記憶にございません!のレビュー・感想・評価
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舞台コントを観ている感じ
実は三谷監督作品は初観賞。何となくこれまで敬遠してきたが、中井貴一の総理が悪態をつくシーンを予告編で観て、面白そうかなと思ったところ。
見終わった後の感想としては、いわゆるシチュエーションコメディで、クスクス笑えるけれど、どうも舞台コントを観ている感じ。映画的な広がりに欠けるのは、ロケシーンが少ないためか。(ゴルフシーンぐらい)
活劇としての面白みが感じられないのは、ないものねだりか…
テーマとしては、第二次世界大戦後のアメリカのデモクラシー映画のように、おおらかに政治への期待を表明している。シニカルさを求めるのも、ないものねだりか…
最高でした!!!
ぼーっと楽しむ職人芸コメディ。
中井貴一が態度悪い総理大臣だった、ってのは全然はまってません。記憶喪失になってうろたえて、「えーー」とか「むりーーー」とかゆってるほうが、ハマってます。
中井貴一にヒールは似合わない。困り顔のいいひとがよいです。
多分、記憶が戻ったのは、自宅のキッチンで料理人にどつかれた時なんでしょうね。あのフライパンばこーん!でオチは読め、予想の範囲に収まって、面白かったです。
2019年の夏は私にとって37回目だったのですが、一番やる気が起きない夏で、出かける気が全くしなかったので、6月~9月に本来なら観たかった映画を殆ど見逃しました。その上9月上旬に左足首の靭帯損傷(歩いていてこけただけ…)。ギプスと松葉杖では更に出かける気力も失せ、「記憶にございません!」を見に行く気になった時には10月になっておりました。
これがそんなに人気なかったら、10月には一日1回上映で、朝だけとかおっそいレイトショーだけとかになっているところ、ありがたいことに18:30上映が残っていた(仕事帰りに行きやすいので18:30~19時台の上映を好みます)。うれしいな、楽しいな。そんな気持ちがありまして、点も甘くなっております。
見た後に何かが残るとか、映像やお話が画期的であるとか、そうゆうのではありません。三谷幸喜が三谷幸喜らしい笑えるコメディーを作った。それだけです。でも久しぶりの映画だったので、丁度良かったです。
田中圭が冒頭だけだったらもったいないなーと思っていたら、汗だくのSPとして再登場して大活躍で面白かった。
佐藤浩市のキャディー扮装最高。
中井貴一の息子役、誰やっけ?染谷将太にも見えるし、古川雄輝にも見えるが、どちらとも違うしでも似てるし、だれやっけー?ともやもやしていたが、エンドロールで濱田龍臣だとわかってすっきり。でもあんなにおっきくなってたんだねー光陰矢の如し…
エンドロールに天海祐希の名が見えたけど、どこ?どこにいた?わからんかった!
目じりのつけまがばさばさ過ぎて人相分からんTVキャスターは有働由美子さんでした。
楽しめる内容
総理大臣である黒田首相、石が当たったことがきっかけで記憶をなくすということから始まる。設定や世論の反応に若干の違和感はありつつも楽しく観れる内容。
何がきっかけになるかは分からない。様々な情勢などが重なる中で常に正義感を貫くことだけが正しいとは限らない。でもきっかけが結果的に良い方向転換の機会を与えてくれることもある。記憶がなくなったからこそ、これまでの形にこだわらないという舵を切れたのかもしれない。
恐ろしい男
これまでの三谷幸喜作品の中で、政治を題材にした作品は今作が初めてなのではないでしょうか。政治を喜劇として扱ったらどんな形になるのか…!(しかも三谷幸喜によって!) ずっとワクワクしながら公開を待ちわびておりました。
やはり、期待を裏切らない安定の三谷幸喜劇場。観客を笑わせる手腕は衰えておりません。
ただ、本作にはこれまでの作品とは明らかに違うところがあります。今回鑑賞して、喜劇がもつ底知れぬ魅力と力を思い知らされました。
それは、風刺や政治批判の要素も垣間見えるが、同時に政治への期待をも込められているという事です。一体、この作品は今の政治に対してどんなスタンスをとっているのか。批判をしているのか、それとも応援しているのか、断定ができないのです…! この作品をどう捉えるかは観客に委ねられているとしか思えません。
政治を題材にしておきながら、どちらにも捉えることができる。そして何よりも観客を楽しませることは忘れない。改めてこの三谷幸喜という男を恐ろしいと感じました。
三谷幸喜監督はこの作品を安倍総理にみせたらしいです。彼は首相に対してどんな思いを抱いていたのでしょうか…
「三谷映画の真骨頂」
三谷幸喜ならでは安心して見られるコメディ
三谷幸喜の映画というかんじ。
ところどころくすっとくる
スクリーンで観る演劇
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