「面白いよ」ターミネーター ニュー・フェイト panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
面白いよ
ストーリーはターミネーター2と同じと思ってよい。つまり、将来の指導者を守るって話そのまま。
舞台は最初はメキシコ。それからアメリカに移動する。
将来人類のリーダーとなる女性ダニーを暗殺するため未来からターミネーターが現代に転送される。同時にターミネーターの暗殺からダニーを守るために未来から女性兵士グレースがやってくる。(ダニーが将来指導者になると明かされるのは終盤で、それまではダニーの産む子供が将来の指導者になると思われていた。)
グレースは人間なんだけど、改造されていて、強化されている。グレースはウルトラマンみたいに戦闘時間に限界があって、長時間戦うと、意識もうろうとなる。
ダニーをひたすらターミネーターが追いかけるので、グレースは守りながら必死に逃げてく。これが最後まで続く。(最後にはターミネーターを倒すんだけど。)
途中、サラ・コナーやシュワちゃんが登場して仲間になる。サラの息子ジョンは本編では幼い頃にシュワちゃんに殺害されている。だから将来の指導者にはならない。で、殺害したシュワちゃんは、なんと家庭を持って人間の愛を学んだ。シングルマザーと結婚したから子供もいる。
始め、カーチェイスが行われる。ここで、一緒に逃げていたダニーの弟は死んでしまうんだけど、あおり運転凄いなぁと思った。ここでサラと出会う。なんでサラが現れるのかっていうと、サラの携帯?に送信元不明から連絡があるから。後でわかるけど、連絡してるのはシュワちゃん。過去、何度か連絡していて、サラはその情報通りの場所に向かうと必ずターミネーターが現れたそう。で毎回倒したんだと。
情報を送っていた理由は、サラに生きがいを与えたかったとのこと。息子を殺しておいて、一方的。
ダニー、グレース、サラの3人は情報の発信元に向かう。つまりシュワちゃんのとこ。グレースの体にもタトゥーでシュワちゃんの位置情報が刻んであって困ったらそこに行くように未来のダニーに指示されていた。
シュワちゃんの場所まではメキシコからアメリカに入国しないといけないけど、不正入国斡旋業者のダニーの叔父に頼ってアメリカに入国する。でもすぐ捕まっちゃう。
でも、ターミネーターが現れるし色々あって脱走してしまう。
その後シュワちゃんに会うんだけど、やっぱり体が大きい。で、電磁パルスでターミネーターを倒そうって話になるんだけど、折角電磁パルを入手してもターミネーターの攻撃によって壊れてしまう。
それから最後のダムまでの飛行機での戦闘は何が起きてるのかよくわからなかったし、墜落する飛行機から車で脱出とか、ダムに不時着したものの落っこちて滝壺に沈んでも生きてたり、もうこの辺りはちょっとご都合主義というか、飽きちゃいそう。
結局ターミネーターを倒すのにグレースの体のパーツを使うことになる。パーツ使うとグレースも死んじゃうから最終手段。ぶっちゃけ、とっととやれよって感じだけど。
最後、ダム内部?での戦闘でターミネーターを倒すんだけど、一緒にシュワちゃんも死んじゃう。
最後、サラとダニーは共に未来を守ろうと誓ったように車で去っていって映画終了。今は救えたけど将来がどうなるかは未定なのがこの映画が完結できない最大の原因。
以下、ストーリー以外について。
今回のターミネーターは、強かった。ターミネーター2のときみたいに液体化するし、1体のターミネーターが、骨格と液体に分離して別行動する。
たった1体のターミネーターで被害者は100人近いかも。
サラもシュワちゃんも高齢だから、そんなに戦えないだろうと思うけど、大活躍してる。あんまり穴を突っつくのはやめましょう。
エンタメ映画なので楽しめれば十分。飛行機内での戦闘が分かりにくかったし、ちょっと長かったかな。
配役は素晴らしいと思った。グレースは体格がでかく長身で、それでいて強そうな見た目に仕上がってる。ターミネーター役は無表情で機械っぽさのある顔立ちで良かった。適材適所感がある。
シュワちゃんにはサングラスをかけて欲しかったな。