スパイダーマン ファー・フロム・ホームのレビュー・感想・評価
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欧州都市でも輝くスパイダーマン
エンドゲーム後の物語として、さっぱり風味だがかえってそれが良かったかも知れない。コミカルな日常描写が、ヒーローたちが取り戻したものが人々にとってかけがえのないものだったという想いを強くさせてくれた。
舞台がヨーロッパの都市と聞いて、NYのような高層ビル群なしでカッコいいスパイダーマンのアクションがどれだけ見られるか心配だったが、杞憂だった。大いなる力には大いなる責任が伴うのテーマをエンドゲーム後のピーターの成長物語にピタリと収めていたし、敵のあり方は非常に現代的というか、現実的な脅威を感じさせてくれた。
ヒーローものである反面、スパイダーマンは等身大のティーンのドラマであることも忘れずに描かれていたのもよかった。エンドゲームの物語は壮大すぎたが、等身大の周りの人々を助けるんだという、ヒーローの原点がこの映画にはあった。トム・ホランドのティーン芝居は相変わらず良い。年をとってもこの味を失わないでほしい。
【”次のスタークへ、君を託す。”恋の成就かヒーローとしての成長かに悩むトム・ホランドスパイダーマンシリーズ、コミカル要素強めの第二弾。まさかあのスターが演じたキャラがねえ、ビックリである!】
■アイアンマン、トニー・スタークからヒーローとしての責任を託されたスパイダーマン=ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、街の平和を守ることに努めていた。
待ちに待った夏休みになり、恋心を抱くMJ(ゼンデイヤ)と親友ブラッドや友人たちとともにヨーロッパ旅行に出かけたピーターは、フューリーから新たな脅威と戦うことを迫られる。
だが、彼を待ち構えていたのは、ヴェネチア、ベルリン、ロンドンに現れた怪物たち。そこに現れた正義のヒーロー”ミステリオ”(ジェイク・ギレンホール)は、次々に怪物を倒していく。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・いつものように、この映画のフライヤーが手元にあるのだが、ナント三種類もあるのである。中々ないよね、三種類のフライヤーを出す映画って。MCUの気合が伝わって来るようである。
・その一枚の見開きのムッチャ、力が入ったフライヤーには、じゃじゃーんとスパイダーマン=ピーター・パーカー(トム・ホランド)と正義のヒーロー”ミステリオ”(ジェイク・ギレンホール)と、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が、キリッとした顔で決めポーズを取っているのである。
当然、”ミステリオ”が新たなるヒーローかと思ったが、アララ・・。
■トム・ホランドスパイダーマンシリーズの魅力は、まだ少年の面影を残すスパイダーマンの成長物語だと思っているが、今先では前作に引き続き恋の要素も強めに描かれている。マア、ゼンデイヤは魅力的だよねえ、少年にとっては。
・今作では、正義のヒーロー”ミステリオ”が実は、且つてトニー・スタークに解雇された科学者であって、ホログラムを活用し、何でも信じちゃうトム・ホランドスパイダーマンを翻弄する所がミソなんだけど、ニック・フューリーもナカナカお茶目で、彼もトム・ホランドスパイダーマンを可愛がりつつ、試している所が面白いんだよね。
<VFXを、これでもか!という位、多用したお金のかかったスパイダーマン独特のアクションシーンは勿論良いのだが、ヤッパリトム・ホランドスパイダーマンシリーズの魅力は、素直で、恋もする若い少年の成長物語って所じゃないかなあ、と思った第二弾である。じゃーね。>
タイトルなし
誰かが言ってたけど、 メインディッシュ(エンドゲーム)の後のスイー...
親愛なる青春ヒーロー
スパイダーマンの最大の特徴は、彼が高校生だということだ。思い出して欲しい。史跡巡りより友達と遊びたかった修学旅行を。思い出して欲しい。宿題よりデートが優先された夏休みを。
ピーターが生きているのはそういう世界だ。
ピーターを見ていると、なんだか親戚の男の子みたいで微笑ましい。「若いな~、青春だな~」とおばさん目線で可愛がりたい。メイおばさんみたいにホットじゃないが。
今作「ファー・フロム・ホーム」はタイトル通り、ホームグラウンドであるN.Y.から遠く離れた異国の地で、「良き隣人」から「世界のヒーロー」に成長するのかどうなのか、という話である。
そこへ高校生らしい悩みがプラスされ、将来の選択へと影響していく。
ある意味、アベンジャーズの面々が通ってきた道でもある。
「ホーム・カミング」では、ヒーローたちの激突場面に居合わせ、テンション高くはしゃいでいたあのピーターがねぇ。「そうか、ピーターにもそんな時期が来たのか」とつい思ってしまい、感慨深い。
そういう意味でも、ピーター=スパイダーマンはまだ子供だ。成熟した大人には、スパイダーマンの英雄譚は少し物足りないのかもしれない。
でも、子供だからこその悩みに、かつて子供だった大人たちも思い当たることはあるはず。
子供だからこその恋愛に、かつて子供だった大人たちだってヤキモキするはず。
そして、子供だと思っていたヤツに我々大人の面影を感じて頼もしく見えたりするはずだ。
今ドキっ子のピーターが、今ドキっ子らしく恋愛して、成長して、それを見守っていけるのがおばちゃん嬉しいよ。
地上で見守れない人の分まで、ちゃんと見守っていくよ。
そんな気持ちにさせられた青春ヒーロー映画でした。
主役がころころ変わりすぎてこれはいつの何のスパイダーマンなのかまじ...
主役がころころ変わりすぎてこれはいつの何のスパイダーマンなのかまじで謎
ジェイクまで出したら豪華すぎてこの先大丈夫か予算は?と思ったらなるほどね
そりゃ使い続けていくには無理がある
普通にいつものスパイダーマンとして観れた
アベンジャーズは終わらない、トニーが託したもの!
『アベンジャーズ エンドゲーム』の衝撃からまだ抜けきれない中、正式な続編として大抜擢されたのはスパイダーマンです。完全にこの映画自体が、エンドゲームのネタバレになってしまっていますが、観終わった率直な感想は、楽しい!の一言!ちょっと最近のMCU作品は重めな暗めなストーリ展開が多かったのですが、軽いノリの本作が不安感も覚えず純粋に楽しめました。登場人物が全員個性的で愛らしいキャラなのも魅力的です!何度笑ったことか。
ヒーローとしてエンドゲームのショックを引きずっている、スパイダーマンことピーター・パーカー。しかし彼はまだ未成年で楽しい学生生活を送っている最中なのです。遊びたい、恋したい盛り。そんな中で、トニーから託されたアベンジャーズとしてヒーローとしての自覚は彼に重くのしかかり、すぐに持つことはできないのです。本作ではスパイダーマンが、ヒーローとしていやアイアンマンの後継者として覚醒する姿を見た気がしました。
今回の悪は何なのかも全く分からないまま鑑賞しましたが、かなり予想外な悪役であります。今までのヒーロー映画とは違った展開であること間違いなしです。いったいスパイダーマンは、何と戦っているんだろうと途中で混乱してくる始末です。なかなか画期的で面白い展開ではありましたが、結構無理があったのは否めないですね。無理やりアイアンマンとスパイダーマンをひきつないだ感覚を受けてしまいました。
ただ、そんな無理やりな展開に反して、スパイダーマンの成長を感じるのが本当に面白いです。優しくそしてヒーローとして自信が無い彼が、どうやって絶対的なヒーローとして強くなっていくかが本作の見どころ。最後の戦いでは、スパイダーマン強すぎじゃない!?っと思えること間違いなし。この強さアイアンマンも超えるんじゃ!?っと思えるほどです。
プラスして、恋に奥手なピーター・パーカーの人間としての成長も見ることができます。ちょっとした、アメリカならではの心温まるコミカルな青春恋愛映画も一緒に観ているようで、恋の行方もかなり面白く和みます。
全体的に見て、アベンジャーズを継いだ後の作品としては、もちろん1人のヒーローをテーマに描いているので、展開も迫力もかなり落ちてしまうのですが、スパイダーマンだったからこそ、マーベルファンのアベンジャーズショックから立ちなおさせてくれたと思えるのです。久しぶりのコミカルなノリこそが、我々が望んでいたのかもしれません!スッキリ、ショックから解放してもらえました。
映画自体は今後の展開のつなぎ的な役割になってしまいましたが、MCUの次回作以降を期待させてくれる作品でもあり、いい映画だったと思います。エンドロール後にも、笑わせてくれるシーンもあります。
MCU作品としては星4 スパイダーマンとしては星2
何故、フェーズ3?
エンドゲームの後日譚として、素晴らしい出来上がり!前作同様、ピーターの成長が感じられるストーリーだったし、スパイダーマンがより好きになるエピソードでもあった。気になっていた、"指パッチン"後の世界もしっかり描けていたし、大満足。エンドゲームからという、ハードルが高い中ここまで出来るなんて、流石だなぁ。
やはり、トム・ホランドスパイダーマンは、他のMCU作品と違ってスピード感があって、アトラクション的なワクワクが楽しめる。エンドロール後のおまけ映像なんか特にそう。シンプルだけど演出が上手い。それが故に、映画館で見れなかったことに後悔が残る。何度言ってんだって話だけど笑
本作は、前作以上にストーリー展開が面白く、衝撃的。こりゃ、騙される。引き込みも盛り上げも、すごく秀逸。アイアンマンとピーターの絡みも良かったけど、ハッピーとの相性は抜群。MJは前作から遥かに美しくなっているし、魅力も増し増し。これまたお似合いの2人です。そういった、ストーリー以外の部分も面白い。
しかしながら、そんな盛り上がりを見せてくれた後半のスタートから、ちょっと面白みは薄れる。前作もそうなんだけど、なんかオチが軽くて好きになれないんだよなぁ。雑って言うわけじゃないんだけど、なんだか綺麗じゃない。ポップな笑いはもちろんいいんだけど、ラストは決めて欲しいな。個人的にだけど笑
この映画を見ると、エンドゲームのアベンジャーズ達が気になって仕方ない。。。とは言いましたが、実はもう「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ロキ」全部見てしまいました。
なんで、このサイトはワンダヴィジョンはあるのに、それ以外は無いんだ!!
中途半端なんだよ!!
どれも、最高に面白かったよ!!
ドラマの力のかけ方も異常なMCUでした。(あれ、なんの話?)
懐かしい悩めるヒーロー像
待ってました!これがスパイダーマンだよ!そう心の中で何回も叫んでしまった。2002年にサムライミ監督作品としてスタートしたスパイダーマンシリーズは欠かさず鑑賞している。人間性を浮き彫りにしたヒーロー像が好きだからである。本作は原点回帰した感があり、らしいスパイダーマンを堪能できた。
本作の舞台は、アベンジャーズ/エンドゲーム以降のアメリカ。高校生活を送っていたスパイダーマン・ピーターパーカー(トム・ホランド)達は、夏休みにヨーロッパ旅行に行くことになる。ピーターは、旅行中に長年想ってきたMJ(ゼンデイヤ)との接近を計画していた。しかし、旅先で新たなる強敵が出現し、スパイダーマンとして戦うことになる。そこには、予想外の展開が待ち受けていた・・・。
本作は、ピーター達のヨーロッパ旅行に絞って、ストーリーが展開されていく。登場するヒーローはスパイダーマン中心なので、ヒーロー勢揃いが多い最近品にくらべ、シンプルで分かり易い。その分、ピーターの心情を丁寧に描写し、青春期にあるピータ-のヒーローとして、そして青年としての人間ドラマに仕上げている。
また、スパイダーマンと強敵との戦いの中に、MJとの恋愛模様も巧みに織り交ぜている。不器用な二人の想いがすれ違いを繰り返しながら、徐々に接近していくプロセスは、青春ラブストーリーのようであり、殺伐になりがちな作品に彩りを添えている。
最先端CG技術を駆使した強敵達との戦いは、迫力十分であり、何より、スパイダーマンらしい蜘蛛の糸を巧みに使った空中戦は独特のスピード感があり爽快。ただし、彼の戦いは常に接戦であり、満身創痍で戦う姿が生々しく人間性を感じる。更に、今回は、虚々実々の心理戦があるが、そこで苦闘しながらも必死で戦う彼の姿にヒーローとしての覚悟を感じた。
本作は、ピーターのヒーローとして、そして、青年としての人間性を浮き彫りにした人間ドラマである。
TV局のヤラセ報道の警鐘
ミステリオの正体は映像作家で令和風に言えばYou Tubeのような要は映像クリエイターのクエンティン・ベック。Wikipediaの情報が正しければ元スターク・インダストリーズ勤務の会社員(しかも超優秀)。スパイ組織S.H.I.E.L.D.(シールド)にして簡単に騙すほどの超優秀だが所詮は人間業。蜘蛛に刺され遺伝子変異で人間離れしてるスパイダーマンがなぜ騙されるのか。ちなみにコンピュータなんてのはハッキングされてしまえばお手上げで例えば海外ドラマ『エージェント・オブ・シールド』で活躍するハッカーのスカイがいればスターク・インダストリーズが仮に国防総省やホワイトハウス並のセキュリティであってもハッキング出来るのでスカイにハッキングさせてミステリオの攻撃を止めてしまえば事は簡単に済む。
鑑賞動機:惰性5割、ハッピーとメイおばさん5割
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