「こじんまりとした、福井らしい作品」えちてつ物語 わたし、故郷に帰ってきました。 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
こじんまりとした、福井らしい作品
地元・福井では11/3~全国に先駆けて上映中です。
18年間沿線住民でした。なので「えちてつ」の前身会社であった2回の車両事故も知ってます。1回は住んでいた場所の近くでした。
そこから立ち上がった「えちてつ」。そのえちてつが再生していった姿と、何かを背負い続けて生きている人たちの姿が、重なっていました。
正直主役の横澤さんは、硬いというか慣れていない感じがぬぐえないのですが。兄役の緒方直人さん、えちてつ社長の笹野高史さん、利用者の松原智恵子さん。サブキャラの役者さんたちのナイスアシストで、ほっこりした作品になりました。
笹野さんはもうえちてつの社長にしか見えないし。松原さんの福井弁や仕草が、どこか懐かしいおばちゃんって感じが良かったなあ。
横澤さん演じるいづみの、お仕事物語という点も「新人あるある」「同僚女子同士あるある」でした。
いろんな福井の観光地もサラッと挿入されて。一番自慢したい「風光明媚」な景色も多数あって。地元なのに「ここ行きたい」なんて思う箇所もありました。
ただ。クライマックスな場面が、ちょっと強引すぎるかなあ。といいつつ、ホロっと来ましたけどね。
私が大好きな「RAILWAYS」シリーズ(最新作11/30公開)とは、また違う趣のある1作でした。
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