「どことなく、かぞくいろの映画」えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。 ウェスタン村さんの映画レビュー(感想・評価)
どことなく、かぞくいろの映画
両親に反発して東京でお笑い芸人になったヒロインが夢破れて福井に帰郷し、えちぜん鉄道の新人アテンダントとして地元に根を下ろして生きていく様を描いた作品。
アテンダント仕事の描写は丁寧だったものの、実家のそば屋を継いだヒロインの兄との確執の描写などは必要だったのか、また人間関係に訳ありの人が鉄道の仕事に就くのかと疑問符が沸いてしまった。
「ローカル線ガールズ」を原作としていたせいか、アテンダント以外の鉄道員には整備士を除いてスポットが当たっていないのも、見応えを落としているように感じた。
「旅と鉄道 2018年12月号」に『かぞくいろ RAILWAYSわたしたちの出発』とともに取り上げられたものの、両作品ともテーマや展開が似通って見えてしまうのが惜しい。
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