「ムンバイの同時多発テロ」ジェノサイド・ホテル うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
ムンバイの同時多発テロ
あった事は覚えていても、何故起こったか?は知らないままだった。
インド周辺国とイスラム教を信仰する陸続きの国々について知らない事が多い。
この作品はムンバイのテロを題材にしており、ムジャヒーン(イスラム戦士)がこんなヤク中だったのかと不気味さを感じる。
ホテルに泊まっている人たちに罪は無いが、もうひとつ賢さがなく脱出か隠れるか?の判断もしかねる連中ばかりが出てくる。
ネットの発達から情報も錯綜し、隠れている人間も混乱し仲間割れを繰り返す。
襲撃した兵士二人も洗脳されたような集中力の無い兵士でトイレに入って時間が掛かったり、携帯で外と連絡を取り合っているとか見るとリアルでもこんなものなのか?と思ってしまう。
ラストに子どもを抱え脱出した男の独白にはその通りと思う。
『信仰の為に子どもが死んでいくなら、信仰が死んだ方がマシだ』と。
何のための信仰か?とは思うが、本当は神ではなく紙(紙幣)を信仰した欲の深い罪人たちの問題が、争いを起こしているだけだろう。
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