記憶にございません!のレビュー・感想・評価
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お約束の超豪華キャスト。意外と深い政治家コメディ!!
【賛否両論チェック】
賛:嫌われ者の首相が記憶喪失で善人になってしまうドタバタ劇の連続に、思わず笑ってしまう。そんな中でもふと垣間見える熱い人間ドラマに、観ていて心が温かくなる。
否:展開はかなり無理がある感が否めず、現実味はない。
他人の気持ちを省みてこなかった嫌われ者の総理大臣が、投げられた石が原因で記憶喪失になってしまい、3人の秘書達がそれを隠すために悪戦苦闘するというとっても斬新なコメディに、観ていて思わず笑ってしまいます。
そして形はどうあれ、初めて優しい心を持った主人公が、家族や周りの人々、そして国民のために動き出そうとする姿は、コミカルな中にもどこか胸を打つものがあるから不思議です。個人的には、木村佳乃さん演じるアメリカ大統領の演説がすごくステキでした。
また三谷幸喜さんの作品といえば、毎回お約束の超豪華キャスト。本作でも田中圭さんに始まり、ちょっとしたシーンで
「えっ、ここでこの人!?」
というような豪華な方々が出演されているので、その辺りも必見です。
クスッと笑ってグッとも来る、そんな作品といえそうです。
「記憶にございません」と暴言を吐く総理が、石に当たり、本当に記憶に...
政治の風刺より、キャラクター
平日朝の10時半、お客さんもまばらで2時間の長時間コメディ。最後まで、あちこちで笑い声が上がっていました。
政治家、国会への風刺も好きでしたけど、やはり多様なキャラクター達が笑いを誘っていました。特に女性陣。それぞれ楽しんで演じているように見えました。
面白いんだけどね。
チ、チ、チ、チ、チチチ🍒 Cherry Bomb 💣
あくまでフィクションですから。
ほんとうにおもしろい?
三谷幸喜の映画やドラマ、舞台を観るたびに思うことは、三谷幸喜はほんとうにおもしろいのか、ということである。これはいつもつきまとう問題である。
支持率最低の首相が、記憶喪失になり、「いい人」になって政治に取り組もうとする。秘書チームが彼に感化されみんなで政治を変えようと奔走する。
政治を風刺することになっているのだろうか。
シチュエーション・コメディは、やはりシチュエーションがおもしろくなければ意味がない。その点、本作はどうだったのだろうか。
「THE 有頂天ホテル」や「ザ・マジックアワー」には遠く及ばない。
シチュエーションがおもしろければ、人物の描き込みはそうはいらない。いろいろ起こる事象に対応させればいい。
本作の人物はみんな浅い。
さてここで最初の問題である。三谷幸喜はほんとうにおもしろいのだろうか。
俺にはね
ほっこりする
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