アルファ 帰還(かえ)りし者たちのレビュー・感想・評価
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観る前は主人公女の子かと思ってたよ
たまに遭遇する、つまらないわけではないが特に見所もない空虚な作品ってのがあるけど、本作は正にそれだ。 物語の本質が人とオオカミの友情にあるとしても、やっぱりサバイバルとか主人公の成長をもっとちゃんと見たかったよね。 過酷なサバイバル、ハラハラする冒険、その中にある友情ってのが理想なんだ。 90分台という尺の短さを考えても相当切って詰めたんだろうなと容易に想像がつく。 それに映像は中々気合いが入っているのでそれを頑張ったんだろうことも。 しかしそのせいで全くワクワクしたりドキドキしたりしないんだよな。似たようなサバイバルものの「レヴェナント甦えりし者」くらいギリギリ感が欲しかった。 オープニングの狩りシーンから時が遡る演出も何か効果をもたらしたとは思えないし、全体的に演出力が不足していたように思う。 とりあえず最初に書いたけどつまらないわけではないので動物が活躍する作品が好きな方は観ても良いかもね。 動物愛護団体からは虐待しているとして叩かれているけどさ。 あと、本作は架空言語ですので登場人物の誰も「アルファ」とは呼んでいないことは書いておきたい。私たち現代人でもわかるように翻訳されたものが「アルファ」です。 なので、ある意味過剰にちゃんとしているといえる。
犬と人間の絆、その起源の物語。はじまりは少年を喰おうと襲ってきたオ...
犬と人間の絆、その起源の物語。はじまりは少年を喰おうと襲ってきたオオカミの群れのうちの一匹だったんだが....かなりドラマチックに仕立てられていて、リアルではないのだけれど、シークエンスが良く最後まで話がサクサクすすむ。 助けたり助けられたりの関係で、お互いがお互いを決して見捨てない。その一点だけなんだが結構よかった。
タイトルからすでにネタバレ
嫌いじゃない。むしろ好きな部類の映画だ。だから以下に上げる点は悪口にしか見えなくても愛情の深さだと思って欲しい。志の高さはよく分かる。御伽話としては秀逸なプロットで、とても関心をそそる内容だ。 ただし、詰めの甘さというか、残念なことが多い。 そのひとつにタイトルの付け方がある。 映画では、ラストにタイトルロールが表示され、この映画のカラクリが一瞬で理解できる構造になっている。きれいにオチる。でもタイトルに使っているから、どうしたってネタバレを避けられない。 アルファとは、つまりものごとの始まり。人間とイヌが共生関係を結ぶきっかけを表す。そして『帰還りしものたち』という副題までわざわざくっつけている。 少年がたどる数奇な冒険を、一言でバラしてしまっている。「結局、助かるのね」誰もがそう思うに違いない。 次にあげられるのがビジュアルのショボさだ。いまどきアニメーション作品でも、驚くほどレベルの高い絵面を打ち出せる。冒頭のバッファローの群れに敢然と挑みかかる原人のシークエンスが、隅々まで残念なポイントだらけで見ていられない。 生き物がリアルに見えないし、横一例に匍匐前進する原人なんて、たとえ実在したのだとしてもすぐには信じられない。つまりツカミを失敗している。ここに最大限の力を発揮出来ていれば、一気に最後まで見終えるリズムを生んだはずなのに。原人の見た目も、もう少しそれらしくメイクや衣装を工夫して欲しかった。30年前くらいの、つい最近の昔にしか見えない。旧石器時代なのに、全然そう見えないのだ。これは致命的だろう。ナショナルジオグラフィックのリアリティドラマの方がましに見える。 イヌの名前がアルファなのも、日本語字幕としての意訳で、実際のセリフにアルファなんて単語は入っていない。製作者サイドは隠しておきたかった情報なのだろう。だからタイトルにアルファって付けているのがでかいエラーなのだ。 ただしこの映画を見る動機は、イヌの起源を描いていることそのものにある。少年と獣の組み合わせのドラマは『ライフ・オブ・パイ』『ヒックとドラゴン』など秀逸な作品が多い。そこに期待してしまうと、どうしても幻滅が大きい。 以上のような残念なポイントに目をつぶれば、とても面白い映画だと思う。逆にそこが気にならない人にこそ、この映画を見て欲しい。志の高さを買って、見る人がイマジネーションを膨らませるべき映画だ。昔の映画は全部そうだったのだ。 2019.12.31
2万年前から人類が犬と暮らすきっかけを描いた?
ホモサピエンスが約10〜20万年前に誕生
ラスコーの壁画が2万年前クロマニヨン人
後期旧石器時代が5万年前〜1万年前
最終氷期は7万年前に始まって1万年前に終了
狼(犬)の家畜化が2万年から4万年前の間に起こったとの研究発表も
2万年前以上の 骨で作った針 が見つかっているので 毛皮の服も ありかもしれない
以上、見終わってからネットで得た情報
2万年の欧州、言語を持ち集団狩猟
アルファは狼
石器を作り火を持ち住居を建て集団生活
毛皮の着物
首長の息子が主役
いきなり崖下に落ちてはぐれる
サバイバルものか
グレートビーストを年一で狩らねば
やはり冬は大敵か
祖先の作った目印
締めたことも無く狩りにでるなんて
ボスの在り方
増水して助かった
片足首脱臼を戻し添え木で歩き出す
あの高さで登って戻ってきたの⁉
自分の墓場みて現状把握
狼の群れが!
ミミズ食う
返り討ちにした狼、キュウキュウいうてるから助けてあげる
ハイエナも
蛆療法
うさぎは俺のだ!
雪が降る前に帰らないと
ついてくる
狩りで立場逆転
火が消えたら寄り添って起こしてくれる
川で風呂、寒いんじゃ?
魚も取る
いきなり雪冬
夜に狼1匹きた、アルファと仲良し
家族のもとへ帰った
氷湖に落ちた!アルファが引き上げてくれた
凍死した人間一人
吐血⁉
雪嵐
横穴にはサーベルタイガー?
アルファ瀕死、治った!?
吹雪オーロラ
アルファが先に倒れた
抱いて運ぶ
パトラッシュ状態
ついに戻った!
呪術医がアルファから子を取り上げた!
5匹も!
シルエットには犬達も
でおしまい
狼が可愛い
見て思ったのがそれ食べても大丈夫?って心配になるものばかり食べてましたね。(ヒル?ミミズ?、ウジ虫、生肉)自分的には好きな映画でしたけどもしパートナーが狼じゃなくて可愛くない生き物だったらと考えるとすごい評価下がるのでこの映画は狼の可愛さでなりたっているのかな~と思ってしまいました。最後の出産シーンとかいらなかったかな
氷河期アドベンチャー
氷河期、狩猟に出た一族の首長の息子が崖から転落する。 一行はあきらめて帰るが、怪我をしながらも生きていた。 失意の息子は、同じように怪我をして仲間から見捨てられた狼と出会う。 こうして息子は狼と共に帰還を図る。 ロケは大変だったろう。
氷河期の意味が?
普通に観れましたが、感動も何もなかったなあ。
まず、2万年前のヨーロッパが舞台なのですが、最初に?となったのが、皆、フード付きコートのようなものを着ているのですね、「その時代にあったの?」とまず思いました。
時代考証に関しては、調べていないので何ともですが、現代風な服装だなと。
父と子の話で、簡単に言えば、死んだと思い置き去りにされた息子が苦難を越えて家に帰る話。
死んだと思った息子に対して父親の号泣っぷり。
親の愛情を感じるシーンなのですが、2万年前の氷河期の話ですよ?
考古学知らないので何とも言えないのですが、当時、家族愛的な関係が確立されていたのか?言語があったのか?他の動物と一緒で外敵から身を守る群れとして人間が集まっていたかも知れませんが、血縁を意識する価値観があったのか?
単純に観ていて違和感があり、如何にも現代人が、真似事している感が拭えませんでしたね。景色が雄大なシーンもあれば、もろセット撮影と分かるシーンもあり、拍子抜け。
似たような映画でレオナルド・ディカプリオの「レヴェナント」の方が余程凄かった!
後、アルファも可愛い犬で、野性味が感じられない(笑)
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