「ダラダラと腑抜けたしょーもないスカ」バッド・スパイ よねさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0ダラダラと腑抜けたしょーもないスカ

2018年8月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

スーパーのレジ係のオードリーは彼氏のドリューにフラれてボコ凹みのところをルームメイトのモーガンに慰められる。翌日ドリューは店を訪ねてきた男にドリューはCIAで働いていて行方不明になっていると告げられ動揺するが、部屋に帰るとそこにはドリューが。そこに謎の男達が乱入してきてドリューはいきなり撃たれてしまう。ドリューはオードリーに彼が大事にしていたトロフィーを託し、それを持ってウィーンのカフェに行って彼の仲間にそれを手渡して欲しいと告げられ、モーガンとともにウィーンに渡るが・・・。
軽快なコメディなら正直80分くらいでまとめればいいものをきっちり2時間あるのでダレ場だらけ。オフビート感を狙ったギャグ演出もダダスベりで全然弾けていないのは残念。リメイク版『ゴーストバスターズ』で怪演したケイト・マッキノンの見せ場が無駄に多いのですが、演出がなってないのでただ冗長なだけ。主演のミラ・クニスもコメディエンヌとして結構力量あるはずなのに全然生かせていない。そもそもタイトルを『007 私を愛したスパイ』に寄せているのにスパイ映画へのオマージュがサッパリないのも悲しい。数年前に観たメリッサ・マッカーシーの『SPY スパイ』の足元にも及ばない駄作。ちゃんと仕事して下さい。

よね