「緻密」楽園(2019) maruさんの映画レビュー(感想・評価)
緻密
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オープニングとラストカットの違いや、そぎ落とされた台詞としぐさで完璧にできている人物描写、すべてがおそろしく緻密で、一部の隙も見当たらない映画。表立った楽園というテーマもその裏テーマも、希望と絶望のバランスもすべてが絶妙。
「人間の資料」として、永久保存版。心理学やら人間学やら、とにかく人間を学ぶ教材にしてもいいくらい。おそろしく緻密。この物語で監督の描きたいものはすべて完璧に表現されている気がする。
硬派…シリアス…リアリティ…哲学的…どんな映画かと聞かれると答えづらい、人間的な映画。
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