ターミネーター ニュー・フェイトのレビュー・感想・評価
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あ、おっさんは「ジェニシス」好きだよ。これよりもね。
「ターミネーター」は、わざわざ未来から四角い顔のすごい髪型のオンナを殺りに来たサイボーグと、わざわざ未来から四角い顔のすごい髪型の、親友の母であるオンナをヤリに来た変態のお話で、最終的に変態が勝ち、見事、「親友」の生みの親になるという、BLを遥かに通り越したいびつな変態愛が当時中学生だったおっさんも、とても刺激的で、とてもエロい映画だった。
「ターミネーター2」は、キャラの逆転効果とT1000、そしてガンズ。
これがすべて。高校生は燃えるが、今のおっさんは今更見返すものではない、
お前らの嫌いな「ターミネーター3」は俺からすると、大傑作。プリ夫との共演以降急激に劣化した四角いハナのオンナと、ヒーローになりそこねた妄想変態サルがエロい姉チャンに狙われる、エロさとイタさがさく裂。
ラスト、サルがオンナとの密室にて、これから起こること、つまり「オレはヒーローなんだぜぇ」という、「荒廃した未来の復活」への変質的な期待が気持ち悪く、とても素晴らしい作品だった。
唯一失敗は、未来から旧式のT800を守護に送り込んだ点。いくらファザコン気質になったといっても、旧式を送り込むメリットは無い。
まあ、それを言ったらアーノルドの出番がないので、元も子もないが。
「ターミネーター ジェニシス(新起動)」。これは「ジェニシス」のレビューでも書いたが、キャメロンが褒めた理由は2つ。
権利が戻って来る前に、シリーズの価値を上げるため。それが最大の理由。つまり自分が関わることになったら、ちゃんと稼げるものになっているように、というだけの宣伝。
そして、キャメロンが1,2作で描いていた、サラ・コナーの話に戻したこと。キャメロンの作品群からして、それは十分納得行くこと。
個人的には、ジョン・コナーを悪役にし、「子」をサラとカイルのラブストーリーを邪魔するもの、としたところが素晴らしい。その点こそが「新起動」として見るべきところだった。サラの本気の「カワイイ」があがったのもプラス。
カイルの変態度が下がったり、ジョンのマザコン描写が薄かったりと、いろいろ残念ではあるが、今新起動のレビューを見直すと、サラの「子離れ」を言及してるあたり、結構楽しく観たんだな、おれ。
そもそも、キャメロンの言う事を鵜呑みにするほうがどうかしてる。「ジェニシス」でガッカリしたのに、「ニューフェイト」を観るのは暇なめんどくさい映画オタクかマゾ。自分で観たくせに文句を言うレビュアーはさらに救いようがない。他責も程がある。
といったところでの、
「ターミネーター ニュー・フェイト」
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ジョン・コナーがクソ生意気なガキのときにアッサリとぶち殺される。
最高じゃないか!
何度も指摘しているし、ターミネーターシリーズを見てればわかる。
シリーズは、サラ・コナーの話であって、ジョン・コナーの話ではないのだ、
(だからこそ、サルの「3」が面白い)
そこだけは評価。
だからといって、ババアのサラ・コナーが「2」のT800のように登場しても、全く嬉しくない。やるとわかってるからね。
グレース。カッコいいのは分かる。背負ってきたものの重さも感じる。
だが、肝心のダニーへの変質的な愛の描写が甘い。「1」のカイルのように「結ばれる」展開でないと、そこはだめでしょう。
ダニー。ああ、つまらない。キャメロンの好きそうなオンナ。さらに最近のポリコレ臭がrev9と合わせて、たまらなく臭い。
rev9
「ターミネーター」シリーズ化での一番の難点は、アーノルドの有無ではなく、「1」のtT800、「2」のT1000を超える敵を作り出せていないところ。
サラ・コナーの話、ジョン・コナーの話云々ではなく、これらの敵が素晴らしすぎて、敵が成立しないのよ。(そういう意味では「ジェニシス」の「敵」は面白い。)
そして、アーノルド。
「ジェニシス」でやった役とカブりすぎだし、今回はさらに要らない存在。「ジェニシス」」での彼は、サラの恋路を見守るオジサンという立場がとても素晴らしかった。
「ニュー・フェイト」をみると、いかに「ジェニシス」がすごい誠実かつ大胆なことをやろうとした「新起動」だったことがよくわかる。
「ニュー・フェイト」は、「そのことを思い出させてくれるだけ」の映画。
キャメロンはプロデューサーとして「アリータ」に続き、アバター製作費の目論見に失敗。キャメロンの名でヒットすることはとうの昔。
それを理解していない映画オタクは最悪。
追記
あ、4!
忘れてたわ。まあ、いいか。
『T2』is back!
ジェームズ・キャメロン監督が制作に復帰、『T2』の正当な続編という触れ込みなだけあってテイストは3~5作目とはだいぶ変わった感はありますし、シュワちゃんはもちろん、オリジナルのサラ・コナー役であるリンダ・ハミルトンがなんと28年ぶりに復活し当時話題となった記憶があります。
とにかく『ターミネーター』は大好きなので、今までのシリーズも違和感を感じたこともありながらもそれなりに楽しんで観てきましたが、中でも本作は特に楽しめた感はあります。
前半のカーアクションの凄さでドキドキしたあの頃に一気に引き戻されます。
REV-9もグレースもいわゆる「ターミネーター顔」じゃないので(グレースは強化人間なので当り前ですが…)最初違和感を感じました。特にREV-9は知り合いにメチャ似てる人がいる上に表情を変えたりするので途中まで知り合いにしか見えず、没入するのにちょっと邪魔されましたが、グレースも完璧ではなく薬が必要だったりする設定は人間感を残していて良かったと思います。
スカイネットをサラが破壊した結果T-800に自由をもたらし、まるで人間のような生活を送っていましたが、出発の際にグラサンをかけようとして一瞬止まり結局かけなかったのは、もうターミネーターじゃないという自分への意思表示だったのでしょうか?
それでもその後、飛行機の中、水中とハチャメチャと言っていいほどのアクションが続きいい意味でドキドキさせられました。
相当ざっくり言ってしまえば、技術力の進化のもとキャストを変えて『T2』を焼き直した感が個人的には否めない感じですが、やっぱりドキドキしてしまうのは大好きだということでしょう。
失礼ながら…当時のシャープさやキレが無くなり皺だらけになっても、貫禄たっぷりに登場・活躍するシュワちゃんやリンダを観ていると、人としてのパワーを感じるし元気をもらえます。彼らと同じように歳を重ねた自分もそうでありたいと。
結構面白かった。 唯一、シュワちゃんの設定がちょっとね。ジョンが送...
結構面白かった。
唯一、シュワちゃんの設定がちょっとね。ジョンが送り込んだ、洗脳マシンの一つってした方が、まだ良かった。
しかし、何であんなに早く上映終わったんだろ。
どんどん無理筋な話に
積雪予報の日に引きこもってアマプラで視聴。何というか評判通りの凡作だったというかムリに過去作(と言っても1と2だが)を取り入れようとしている感じなんだがどんどん無理筋な話になっているんだよなぁ。いやあんな問答無用のターミネーターで軍をハッキングできるならミサイルで空爆すれば簡単に仕留められるだろうに。そう言う事はしないくせにあっちこっち破壊しまくるだけ。でコッチは制限ありすぎ。発電所の強烈な地場により上手く機能しないとかならまだしもオチもつまらないというかアレだったら流体金属なんだから流せるだろうって。ジョンを殺害したT-800が目的を失って存在意味を失ったって機械なんだからそんな感情あるか。機械なんだから目的達成したら機能停止か自己消去で十分だわ。シュワルツネッガーの無駄感半端じゃない。サラ・コナーも目玉なんだろうけど二人してムリに起用したばかりに無駄な配置になった感がある。
引き籠もりの日にしょうもないものを観た。★2つ
新しい世界でスタート
ジョン・コナーが抹殺された世界。AIが、生き残った人類を次々と殺している時代から、またやってきた。
I’ll be back !!! ストーリーは安定のものだけれど、シュワちゃんもサラ・コナー役も変わらなかったりで、最初にターミネーターを見た時のドキドキ感を思い出した。
完全に蛇足!
メインキャスト変えただけで、ストーリー全く同じ!
敵がスカイネットではなく、未来のリーダーも変わったので、
標的である人が変わっただけ。同じストーリなぞって、
そこに無理矢理オリジナルキャストが助けに入ってるだけ。
これならいくらでもキャスト変えて何本でも行けるじゃん!
T-800が機械の筈なのに、何故か(外見)歳をとっているし、
しかも人の心が芽生えて家庭まで持ってるし(苦笑)
本当にキャメロン関わってるの??終わり方もシリーズの中で最悪!
何より敵のターミネーター役の見た目が優男過ぎて、
全然敵として怖く感じられない。
本当は一つ星にしてもいいくらいだが、
アクション・シーンに免じて星一つ+。
このままグダグダのままでシリーズ終わらせないで、
出来れば完結編製作して、キャメロンが監督・脚本して
シリーズをちゃんと締めくくってほしい。
瞬間風速はなかなかのもの
『ターミネーター2』が傑作であの結末が最高と思っていて
本作があくまでもパラレルワールドの物語でサラ・コナーをもう一度舞台に立たせるための作品だと割り切れないなら視聴しないほうが良い
新規視聴者が見ても理解できる作りにはなっているが
一方でターミネーターシリーズファンからしたら物足りなさを感じるだろう
女サイボーグ、サラ・コナー、サラ・コナー二世、の強い女三銃士はなかなか面白かった
作中で老サラ・コナー登場シーンは非常に良かった
また、女サイボーグもアクションシーンが良い、特に『攻殻機動隊』を彷彿とさせられるシーンもあり、良い
座標の示す先で出会うキャラクターも事前情報無しなら喜べるだろう
こうした一部シーンの瞬間風速は非常に良い
一方でスリラーとして非常にお粗末と感じざるを得ない展開はいただけない
『ターミネーター2』のように絶望的に強い敵を撃退しつつ、スカイネット破壊に動くような
追われるものが追い詰める所謂『逃亡者』型展開を期待していたが
追われて、ただ追跡者を撃滅することを目的とするような展開では些か厳しい、また、紙一重で撃退する死闘感が薄い、T-800の鋼鉄の肉体を駆使した闘いとは全然違う
そして結末も、想像していたオチの中でかなり微妙だと思っていたベターなオチで残念、ターミネーターシリーズの終幕としてはとても勿体ない
またジョン・コナーとT−800の物語に対して最悪の形で続編を作っているのはファンによっては怒り狂うだろう
セリフも「地獄で会おうぜ、ベイビー」などの名ゼリフを言わせることないため気が利かない印象
またRev-9のいろいろな説明不足はかなり白ける
初襲撃はまるで銃に変形しているように見えて、何にでも変形できるかのようだし(実際は紙袋への変形なので従来と同じ程度の変形能力)
内骨格との分離は良いアイディアだが、単純に増殖したように見えてしまった
キーボード融合は操作を高速にするためとわかるが、データセンターで融合して操作してるシーンはまるでエヴァMark9だが、ちょっと何をやってるか分からない、データセンターなのでストレージに接続して足取りを追跡しているのかと思ったが、逃走先に当たりをつけて周辺地域から送られたリアルタイム映像を解析して発見してると2回目で理解した
こうした説明不足は視聴時に何でもありの白け感を感じてしまった
『ターミネーター3』などは存在しないが
『ターミネーター4』は未来でのターミネーターシリーズの描写をしたことで、作品世界に深みを与え
『ターミネータージェニシス』ではオリジナルの展開を踏まえた上でシュワルツェネッガーの活躍シーンを演出し、それなり以上に良い作品として仕上がっていた
しかし本作はどうだろう、個人的にはTVドラマの文脈で作られたような印象を覚えた、もう少しなんとかならなかっただろうか…
黒猫もいないのにデジャブ
ターミネーターシリーズは2よりあとはがっかりな作品が多いので見る気もなかったのですが実は知人からあらすじを聞き、あまりの酷さににわかには信じられず逆に興味が出て観賞
うん、酷かった、間違いなく生涯ワースト3に入る
個人的に3以降のターミネーターシリーズの不満な点は、ジョンが抵抗軍のリーダーとしてスカイネットを敗北寸前まで追いやるだけの重要人物に見えないこと、(テネットのレビューでも書いた気がするなあ)そりゃあ高度な武装された機械軍にいくら団結したって審判の日後の瓦礫を蠢くテクノロジーを失った人類が勝てるわけないもん、だからジェニシスなんて諦めてジョンの概念をヒールターンさせたし
最初からそもそもの設定に無理のあった作品ではあったが1、2は主な描写が現代だし、ストーリーの面白さで押しきれていたけど未来を描写するととたんにボロのでるターミネーターシリーズ、一番ヒットさせたキャメロンはどう描く?
まさかの2の焼き直しwwww(1もちょっと混ざってるけど)本当に徹頭徹尾味方側の主要人物を女性に変えただけのやり直しでした、ふざけてんのかと思ったわ
ターミネーターて、シリーズが進む度に設定上の穴が綻んで大きくなってきたけど今回の作品で広げるだけ広げた穴を“見えないフリをする”暴挙に出たのは呆れた
まあ穴が広がったのはキャメロンのせいではないけど設定の無理に最もらしい説明をつけてそれらしくするのが映画監督の仕事じゃないのかね、言い訳すらしなくなったらもうSFでもなんでんないでしょ
それでもちょっとは自覚があるのか今回はダニーを意識的に子供っぽい性格から戦う女性にシフトさせてリーダーになる過程を描こうとしている
だからそう言うことじゃないんだよ、皆忘れがちだけど1ではっきり“ジョンだけが人間と機械を区別できる”から機械軍に抵抗できたて言ってんのよ
ところがシリーズ進むごとに高性能なターミネーター出てそれだけじゃ人類勝つの無理じゃね?てなってるのがいままでのシリーズの悪いとこなのに、そこをほったらかした状態でニューリーダーが人類決起させても過去に戻って殺しに来るほどの驚異にならない、そもそもの前提が崩れてる
シュワちゃんが味方になる理由もテキトーすぎるし、アクションでスローモーション多用するのも古くさい
映画単体だと時間軸繋がってるだけのしょーもないリメイクで星1.5くらいなんだけど、これを正統続編として出してることと、これまでのシリーズの積み重ね分で評価不能の星0
多様性はいいけども。
最近の映画って…昔の名作の続編を、主人公を女性に変えて作るのが多すぎです。
スターウォーズも、ゴーストバスターズも、メンインブラックも、オーシャンズも。
アニメでもインクレディブルファミリーがお母さんになりました。
多様性が必要なのは分かるけど、それなら女性が主役の新たな映画を作ればいいじゃないか!
なぜ名作の続編でそれをやるのか…。
と、前々から思ってましたのでこのターミネーターを見たときも、初っぱなでジョンコナーが退場させられてキレイな女の人が出てきた時点で「またか!」ってなりました。
これ、ずーっとジョンをいかに守り、生き残らせるかの映画でしたよね。
今までのシリーズなんだったのって感じです。
シュワちゃんもすっかり脇役で影が薄く…
見なきゃ良かった。
グレイスが素敵
グレイスの悲壮感と一途さは初代カイルを彷彿とさせる名演技。
冒頭の暗殺シーンは本当によくできている。映像技術で驚く幸せ。
サラのキャラ設定に違和感。ジョンが死んだとしてもあんなやさぐれポテチババァにはならないと思う。
ダニーとサラの絡みがもっとあるべきだった。
ターミネータ3以降の作品に共通してる欠点「成長」「愛」の描写が足りない。
ダニーの悲劇→経験→覚醒はまずまず良い。
しかし
グレースは最初から最後まで「可愛そうな戦士」のまま消費されて終わる。
初代カイルは
可愛そうな戦士→愛を知る→愛するものを守り死ぬ→新たな希望へ
という王道的なストーリー。死んでしまうけど、「愛」や「希望」を知り成長する。
ニューフェイトのサラは2と同じことをイージーモードで繰り返しただけ
物語の初めと終わりで特に変化してない。
救済されたわけでも、前に勧めたわけでもない。ダニーの守護者みたくなったけど
サラなら当然そうなるだろうから経験を通して変化したとは言い難い。
ジョンの死を乗り越えたことが成長なのだろうが
それは物語が始まる前にほぼ完了してるように見える。
女性活躍ターミネーター
未来の女戦士ナタリアを守る往年のリンダ・ハミルトン、未来から送り込まれた半分人間のマッケンジーと3人の女性が主役。ジョンを殺した旧型ターミネーター、シュワちゃんも機械なのに改心して、家族を持ち年とって生きている。老けてるのは不思議だけど。最新型ターミネーターは普通に話すし、顔も怖くない。スカイネットはなくなったけど、未来で機械が反乱を犯し、過去に遡って歴史を変えるという大筋は変わらない。当時のCGには驚いたが今は既視感あり、ヴェノムみたかった。
何でもありかいっ(笑)
楽しめる作品ではある。懐かしい面々やCGや名場面のオマージュ。有名すぎるテーマ。何よりも出演者が本当に楽しそうに演じてるのが嬉しかった。がストーリーはまたもや原作を脱線どころか全く別物語が展開される。こうなりゃ何でもありかいっ!って突っ込まずにはいられない。多分キャメロンはあまりにもメジャーになり傑作すぎた1、2作が一人歩きし過ぎて以降作は迷走して決して超えることが出来なかった反省からオリジナルキャストの力を借り、脚本には全く新しいストーリーで望んだのかもしれない。だって見るにしたがって同窓会に出た時の感覚だったからなあ。でもね、これはこれで個人的には満足でした。また、シュワちゃん生きてるうちに懲りずに続編?出して欲しいです。
盛り上がりに欠ける
「T3」以降迷走を続けるターミネーターシリーズの最新作。
何かもう新作発表時が一番盛り上がるんじゃないかと思う本シリーズですが、ジェームズ・キャメロンが製作に復帰してもダメでした。
とにかく新規のキャラクターに魅力が無く、特に新たなサラであり、ジョンでもあるダニーが酷い。
チビで見栄えも良くないし、眉間に皺を寄せて喚き散らす様は人類をまとめ上げるカリスマには全く見えない。ポリコレに毒された結果の「自立したたくましい女性」アピールが最初から最後まで鼻につく。まともな男性キャラは皆無で、女だらけの珍道中状態。そもそもなんで主人公がメキシコ人なんだ。
また、映像的に派手にしたかったのか分かりませんが、限られたリソースの中で逃亡・反撃を行っていた4以外の過去作に比べ、空軍少佐が手を貸してくれて飛行機やら武器やらを手に入れるなど妙に恵まれているのも気になる点。それだけ敵が強いってことなのかも知れませんが、なんか緊迫感に欠ける。というかそんなツテがあるのに国境警備隊に捕まってるのがアホ過ぎやしませんか。そもそもいくら旧知の仲とはいえ全米で指名手配されてて収容所でも特別扱いされるサラを堂々と軍基地に連れ込むとかどんな神経してんのかと。
そしてそこまでやった割にラストバトルはなんか地味。1、2の「逃げ続けたけど逃げ切れなくなってやむなく反撃」という感じが薄く、戦闘能力の無いダニーが「野郎ぶっ殺してやる!」と言わんばかりに息巻いておきながら本人が何もしないのが本当に格好悪いなぁと。
観てる側としてはダニーとグレースより、歴史が変わった結果、時間に取り残されたサラとT-800が「T2」の幻影に引っ張られる自分たちの姿と重なり過ぎて、ダニーとグレースのキャラクターとしての魅力の無さと相俟って、凄い疎外感を感じるんですよ。どれだけ頑張っても蚊帳の外というか。既に続編の構想があるみたいですが、ダニーが主役続投なら流石に観たいとは思えない。最も興行成績が全く伸びなかったようなので、そもそも素直にこれの続きが作られるかは疑問ですが。
これぞエンタティンメント
製作に際しキャメロンさんは5人のSF作家と構想を練ったというから用意周到、必然性と意外性のミキシング、絶妙なプロットに仕上がりました。超弩級のアクション・シーンは言うまでもないがハイテク兵器の代わりに鉄筋やら鎖を使った殺陣は生々しい。ヒール役のRev-9も金属骨格と液体金属の合体分離で変幻自在、時に分身の術で襲いかかるからかなり手ごわい、人間役のガブリエル・ルナは一見普通の青年に見えるからギャップも怖い、ダンサー顔負けの身のこなしも完璧だった。登場人物の魅力を語ったらきりがない、サラがシュアちゃんの名セリフ「I'll be Back」を言うのには笑った、シュアちゃんがトレードマークのサングラスをかけるかどうか迷っているところなど小ネタが随所にあり往年のファンの心をくすぐる。なんといっても目を見張るのは強化型人間のグレースの存在、いきなり全裸で登場する超サービス・シーンはB級映画の十八番だが厭らしさがまったくない、ミラ・ジョボビッチ系のスーパー・ヒロインのカテゴリーなのだが美形なアスリートで魅力的だ。おばさんが大活躍するのはキャメロン映画の定石だが、今回はおばさん、お姐さん、少女と取り揃えフルカバー、恐れ入りました。また救世主の母、聖母マリア路線かとさんざん匂わせてのひねり具合、まんまと乗せられたがダニーを鍛える顛末とはお見事でした。この壮大な虚構がSFエンタティンメントの醍醐味、キャメロン・ティストを活かしながら新たな傑作を生みだしたティム・ミラー監督にも感謝と拍手をおくりたい。
さいっつつつつこう!!
超面白かった!!!!
シュワちゃんもリンダさんも貫禄出てたし最後のシュワちゃんの「ジョンのため」にがもーーー泣いた!!
DVDも買えたし、見るなら字幕版を進めます!
やっぱりシュワちゃん好き!ターミネーターシリーズも好き!
28年越しの続編!!
冒頭から、エンディングまで一気に2時間すぎたー!
(お腹空いてて、ご飯食べながら見ようと思ったけどそんな暇なくw)
サラが出て来た時にママーって叫ぶし、
シュワちゃんの家での後ろ姿シーンでシュワちゃーんって叫んじゃうし!w
敵はやっぱり倍以上に強くて打たれ強くなってた!
殺し方も現代っぽくって。
28年すぎて、T-800が人間っぽくなっちゃってるのもなんか嬉しい。
あれだけ、名前呼ばないって言ってたサラが
最後に、ダニーを助けるためにカールって呼んで、それで彼が蘇るところとかもいい!
やっぱり、ジェームズ・キャメロンが脚本してるからかな?
アクションも最高だし、やっぱり、シリーズのオリジナルキャストの2人が出てきたのは
ファンとしてはテンション上がりまくり!!!!✨
いつも、シリーズの新作出る時前作見返すけど、
T2を逆に見返さなくてよかったな。
個人的にサングラスはかけて欲しかったよぉ〜!
また全シリーズが見たくなりました!
30年たっても、愛される映画ってすごいなー!
やっぱりシュワちゃんは何歳になっても大好きな俳優さんだー💓
T2という偉大な壁
"ターミネーター" シリーズ第6作。
Amazon Prime Videoで鑑賞(レンタル・吹替)。
冒頭の衝撃展開に目を丸くしました。暫し絶句した後我に返って、「これでいいのか?」と…。いきなりT2と決別してどうするんだ。せっかくT2の直接の続編なのに、これではT3や「ジェニシス」の二の舞になるのでは、と思いました。
でも観進めると、杞憂かもなと思い直しました。しかし、T3や「ジェニシス」よりはマシと云う程度でしたが…
T‐800が協力してくれる理由など、納得のいかないところもありましたが、新型ターミネーター「REV‐9」のチート能力に興奮しました。まさかふたつに分かれるとは…。それで強度が半減すると云うわけでもない…。どうやって倒すのかとハラハラして楽しめました。T‐1000を初めて目の当たりにした時の感じが蘇って来ました。液体金属系は強い…
T2と云う偉大な壁の存在を実感しました…
生みの親のジェームズ・キャメロンでさえ、容易に越えることが出来ないんですから…。T2は金字塔であると自ら証明してしまったかのように感じました。続編づくりの匠も、続編の続編となると難しかったのでしょうか?―是非とも、「アバター」の続編では頑張っていただきたい!
[余談]
リンダ・ハミルトン、だいぶんトレーニングしたんだろうなと思いました。結構ぽっちゃりしいてたはず…。昔よりも絞れているんじゃないか?―久々の大作映画への出演だっただろうし、並々ならぬ熱意を持って撮影に望んだんだろうなぁ…
※修正(2022/11/05)
「正統な続編」なんて嘘っぱち
ターミネーター ニューフェイト
鑑賞日 2019 11/17【IMAX 2D】
ターミネーターシリーズは「ジェニシス」以外鑑賞済みで、正直「正統な続編」と宣伝文句で唄っていても、結局「2」を超えることは絶対にないだろうと腹を括っていたら、まさかの開始数秒後に「前作」である「2」のサラ・コナーとT-800の決死の戦いと絆、そしてラストの感動を全否定。CGで蘇った「2」のジョン・コナーとサラ・コナーの技術には心から感心したが、結局「2」の意味を無くすのは「3」以降が失敗した理由と同じ。
また、今回のヴィランのREV-9にも全く魅力を感じなかった。「一体のターミネーターが金属骨格と、外皮の液体金属に分離して戦うことができる」なんてちょっとややこしいし、視覚的にも地味…
ただ、未来から来た「強化型」戦士のマッケンジー・デイビス演じるグレースというキャラクターはとても新しく、面白かった。
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