記憶にございません!のレビュー・感想・評価
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オーソドックスだが、悪くはない
三谷幸喜の監督9作目の政界を舞台にしたコメディです。「記憶にございません」と言い逃れをする史上最低の総理大臣と言われた男が、投石によって記憶を失って国民のための政治家になろうとするストーリーです。前作の「ギャラクシー街道」は空回りしていて全く笑えませんでしたが、本作は政界を舞台にしながら、社会問題などの攻めたテーマや政治風刺には触れず、権力闘争を中心にしてオーソドックスなコメディとしてまとめられていて、三谷幸喜にしては平凡で意外性は感じられませんが、コメディ映画としてそれなりに満足できます。
観て損は無いし、笑えるが…
公開2日目に早速観て来ました。
シネマズデイで1200円だったし、爆笑までは行かないまでも、楽しく観終わる映画だと思います。
三谷作品が好きな人なら、まぁ必見と言える出来かと。それ程でも無い方なら、1800円は出す価値無いかも知れません。
中井貴一さんは、相変わらずの名演。
小池栄子さんも素晴らしい。
総理はいつ記憶が戻っていたのか?を推理する
のが、この映画鑑賞後の味わい方の1つだと思います。
ちなみに、この映画宣伝の為にテレビで
『素敵な金縛り』令和バージョンが放映されました。録画を観ましたが、とても良かったです。
三谷作品の中で1番好きな作品なので、嬉しい企画でした。
黒いな
政治批判する映画かと思ってたが、反対に政治家を賛美するかのようなストーリーにびっくり。
でもこれは逆に現在の政治家への結構な嫌みだなと思う。
悪政を敷く権力者に石に当たって記憶を無くせってことだろう。もしくは皆さん総理に石を投げようって。
サイコー♪
すごく面白かったです!
配役設定が秀逸だと思いました。
アメリカ大統領の通訳に実際の元総理のお孫さんの宮澤エマちゃんというのも面白いスパイスになってるし、ニュースキャスターもまた実際の有働由美子さんなんだけど、ぜひZEROにもあのキャラでとつい想像しちゃいました(笑)
ROLLYもまた、誰?って思える役。
スナイパーのパチンコ攻撃は笑えた!
いろんな所に面白い味付けを利かせてるだけじゃなく、最終的には人って優しいものなんだという最高の料理をいただいた感じです。
何の邪念なく安心して観られる作品でした。
記憶?人格?回復?
予告がうまく出来過ぎていた…
予告の流れを想定すると肩透かしをくう
しかもこの映画、政治劇じゃない(^_^;)
ポリティカルフィクションではない…
政治上の問題解決が安易すぎる…でもそこはもうどうでもいいかな
全体的には楽しめました
三谷幸喜作品には好感度を感じる
彼の全作品を観たわけじゃないけどある種の清潔感があると思う
変にもやもやさせる寄り道がないのは、作者の計算高さだと思うし、ダレ場もない
キャラクターの個性と展開の軽快さを優先して、リアリティは脇に置く
そのやり方と、キャラクターのセリフから読み取れる説明が理路整然とさせる
だからこの作品においては観客それぞれの解釈だとかそういうのはない。真実は一つか二つ!
三谷幸喜は脚本執筆において、役者さんを当て書きするらしいですね
勿論、作品毎の"キャラクター"も加味して当て書きしているのは分かるけど、やはりそれが実にうまくてミスキャストがない
ただ設定のためのキャラクターというのが明確すぎて、役割分担が決まっていてそこにご都合主義を感じる人もいるかも…とは思う
この映画に出てるキャラクターはみんな
「いい人」なのです
記憶喪失になる前には悪評高く支持率も得られなかった総理大臣も、記憶を失ったらいい人だし、そのブレーンもいい人達(不倫していたあの人も、総理のキャラ変後はそれに合わせて途端にいい人)
政治ゴロもの人も、新官房長官の人も"結局は"いい人
奥さんも、対立野党の女性党首も米大統領ももう全員いい人
官房長官だけが唯一の悪役だけど、そのやっつけ方は雑…
そういうとこに尺を割かないんだね
三谷幸喜作品の特徴の一つとして、観てるこちら側が「ああこのシーンで笑ってほしいんだなあ」ってのが如実に伝わってくるんだけど、劇場で笑ってる客が誰もいない(上映回によるかもしれませんが今回も誰も笑ってませんでした)という現象が起きます
でもそれがすべってるわけじゃなくて不快なわけでもなくて、結果的に作品の雰囲気を埋めているんですね(刺客の武器がパチンコ玉って…あのシーン、私的には生暖かくも目を逸らしたい)
クライマックスは国会中継での妻への愛の告白
そして囲み記者の間を縫っての妻との抱擁
これでドラマ展開としてはオチがついたけど、結局は「人は変われる」をやりたかったんですね、満腹です( ^ω^ )
まぁまぁ面白かった
コメディーとして面白かった。
ただ少し疑問だったのが、このダメ総理は、記憶をなくす前は、国民の前だけ悪態ついてたのか?フライパンで殴られたあたりから記憶が戻ったのかもだけど、その後もずっと良い人。
自分でもやり直したかったからとは言ってたけど、それでは悪態ついてたのが演技なのか?
人間の本質って簡単に変わらないと思うから、気の弱い人が強がるために悪態ついてたのかな?
俺が三谷幸喜だ!これが三谷演芸だ!
「三谷幸喜風」だと感じる邦画は少なくないけれど。もう、宗家の意地を見せられた気分。「安易に三谷の名を出すな。これが三谷作品だ」と主張している、4年振りの三谷演芸、最高に楽しかった!
舞台演劇であり、上方漫才であり、古き良き時代の活劇であり。ヒット&アウェーでチョットだけ出て来てクスリとさせるキャラの、誰も彼もが良いし。乗りの良い台詞回しでサクサク進む物語。何もかもが笑いのネタだけど、落とし先は人情浪花節!
政界への皮肉はソコソコに留め、お花畑感はあるけれど、とにかく面白かった。小池栄子と斉藤由貴のキャラクターが最高でした。
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2020/5/12 追記
長くなるので、個人的な認識を先に書きます。
【コンサバ過ぎる厚労省 vs. 指導力をアピールしたい政権】と言う構図やないでしょうか。「焦らないでね」って思います。
この一件、青山繁晴さんが「厚労省の天下り先ではないから認可を渋っている」と暴露されてた件ですね。私ならドサクサまぎれに認可した上で天下りし、ガッポガポ儲けた金を懐に入れます。もしくは、家族に会社を作らせて、そこにキックバックしてもらうとかね。天下り先の一件は、証拠がないなら言うべきでは無いし、証拠があるのなら告発して欲しいです。
動画内容は腑に落ちるところもありますが、アビガンに対する認識には同意しかねるところもあります。
まず富士フィルム自身による、アビガン投与に対する見解は以下です。
「本剤は、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分な新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、本剤を当該インフルエンザウイルスへの対策に使用すると国が判断した場合にのみ、患者への投与が検討される医薬品である。本剤の使用に際しては、国が示す当該インフルエンザウイルスへの対策の情報を含め、最新の情報を随時参照し、適切な患者に対して使用すること。
新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症に対する本剤の投与経験はない。添付文書中の副作用、臨床成績等の情報については、承認用法及び用量より低用量で実施した国内臨床試験に加え海外での臨床成績に基づき記載している。」
要するに、「国が使っても良いと言ったら使って。でもまだ検討中なの。臨床試験も充分とは言えません」
まず、副作用の無い薬品は無く、「効果」と「副作用(危険性)」は常に天秤。非常時においては「効果優先」。危険を冒しても、より多くの人命を救う選択をする。でですよ。COVID-19の死者数を見た時、日本は客観的指標である「死者数」からは非常事態とは言えません。欧米との比較においても、非常事態ではありません。つまり、危険を冒さなければならない状況には無いと言えます。
アビガンはすでに発売されていますが、治験用としての域を超えません。アビガンはCOVID-19の初期に有効性を発揮するものと考えられますが、副作用は胎児の催奇性のみならず、男性の精子異常もあります。1%以下の発生率では、他にも多くの症状が発生することが判っています。厚労省が認可に踏み切れない最大の理由は、治験データの決定的な不足です。軽症者に、「リスクが明らか、かつ治験が終わっていないアビガン」を投与するのは尚早です。アビガンの危険性については「アビガン 危険性」で検索し、KEGGの説明を見て頂ければ判ります。この内容は、製品のアビガンにも実際に添付されています。
と、ビビリの俺は思ってます。
一方のレムデシベルは「重症化した患者さん」を助けるためのもの。亡くなられるのを黙って見過ごすより、リスクがあっても使うと言う選択は有だと思います。よって、人工呼吸器を使っても改善の傾向が見られない場合に限る等、Usageを厳格に守る条件での使用が望ましいと思います。
日本は「背に腹変えられない状況」ではありません。厚労省は周囲の声(官邸含む)に惑わされずに判断をして頂きたいところですが。官邸主導で5月中には各国からの治験結果をとりまとめ、認可の運びにするのでしょうね。治験結果の公開も希望します。でもね...催奇性なんて、どうやれば仮説を棄却できるのか。短期間の治験で。
やっぱり怖いかもw
重症にも効くなら話は変わります。
レムデシベルだって結構怖い。同じ怖さなら、Made in Japanを取ります!
それと。
「ウィルスとの共存」って言えるのは、多分ですね、一般的には、「集団免疫が獲得できている状態」が前提だと思うんです。集団で免疫を持つ人の割合が「集団免疫閾値」に達すると、感染症は拡大しない、と言う考え方。この集団免疫地閾値(p)は「基本再生産数=R」と以下の関係にあります。
p=1-1/R
無茶苦茶簡単な関係。政府専門者会議は新型コロナをR=2.5と想定しているとの事。この場合、閾値pは60%。この数字、怖いですよ。日本の人口は1.23億人。その60%は7,385万人。感染して免疫が"出来れば"と仮定しますが、その7,385万人が免疫を持つまでには、103万人が感染症で亡くなります。
スウェーデンが、積極的な集団免疫獲得戦略だったんですよね。死者数がトンデモない事になり焦ってます。共存は難しいです。
結論、安全なワクチンの開発が、唯一安全で、おそらく一番「コストの掛かる」対策です。それでも、ウィルスの無力化が目指すべきところです!
爆発さえなければ、完璧な治療薬が無くてもCOVID-19くらいなら凌げるんじゃないかと、医療素人の俺が言ってますw
面白かったよ!
石に当たって記憶をなくした総理の
起死回生のコメディーだ!
昔みた、ディブって作品オーバーラップしたなあ。
奥さんは、シガニーウィバーだったね。
最悪から最高へ
終わり方が
どうなるかがポイントですね。
なかなか楽しかった!
こんな総理 、記憶にございません!
予告編の映像を見て、鑑賞をしようと決めました。
見終わっての感想は、もっと長くてもいいのでは!
と思いました。
2時間なんてあっという間に過ぎていた⌛️
中井貴一、佐藤浩市、ディーンフジオカ等、錚々たるメンバーが織りなす政治コメディ!
番宣のポップそのままの内容だった!
最低最悪の総理大臣が、最善最高の総理を目指す!
映画の中だけでなく、現実の総理大臣がそうなったら
いいのに…
笑って泣ける三谷劇場の復活⁉️
三谷幸喜といえば…使う俳優さんが偏りがちで、最近『どうなのかな❓』と正直不安視していました。
でも、今回は、個人的に大好きな俳優陣が大集結。
そして、最近とても注目している小池栄子さんが、とてもいい味を出している、ステキな女性✨✨✨
監督が10年前から構想していた作品が、今の世の中にぴったりとはまっているところが、なかなか面白い。
若ければ、いくらでも立ち止まってやり直すってできるのに、いい大人はなかなか頑固で一度外すと軌道修正が難しい。そんな大人たちの背中を押してくれたように思えた。もう一度、夫に大好きだよって言われたら…夫婦も軌道修正できるのかなぁって…
最後まで、海外風女性キャスターが誰なのかわかりませんでした、化粧って怖い🤣🤣🤣
ほっこりする
2019/09/14、TOHOシネマズで鑑賞。
安定の三谷作品。
内閣のよくありそうなネタをベースに喜劇化されている。日本の政治を知らなくても楽しめる。
記憶喪失後に改心して正しい政治を目指すのが、うまく行きすぎて面白い。
逆にいつもとの記憶が戻るのかが気になってた。
なんでガラケー?
誰でも、「なんでガラケー?」って思いますよね。
あれだけしつこくガラケーばっかだと、
「なんでガラケー?」って、
思わせようとしてますよね。
ワザトですよね。
「なんでガラケー?」って、
疑問に思わせるのが目的なんでしょうね。
「記憶にございません」というネタも、
「ガラケー」という小道具も、
あからさまに「過去のもの」ですよね。
つまり、「今の話じゃありませんよ」ということです。
今の話じゃダメなんです。
「新聞記者」という現政権を批判する映画がありましたが、
テレビでは黙殺されましたよね。
「今の話じゃありませんよ」ということは、
早い話が、
「現政権を批判しているわけじゃありません」
ということです。
「現政権を批判しているわけじゃありません」
という「言い訳」をしないと、
黙殺される国になってしまいました。
「なんでガラケー?」っていうのが、
この映画の最大のメッセージだったりするのかもですね。
(追記 映画として面白かったですよ。テレビで宣伝して沢山の方が観て笑って、少しでも考える機会が増えればと思います。星、増やしました。)
予告編が良すぎて
ネタバレ含みます。
十分普通に面白い映画だったが、
物足りない不思議な感覚。
予告編が面白過ぎて
映画の全ての時間をかけても
全体的に超えられなかった感じ。
(予告編見て三谷監督映画だから、最後
まで驚きの展開が無かったのが驚き)
要はハードルを上げすぎた。
奥様とのエピソードは良かった
ラストのあれは石田ゆり子だから、あまり
嫌悪感を感じさせず、許されるんだろうな。
最後までなかなか心を開かなかかったのが
良かった。。
総理の「好みのタイプなんで!」連発は笑った。素直すぎる!
楽しい!!☆
内容は、正直 設定に若干の無理ありかな・・と言う感じ。
でも、それを上回る楽しめる映画でした。
これでもかというほどの豪華役者さんが次々に出てきます。
それだけでも楽しいし、中井貴一はホント こういう役どころが上手い。
内容は、ちょっぴり風刺もきかせながら 笑えるシーンが多くて
三谷幸喜らしく楽しめます。
結局、勧善懲悪というか悪い人は出てこないような結末ですが、
コメディと割り切れば十分です。
小池栄子は、どの作品に出ていても(主役ではなく)存在感があり良いです。
面白かった。
楽しい時間をもらえました。
映画で見るほどではない。 脚本最悪。 みどころは大御所役者の小技演技。
tvのプロモーション見て、面白そうだなあ。と思い初日に見たけど、、、、薄っぺらい。
が正直なところだった。
大御所のキャスティングにそれぞれに濃いキャラ付けをしたのはいいけど、終始それに逃げている。。。。
首相、首相秘書、首相家族、官房長官、spなどなど、、、、それぞれの心の葛藤を、描きたいかのような様子は見れるが、掘り下げが全く足りず、どれにも感情移入が出来ない。結果ストーリーの駒にしかならないが、ストーリー自体が薄くてハッとする展開もなく、役者をカットインをするための脚本として不自然なシーンが多く、客が金を払って見に来ていることを小馬鹿にされているよう。。。。。。tvドラマレベルである。。。。
結果みどころは、役者さんの小技を効かせた演技に集中することになる。
中井さん、草刈さん、やはりすごいなあ。。小池さんいい!演出の荒さと他大御所のキャスティングのギャップを見事に消化。バランス冴え渡る!
斉藤さん、吉田さん、やっぱり上手い。。
宮澤、rollyさん、、、出ていたんだ。。。最後に知る。。
の感想で終了でした。。。。
三谷映画の支持率回復を目指す、手堅いコメディ
"史上最低の前作"から一転、多くの"国民"がコレを待っていた。三谷監督の支持率回復を目指す、"史上最低の支持率の総理大臣"を描くコメディ。
金銭授受疑惑、女性蔑視、セクハラ、私的人脈優遇、暴言・・・等々、まったく国民人気がない黒田啓介総理(中井貴一)。しかも影の実力者である鶴丸官房長官(草刈正雄)の傀儡(かいらい)政権でもある。
そんな黒田総理は、ある日、市民の投石が頭にあたり、記憶喪失になってしまう。そして側近、閣僚、家族を巻き込んでいく。
三谷監督の得意なシチュエーションコメディなので、安心して見られる反面、舞台演劇的な脚本は、映像的な技法はほとんどなく、あえて"映画"である必要もない。特に本作は、"お笑い"としてはラジオドラマでも再現可能だろう。
それほど洗練されたプロットという意味だ。おそらく本人も分かっているのだろう。三谷映画は銀幕スターを物量投入するという手法で、強引に"映画"にしてしまう。もし無名俳優だけで作ったら…と想像すれば、理解できるだろう。
せっかく政治がテーマなのに、ブラックジョークは弱く、その矛先は鈍っている。良質の"お笑い"は、時代の強者と戦うべきだ。もっとできるはずなのに、と考えると残念。
三谷映画の信頼回復のため、キャスティングも手堅い。
中井貴一と佐藤浩市という常連組を真ん中に、「ギャラクシー街道」(2015)以降にブレイクしたディーン・フジオカ、吉田羊、田中圭などを採用。さらに石田ゆり子、草刈正雄、小池栄子、木村佳乃、斉藤由貴など、TVで公私にコミカルな一面を見せる人気俳優を並べている…このあたりも三谷監督の得意とするところ。
もちろん三谷監督以外、こんなことは誰にもできないこと。けれど三谷作品としては標準的で想定内だ。とりあえずは前作をなかったことにする、仕切り直しにはなっている。次作はまた冒険的な挑戦を再開してほしい。
単純に笑えるという意味では、良質なエンターテイメント興行作品。まちがいなくヒットする。
(2019/9/13/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ)
これだけつまらない映画は記憶にございません
レビューが良くて初日に鑑賞。
ここのレビュー評価良すぎて不安になる。
テンポ悪い、このご時世でこのタイトルだけど、政治的な風刺の要素が全くなく楽観的すぎる。
テレビでみれば充分。宣伝にみなさん惑わされないで。
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