。
先述の紡の言葉と、虹郎くん演じる少年の“俺、かあさんから出てきた時を覚えてる、あーなんて広いんだ、あーなんて自由なんだ”この言葉がつよく残った。
サスペンス要素も適切にあり、良作、私好みです。
俳優陣を申し分無し。
ただ、やっぱりタケシが犯人だったのは、もやもやが残る…
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