スパイダーマン ファー・フロム・ホームのレビュー・感想・評価
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最初から最後までニックの手の平の上。
【アベンジャーズ エンドゲーム】後の世界をあえて印象付ける、普通のよくある高校生の日常。トム・ホランドとゼンデイヤの甘酸っぱい恋、おじさんもキュンとしてしまいましたw【グレイテストショーマン】の演技とはまた違う、ゼンデイヤのツンデレな可愛らしさが◎。
当たり前ではないヒーローの葛藤から、ピーターの成長する様はさすがトム・ホランド。基本スペックが高いので、反省からの改善、飲み込みも驚く程早くて正確なのは圧巻。
そして散りばめられた数多の『フェイク』に、騙されまくりの2時間。『視覚』という5感の1つを思う存分楽しむ、映画という娯楽を逆手に取った伏線は凄い。
縦横無尽にスクリーンを飛び回る、この爽快感はスパイダーマンならでは。その『フェイク』に騙される時の驚きと怖さ、何も信じられなくなる畳み掛ける映像、ジェットコースター的感覚が楽しい。
メイおばさんの言うシックス・センス(第6感)、人生においても、この『ムズムズ』大事w
突如現れるミステリオ(ベック)に、違和感と、何とも言えない安心感をしっかり表現するジェイク・ギレンホール。ちゃんと演技を観たのは本作が初だったが、【ブロークバックマウンテン】での助演男優賞の演技を垣間見れた。凄い。
タイミング合わず、ずっと保留にしていたが、ようやくフェーズ3のラストを飾る本作鑑賞。ここまでのスケールが大き過ぎたからか、ヴィランに何とも言えない物足りなさも。それでも安定のMARVEL流石。
MERVELお約束の次作へ伏線を残すエンドロール、最後までしっかりとお忘れなく。
単体でも楽しめるようになってる
好きな青春映画暫定1位
まさかのツンデレに夢中になる2019年、夏
サノス軍とアベンジャーズによる最終決戦から8カ月。
「指パッチン」の生存者と帰還者との間に5年の歳月の差が生じたまま、ミッドタウン高校はヨーロッパ研修旅行を迎え、スパイダーマンことピーターパーカーは想いを寄せるMJへの告白を決意していた。
しかしヴェネツィアに突如現れた水で出来た巨大な怪物と宙を舞い魔法のようなパワーで怪物に応戦する謎の男、ミステリオことクエンティンベック、さらにS.H.I.E.L.Dの元長官のニックフューリーによりピーターは再び戦いの中に巻き込まれてしまう。
最高の夏休みを謳歌しようとしていたピーターが新たな敵や仲間、そして亡き師トニースタークの後継者としての責務に苛まれる姿を描いたスパイダーマンシリーズ第2作目、MCUシリーズ第23作目にしてフェイズ3最後の作品、そして『アイアンマン』より過去23作品紡がれてきた物語、「インフィニティサーガ」の締めくくりにあたる作品。
まず全世界のオタクの涙腺を決壊させた前作『アベンジャーズ/エンドゲーム』からたった2カ月ほどのスパンで公開された本作に学生の研修旅行というニヤニヤイベントを持ってくるふり幅の広さに驚いた笑。
『アベンジャーズ/インフィニティウォー』から2年超、期待と同時に漂っていた作品内における絶望感を前作で払拭し、今作で新たな物語の最初にそういった楽しい舞台を持ってくるという大胆な発想は様々な監督陣により描かれるMCUならではの強みだと感じた。
シリーズ前作からそこまでそんな雰囲気は感じなかったが、すでにピーターはMJに夢中のようで、研修旅行の中でいかに彼女の近くにいれるかばかりを考えていて、つまり全編通して死ぬほどむずがゆい(誉め言葉)展開が続くが、そんなことどうでもいいレベルに今作のMJが魅力的だ。
HCでのラストで実はMJであったことが発覚した為、前作はあまりヒロインらしい演出が無く終始ジト目で皮肉ばかり吐くシニカルでクールなキャラだったのに対して、今作は冒頭からピーターに興味津々なことが見え見えで、オペラ鑑賞でピーターが隣の席にと誘ってくれたことを喜んだり、真夜中のデートのお誘いに嬉しそうに応じたりとベースのキャラはそのままかもしれないが、表情豊かなで魅力的な年ごろの女の子を見事に演じ、『グレイテストショーマン』まで気づかなかったゼンデイヤの美貌も相まって、気付いたら彼女に夢中になっている自分がいた笑。
2017年のHCのツンから2019年の今作のデレの2年越しのツンデレにこんなにヤラれるとは思っていなかった笑。
そして今作のヴィランにはクエンティンベックことミステリオ。
自身は別次元の「アース833」からやってきて、この次元の「アース616」の世界に現れるであろうエレメンタルズという4体の怪物を倒すためにやってきたと告げ、S.H.I.E.L.Dを味方につけたり、トニーの面影をピーターに感じさせたりと本当に別次元のスーパーヒーローのような姿を見せつけたのもつかの間、トニーの遺品である人工知能「E.D.I.T.H.」を手にした途端、悪の本性を見せ始める。
演じるのは名優ジェイクギレンホール。
あまりこの手のエンタメ作品に出演しない演技派だが、自らの能力をコケにしたトニースタークへの復讐といわんばかりに怒りに震え、巧妙な罠を仕掛けていくまさに魔術師のような役柄が驚くほど似合う。
予告編に始まり鑑賞中盤に差し掛かるまで、実は本当に善人なのではないかと信じたくなるほどの人格者を演じたのちのバーでの大盛り上がりで、裏切られた気分半分、とうとう本性出したと同じくらい盛り上がる気持ち半分とどちらの側においても楽しませてくれた笑。
本作がMCUフェイズ3最後の作品ということでラストに至るまで気になるシーンが大いに描かれていた。
まずサノスの襲来を経験した世界において、マルチバースの可能性を示唆したことはすごい手腕だと感じた。
何もかもがありうる世界と人類は理解したため(特にアベンジャーズの面々は)、複数の次元が存在しうることをすんなり受け入れていた。
この考えはのちのMCUに大きく影響するだろうし、公開間際に噂に挙がっていた歴代スパイディキャスト総出演で3大スパイダーマンの競演も拝めるかもしれない笑(絶対無理)
また終始スクラル人タロスたちの化けた姿だったニックフューリーを描いたラスト。
最初は単純にバカンスに行ってました的な小ネタエンドかと思っていたが、フューリーがいる場所はよく見れば宇宙空間のようにも見える為、今後の物語の舞台が地球を飛び出した話になる可能性もある示唆しており、物語をいくらでも膨らませることができそうな演出にも思えた。
そして覚醒を見せ始めたピーターのスパイダーセンスの片鱗。
無印やアメスパでも言及はされてこず、単純に勘が働くだけの能力と描かれていたと思うが、終盤の渡り廊下のような研ぎ澄まされた描写を観てしまうとめちゃくちゃかっこいいと感じ、もっと上があるのではないかとワクワクした。
ピーター自体10代の少年ということもあり、今後の成長も期待できる発展途上な存在といった表現もされていて、その点も熱かった。
ラストの衝撃的な展開も含め、早くもフェイズ4が気になるところ。
そしてラストのサプライズで叫び声を挙げそうになった人は多いはず笑。
早速のマルチバースか!?笑
最後に今作で一番好きな点がHC時にあれだけピーターをうっとうしく思っていたハッピーがピーターからの電話一本でニューヨークからオランダに駆けつけてくれるシーンが大好きだ笑。
今作でさらに顕著になったが、トニーはもちろん、ハッピーとも、さらに言えばニックフューリーとも親子関係のように見えるピーターの息子力は一体何なんだろう笑。
2019年06月29日(土)1回目@MOVIXさいたま Dolby Cinema
2019年07月20日(土)2回目@MOVIXさいたま Dolby Cinema
アベンジャーズの続編として完璧な一作
アベンジャーズのエンドゲーム後の話で、指パッチンで消えていた人と残っていた人が共存する世界を描いており、シリーズを補完する作品になっている。
他にも、神格化し過ぎたアイアンマンを「アイアンマンって、いつも正しい選択をしてた訳じゃない。寧ろ、酷いヤツだった。」と、事実を示した上で、スパイダーマンが自立するキッカケにしている。
なんだ、コレ?スゴイな!!
シリーズを観てきた観客の気持ちをちゃんと押さえてつつのストーリーに、感服しました!
あと、ミステリオ役にマイク・ギレンホールという絶妙なキャスティングも素晴らしい!!貫禄や優しさもあり、でも、『8ミニッツ』のときのような、ミステリアスさもあり、で。最高でした!!
ナイトモンキー
どうも、僕です。前作のホームカミングを たまたまTVで見て めっちゃ面白かったので、続編のこの作品を見たわけです。序盤の青春映画風がいい感じ でそこから だんだんサスペンスと アクションが加速して いく展開で、面白いですね。サム・ライミの3作は、シリアスタッチですが、こちらは、コミカルタッチで、ハッピーな気分になります。CGなど 特殊効果の演出はハイレベルで、さすがですね。スパイダーマンの動きが早くて 必死で見ないと 追いつきませんよ。最後のシーンで、スパイダーマンが ピーターパーカーと 全米中に ばれましたが そこで終わるので、次作がありそうですね。どういう展開になるんでしょうか? 劇場で見たいです。 ではでは また!
深く考えず楽しみましょう!
まぼろし~
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