ターミネーター ニュー・フェイトのレビュー・感想・評価
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スカイネットが自我に目覚めるという意味
個人評価:4.0
T2ファンには堪らない演出が盛りだくさん。
リンダ・ハルミトンの年の取り方が、実際にこのターミネーターの世界で年を重ねた様なワイルドっぷりに脱帽。
正統な続編という触れ込みだが、パート3や5で描かれたパラレルワールド的なストーリー展開のスタンスは同じだと感じる。ただ、T2でも描いたターミネーターの心が、人間に接する事で徐々に人間に近づいていくという、ロボットの心の存在についての掘り下げ方は、ジェームス・キャメロン版の方が深く描いており、もう一つのテーマと感じる。
最後のサラ・コナーがREV-9に言い放った言葉で、T-800との和解が間接的に描かれ、またT-800が自ら命を絶った事で、ターミネーターから心ある人間に進化したのだと気付かされる。
スカイネットが自我に目覚める。それは機械から離脱し、心ある生物になる。本来はそういった要素を含んでいると感じる。
最後のREV-9の倒し方が納得いかないが、それを差し引いても余りある素晴らしいアクションだ。キャメロンさん7製作もお願いします!
【そして、重い運命を背負う事を決心した女性が新たに降誕した。】
T2から早や28年・・・。
T-800もサラ・コナーも外見上は歳を取った。観ている側も同じ。
だが、冒頭の激しいカーアクションで過ぎ去った時をしばし忘れる。ティム・ミラー監督のスピード感が冴え渡るVFX映像に魅入られる。
REV-9の粘着質で執拗なストーカーのような姿に苛立ちつつ、新たに登場したグレース(マッケンジー・デイビス)の美しき女闘士の姿に肩入れしていく。
序盤、子羊の様だったダニー(ナタリア・レイエス)が徐々に自らの運命を受け入れ、毅然とした表情になっていく様が良い。
ジェームズ・キャメロンの得意技、自己犠牲のヒロイズムも後半、効いている。
果たして、ターミネーターシリーズは迷走の果て、新章に突入していくのだろうか。
その可能性を確かに感じられる作品である。
地獄で会おうぜ兄弟
世間的には不評な「3」好きなんですよね。特にオチが。その後の「4」は置いておくとして、「ジェニシス」は既に内容すら忘却している。当時、やらなきゃ良いのに…なんて思いつつも希望を胸に観に行った記憶だけが。
過去にはすがり付くものじゃない。なんて分かったような事を言いたいつもりでもないのですが、予告編の段階から今一つ盛り上がれなかった今作。それでも行ってしまうのですよ。当時「2」に打ちのめされた者としては(苦笑)。
うん。そうね。個人的にはやっぱり「3」までで良いなって感じでした。面白くないわけではないのだけれど、「やっぱりコッチで!」と言う程ではないという所ですかね。新規の方々がどの様に感じるのかが興味あるので、ちょっと試してみてみて♪とは思っております。
T800のAIの設定が。。。
T1では、T800のただただ殺人マシーンとしての恐ろしさが全面にあり、
T2では、未来のジョンが改良して送り込んだT800だったからこそ、現在のジョンとの交流の中で変わっていくT800の強さと人間味の面白さがあったのに、
今回は、T1と同じ機能の殺人マシーンであるT800が、AIの学習によって人間との生活を送っているなんて、、、って事が気になってしまい全く入り込めなかった。
T800って、ソファに座って足を組むようなキャラじゃないでしょう!
所々で「あのシーンあのセリフだ!」とか「あのキャラ設定が活かされてる」とかシリーズ内の面白さはあるかもだけど、
ターミネーターはT800をどっしり、しっかり、上手く登場させて欲しかった。。。
正統派です。
サングラスを見つめるシュワちゃんがいい!
「あー、そういえば、ジョンを殺しちゃったんだっけ。あの子の持ってたサングラスをかけてみたっけなぁ」と、人間性を取り戻したと自賛するT-800シュワたん。無精ひげが生えているのも人間性を取り戻したからだい!と言いたげな風貌だ。
賛否両論が巻き起こってるみたいですが、個人的にはもっと新しいものを見たかったというのが素直な感想。これじゃニューヒロインを二人追加しただけの「1」と「2」の焼き直しといってもおかしくないくらい。もう28年も経ってるんだし、新しいファンをも増やさなきゃという考えがあるならば、ちょっと怒りますよ!プンプン。未来の映像もちょっとだけだったし、「審判の日」を回避しても荒廃した世界になる理由も欲しかった。スカイネットじゃなくてリージョンと言ってたけど、最近のAI技術による人員削減とかコンピュータの暴走なんてのも風刺として取り入れてるところは良かった。あくまでも続編じゃなく単体映画として。
そんなこんなでも、面白い個所を見つけるのが大好きなkossy。運転できないダニーが初めて運転するところはシュワちゃんの『ツインズ』のパロディやろっ!とか、REV9ってのはビートルズの「レボリューションNO.9」やろっ!とか、「ここはテキサスだから」などと言ってトランプを揶揄しようとして失敗してるやろっ!などと、色々考えてみました。
最も好きなターミネーターはUSJのアトラクションです。
サラ・コナー登場に鳥肌がたった。
待っていました。
サラ・コナー、この物語はやはり
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)
無しでは終わらない、いや
リンダ抜きで終わってはいけない❗
今作品はパート2の正当な続編⁉️
だが、3~5もサラが物語の核に
いた。
普通の女の子だったサラが
女ランボーのようにたくましくなり
伝説の人類の救世主に!
そして伝説が帰って来た。
それだけでもワクワクだったけど
年齢を重ねてもたくましい
女性だった😃嬉しいなぁ❗
34年前は学生だった自分
近い未来ロボットが支配するような
時代が来るのかなぁ
なんて考えていたけど、携帯一つで
生活のほとんどが成り立つ今の
時代!少しずつターミネーターの
世界に近付いているような😱
五十路親父の呟きです。
エンディングのサラの言葉!
まだこの物語は終わっていない
ような次回作を期待させるような
言葉に感じた。
追記
ターミネーターとは全く関係ない
話だけど、スタローンがもし
エクスペンダブルスの新作作るなら
リンダをキャスティングして
欲しいなぁ‼️
華麗なるカムバック
比較的残念な出来映え
ターミネーター
とてつもなく衝撃を受けたターミネーターが1984年公開されてから35年ですか。レンタルビデオ屋で借りていた友だちの家族と一緒に観たことを思い出させてくれるキャスティング。
当時の終末思想を反映されたストーリーは、マッドマックスや北斗の拳など様々な映画やアニメにもよく使われていた。
核兵器の驚異を他人事ではない冷戦下では近未来にあり得ないことではないと考えさせられていた物語の設定。
時代は変化してきたが、人間の愚かさはスカイネットを破壊したとしても新なスカイネットネットを作り出す。
AIが人間を支配するという設定は、これからの社会にとってもあり得なくない。
地球環境を保全するためには人口を減らすことや人類の抹殺をAlが考えないともいえない。
使い回された物語の設定だけど社会は35年前と変わらず同じことを繰り返していることを揶揄している作品のように感じられた。
単純にアクションを楽しむ分には安定の出来具合です。
やっぱり
サラ・イズ・バック
⚠️末尾でネタバレあります。⚠️
公開2日目で観てまいりました。
T2の"真の続編"との触れ込みの本作。
リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーのカムバック映画として非常に満足度の高い映画でした!
映画始まって冒頭"ある衝撃の展開"から始まります。ここから怒涛のアクションを経て中盤に至るまでは、ビジュアル・展開共にT2の続編として充分な説得力と牽引力を持っていました。
キャスト陣の演技も素晴らしく、特にリンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーは完璧でした。劇中世界で28年間生きてきたとしか思えないサラの貫禄は、スクリーンで見るに足る魅力に溢れていました。これでアクションまでやってのけますからね、リンダのストイックさは健在でした。
グレースを演じたマッケンジー・デイビスの深みある演技も光ってました。彼女はかつてマイケル・ビーン演じたカイルを思わせる造形。その憂いを秘めた表情は、彼女の内に秘めた想いを見事に表現していました。新キャラクターながら、ドラマに厚みを持たせています。
シリーズとしては、数あるT2以降の続編の最大公約数を狙ってきたなと。
まさにベストヒットターミネーターと言える内容で、ファンサービス満点の展開は前作ジェニシスとも似た印象を持ちました。
これを、前作と違ってオリジナルキャストでやっています。
ただしストーリーの焼き直し感は強く、新機軸の要素もさしたる魅力を感じなかったのが正直なところ。
特に後半の飛行機内でのアクションシーンは荒唐無稽で呑み込み辛く、カメラワークも含めて本家キャメロン作品との差を大きく感じました。
ネタバレになるので詳細は避けますが、その後の展開も脚本の粗が目立っていました。世代交代劇として丁寧にドラマを構築して欲しかったですね。
色々ネガティブな事も言いましたが、そもそもターミネーターシリーズが一作目で完成しているだけに、何を作っても"蛇足"にしかなりえないのは運命と言えるかもしれません。
その中でリンダのカムバックを果たし、T2から地続きの世界を見せてくれた。この事が作品最大の成果と言えるでしょう。
⚠️以下、よりマニアックに踏み込んだ内容となります。
⚠️ネタバレも含みますのでご注意を。
Rev-9。
せっかく新ターミネーターを生み出したんであれば、もっと魅せ場を作って欲しかったなと。鎖でバラバラになったり女性キャラクターのキックで怯んだり。主人公補正での弱体化も気になりました。内骨格と液体金属を纏ったメカならば、T800とのガチンコバトルでも剛性の高さを見せて欲しかったですね。
それとスカイネットに変わるAI、リージョン。これがスカイネットと名前以外何が違うのか不明瞭で、現時点では呼称が変わったようにしか思えなかった。続編を見越して現時点ではボカしているのだろうか?
いずれにせよ、AIが普及しつつある現在ならではのターミネーターとして、もう少し踏み込んだ内容にして欲しかったことは確かだ。
単なるシンギュラリティの末の審判の日なのか、あるいは別の経緯で生まれたのか?
興行収入が伸びて続編が作られれば、これらも明かされるかもしれない。
ジェニシスよりはるかに良いです!
これこそ
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