「少女性」ブルー・マインド ノさんの映画レビュー(感想・評価)
少女性
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かなり好き。
少女性って言うんですかね。思春期のあの感じ。性的に進んでる子は仲間内で1目置かれるし、それがカッコよくて大したことない男とヤッちゃうみたいな。そういう話をクラスで大声でするのが所謂マウントで……みたいな
分かってくれない親に反抗はするけどもその実両親のことは愛していたり、仲がいい女友達への好きの感情が恋愛とごっちゃになったりとか。こういうのをひっくるめて少女性って言ってもいいんじゃないでしょうか
ラストシーンの母親への電話は、両親の心を極力傷つけまいとするミアの優しさにグッときました。
真実を伝えず、今までの感謝や、別れの言葉も言わない。言えなかった。
ミアの両親を毒親だとは思いません。親子でお互いに愛し合っていた関係だったと思います。
あとジアンナは目の演技が凄く良かった。ミアとジアンナが見つめ合うシーンは度々出てきますが、その度にジアンナの表情で「あ、ちょっと恋愛感情あるな」って言うのが分かるんですよね
ミアは最初から最後までジアンナのことを見つめていたし、性に奔放な2人だからこそそういう内に秘めたお互いへの気持ちが美しく見えて良かったです。
いつかもっと大人になってから見直して、ハマらなくなっていたらその時は私の中の少女性が完全に失われたという事なのでしょう。
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