ラストレターのレビュー・感想・評価
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広瀬すず賛歌
まず最初に言っておきますが、私は広瀬すずのフアンです。だから圧倒的にすずちゃんよりの
レビューになります。
さて皆様いわゆる聖地巡礼。映画のロケ地に行った事はありますか?正直無駄な行為です。いや勝手に来られても受け入れ体制もないです。
迷惑千万だ!
そんな暇があったら映画館に行け!一言で言うと・・・
馬鹿だ❗️
もうオチが分かった人は多分いると思いますが・・・
それは私だーー❗️
例えば「君の名は」エンディングの石段は
四谷の須賀神社だ。私は5回行ったぞ。行く度に外国人が増えている。
YOUは何しに須賀神社へ?
愚問の極致だよ❗️
瀧くん(神木くんが声優やってる!)のバイト先のレストランも行った。新宿御苑、大木戸門のすぐ前だ。いい感じの店だ。噂では今日瀧くん来ていますか?と聞くと「今日は休みなんですよ」て答えてくれるとの事だったが・・・
恥ずかしくて聞けなかった!
ヘタレか❗️
いやね、流石に馬鹿でも聞けなかった。その頃はここの会員じゃなかったし・・・
申し訳ない!
で、もっと行ったのが「海街diary」の舞台の鎌倉だ。この映画を簡単に説明する。鎌倉に住む三姉妹が異母姉妹のすず(なんと広瀬すずが演じている。)を家に迎え入れ四姉妹になった日常を淡々と描いている映画だ。
大きなドラマはない。でも好き。それでたまらず、聖地巡礼ですよ。江ノ電で極楽寺へGO!
あの美人四姉妹はどこに?
いねえよ❗️
でも楽しかった!何回も行った!鎌倉の街は山あり、海あり、古刹あり、切り通しあり、古民家カフェあり、猫カフェまであるぞ!
素晴らしい!
それで広瀬すずちゃんの大ファンになった。カルタ、チアダンス、バイオリン、アニメ制作、前のめりで頑張れ!頑張れ!
日本一応援している女優だ!
さていつものように長いまくらが終わりました。申し訳ございません。この先はネタバレが、含まれているかもしれません。映画未見の方は読まない方が良いですよ。
まず私が力説したいのはロケーションだ。映画のロケーションは大事だ。凄く。
例えば大林宣彦の映画だ。年月が経ち一番記憶に残ってるのは尾道の風景だ。そうじゃないですか?
この映画は仙台市と白石市で撮影されている。
。冒頭の滑津大滝(白石市) 何故か懐かしい。私のこころの風景になった!
今度、火野正平さんにお手紙を書いて行ってきて貰おう。いや、まじで!
縁側のある古い家屋。日本人の原風景。庭先で花火。西瓜。いいねえ〜
また音響効果が素敵だ。
ヒグラシの鳴き声。実はこれだけで多くの情報量がある。季節は夏の終わり。時間は夕刻近く。場所は自然豊かなところ。
ヒグラシは夏の名残を 追って鳴く
淡い青春への 想いを込めて
ヒグラシの鳴き声にある登場人物の心理がシンクロする。自然音と言うより効果音。
上手い。思わず唸った。時計の音の使い方もいい。ドキドキした。
画面構成の美しさ。夏の終わり。里山に優しく降る雨。古いバス停で白いワンピースをまとい見送る美少女が二人。
フェルメールの絵に匹敵する。
一幅(いっぷく)の絵画は千の言葉を語る。筆舌に尽くしがたい。
キャスティングも素晴らしい。適材適所。それぞれの場所で輝いてこの美しい物語を紡ぎあげた。
この撮影の時は広瀬すずは19歳、森七菜は16歳だ。少女と言っても良い。「時をかける少女」の原田知世のように、この二人はスクリーンの中で永遠の命を得た。
そして私たちの心にも、美しい風景と共に深く刻まれた。
刹那が永遠に変わる魔法、それが映画だ。
とてもとても美しい映画
ドローン多用のカット。自分には刺さらなかった。
自分には刺さらなかった。
ストーリーとは少し別のところ。
ドローンを利用した"上から俯瞰するカット"の多用。
これが自分はダメだった。
自分の嗜好も影響している。
自分の場合、"地上から美しい山なり空なりを見上げる"のが好きな人間であり、
上から見下ろす視点が"ノイズ"に映ってしまったのだ。
杜の都・仙台を描くツールとしてのドローン使用ですが。
自分には"ノイズ"で、
ストーリーに入り込む前に邪魔になってしまったようです。
だって、人は地上を歩く生き物だから。
悲しい出来事があったとしても、
それを受け入れて前を向いて歩く。
その視点は普通の人の"目の高さ"で
あってほしかった。
そう思います。
まぁ、私個人はダメでした。…ということで。
君にまだずっと恋してる!
会いたい人も死んだと思えば…
かわいさに打ち抜かれた
「かわいい」映画でした。
岩井俊二さんらしいリリカルでロマンチックで、どこかノスタルジーに溢れた作品。
ある意味『LOVE LETTER』のアンサーみたいな内容ではあるのだが、そんなことは横に置いておいて、とにかくかわいい。
かわいいポイントを列挙!
1.ボルゾイがかわいい
2.庵野秀明がかわいい
3.広瀬すずがかわいい
4.森七菜がかわいい
5.松たかこがかわいい
6.背景にあるイラストが鶴田謙二でかわいい
奥行きのある名作
言葉が大切に扱われる映画である。話された言葉、紙に書かれた言葉。日本語の言葉、英語の言葉。言葉選びはとても大事で、例えばこの作品では「重い」という言葉が上手に使われるシーンがある。「あなたの親切は却って迷惑です」と言うと身も蓋もないが「あなたの親切は私には少し重いのです」と言えば、親切は有り難いがこちらにとっては負担でもあることを伝えられる。「迷惑」と「重い」とでは言葉の攻撃力が異なるのだ。
言葉を大切にする登場人物の中で、言葉に頓着しない代表として庵野秀明演じる漫画家を登場させることで、言葉の選び方を対比させたのではないかと思う。それと仲多賀井高校という名前。これは実在なのか洒落なのか、それともふざけているのか解らないままだが、高校の名称としては印象的であることは確かだ。宮城県には多賀神社や多賀城市があるから何か関係があるのかもしれない。二頭のボルゾイの名前はボルとゾイに聞こえた。言葉を大切にするとともに言葉遊びをしているところに余裕があり、観客の気持ちをニュートラルにしてくれる。自然体で観ていられるのだ。
広瀬川をはじめとする仙台の美しい風景が物語の背景となる。時期としてはおそらく七夕まつりが終わった頃だろう。祭りの後の微妙に気だるい気分と夏真っ盛りのうるさいほどの自然とがぶつかる狭間をストーリーが静かに進んでいく。ショパンの有名な練習曲が流れ続けているような、観ていてとても心地のいい作品である。穏やかな水の流れに漂うように映画の時間が過ぎていく。
広瀬すずが進化したと感じた作品でもある。一人二役の美咲と鮎美とで僅かに表情や声のトーンを変えていて、幸せな少女時代を過ごした美咲とそうではなかった鮎美との違いを浮き上がらせる。この困難な演技を広瀬すずは楽々とこなしているように見えた。大変な集中力だ。
手紙を中心に、優しい言葉、真実の言葉が縦横無尽に行き交う。ひとつひとつのシーンがとても大事に丁寧に作られているのが解る。飾らず、誇張もせず、嘘もつかず、ただ朴訥に正直に発せられた言葉が記憶を呼び覚まし、その時の感情も呼び起こす。涙が自然に溢れ、遺影がぼやける。少女たちとおじさんのシーンだ。年を経た乙坂鏡史郎が慟哭を心の中にしまい込んで、ただ静かに泣いているシーンには心を敲たれた。福山雅治は役者である。
どんなに酷い男だろうと思っていた阿藤が豊悦で少しホッとした。意外なことにこの男さえも真実を語る。一体何があったのか。
もう一度観てみたい気もするし、一度きりの鑑賞を大切にしたい気もする。色々な仕掛けがあるように思ったが、それらを明らかにしても映画の深みが増すわけでもない。予備知識なしで鑑賞するべき作品だ。ハラハラと泣けて、時々クスッとできる。悲惨な部分はすべて観客の想像に任せ、作品として可愛らしくまとめた印象だが、見せるところと見せないところの二重構造になっている。奥行きのある名作である。
日本映画史上、最高のビジュアル強者
ひたすらに絵面が美しい。
陽光が煌めく自然の中で広瀬すずと森七菜のキャミソールワンピ…こんなにも美しく尊い映像があるのかと。
カメラ性能とか撮影技術はもちろんだけど、圧倒的に役者自身が美しい。
広瀬すずこんなに演技の上手い人だったっけ。ちょっと前まではルックス偏重の芸能人枠だったけど今はもう一流俳優だと思う。
森七菜はPopteenモデルみたいな立ち振る舞い。役者としてはまだ若い。松たか子の若い頃役(顔の骨格的に無理あるだろとかは考えないようにしよう)なので、松たか子が森七菜に合わせて少し変な面白い子を演じようとしているのが面白い。
福山雅治も凄く格好いい。本来の溢れでる色気や魅力を隠しつつ、「優しくていい人だけど男としては見れないかも」と言われるタイプの優男を巧く演じている。
ちなみに福山の実年齢は1969年生まれの50歳⁈なんだそりゃ。あり得るのかこんなこと。
福山の役とは対照的に、ガタイが良く危険で得体の知れない感じがする悪そうな男、でも色気をプンプン醸し出してくる豊川悦司。そりゃ若い女なら当然こっちを選ぶよね。そういう生き物だから。はぁ…すごい配役だ。
それから独特の深い雰囲気をもった女性の役者、誰だろう?とわからなかったけどスタッフロールを見てようやく気づいた中山美穂。うわっ!えっ⁉︎すごいな…って。
映像に惚れ惚れして、脚本も演出もよかったし、ラストシーンもあぁ…本当にそうだったねってなる。高校生のときには考えても見なかったけど、大人になってから振り返るとそうだったんだなって。
だからこそ、最後の『ラストレター』としてこれからを生きる娘にあのメッセージを送りたかったんだなと。
嫉妬に翻弄される2人
男の幻想
森七菜ちゃんの透明感がすごい!
映像、台詞、音楽、全てが岩井節全開
あとで気づいたけど木内みどりさんの遺作か。 田舎できくセミの鳴き声...
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