「納得できないけど楽しんでしまった」ターミネーター ニュー・フェイト kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
納得できないけど楽しんでしまった
ターミネーター初期2作は、その後のアクション映画・SF映画に多大なる影響を与えたレジェンド的な作品。私もリアルタイムで観てしびれた人間の一人だ。でも、その後の続編やリブート作はうまくいかなかった。それくらい初期の2作は脚本として完成されていたと思う。
さて、本作は諸々の続編たちを一切なしにした正統派続編。でも!オープニングから力技でT2の結末をなしにして、新たな設定をぶちまけた。これが正統派?シュワちゃんはサングラスもかけないし、あの名台詞を言うわけでもない。そりゃそうだ。T2に出てたT-800ではないんだもんな。
でも、なんだかんだで襲ってくる新型ターミネーターの迫力にドキドキしてしまった。やっぱり自分はターミネーターが好きなんだなーと思いながら最後まで楽しんだ。サラ・コナーをはじめ、3人の女性たちがとにかくカッコいい。
でも、話の構造は既視感の強いものだった。少し設定を変えて、新しいキャラをぶっ込んでT2を焼き直した感じ。そして1のような決意あふれる結末。乗ってたジープも似てたし。納得はしてないんだけど、受け入れることにした。
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