「トニーがどれだけ偉大か分かる映画」スパイダーマン ファー・フロム・ホーム 白雪さんの映画レビュー(感想・評価)
トニーがどれだけ偉大か分かる映画
MCUのスパイダーマンはかなりキュートでキャッチーだよね。
まあ今までのスパイディもポップさみたいなのはあったけど。
MCUのピーター・パーカーはかわいいんだ。
母性くすぐられるでしょ。
ファーフロは(この略称は未だに気に入ってない)
青春映画なんだよな。
ゴリゴリのヒーロー映画であれだけの傑作、エンドゲームを観てからだと
観客も目が肥えてしまってるから、あれ?と思ってしまう。
エンドゲーム以来沢山の映画を観てるけど
やっぱり無意識に比較して物足りなさを感じてしまっている。
でもファーフロは青春映画だから。
ポップでかわいいんだよ。
もちろんピーターの人間として、ヒーローとしての成長、葛藤は綺麗に描写されてる。
師匠のような、父のようなトニーが居なくなった喪失感が付きまとう。
正直私はMCUの中でも、MARVELの中でも、アメコミ全体の中でも一番トニー・スタークが大好きだった。
アイアンマンではなく、中にいるトニースタークの弱さや生々しい人間らしさが堪らなく愛おしかったのだ。
だからこそ、ピーターを親のような目線で観てしまう。
まだヒーローとして一人前とは言えないスパイダーマンを、
親のような目線で応援してしまう。
ヒーローが悪を打ち負かす爽快感や正義の在り方なんかをスパイダーマンに求めてはいないんだ。
彼はトニースタークのように人間らしく、私たちに近い弱さを持っている。
守りたいような気持ちにさせられるヒーローだ。
それを暖かく見守りたいと思ってしまう。
あんまりいないよね、こういうヒーロー。
話は変わるが
今回のMJのゼンデイヤ様はさすがに可愛すぎて悶絶した。
ゼンデイヤのファンなので本当にありがとう。
トムホの間抜けな可愛さも母性が溢れたや。
エンドロール後が本編。
あ〜続きが気になるよね。
エンドゲームで推し二人を亡くしてるので、この何ヶ月か立ち直れてなかったんだけど
ファーフロのおかげで何かが消化された。
トニーはもういないけど、いるんだって。
鉄の意志を継いで。