劇場公開日 2020年10月2日

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「 この映画はゲルハルト・リヒターをモデルにしたとのことだが、私はゲ...」ある画家の数奇な運命 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 この映画はゲルハルト・リヒターをモデルにしたとのことだが、私はゲ...

2021年10月5日
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 この映画はゲルハルト・リヒターをモデルにしたとのことだが、私はゲルハルト・リヒターという画家を知らなかった。作品も目にしたことがなかった。殆どが事実なのか?
 ナチスドイツがユダヤ人だけでなく、精神病や障害者も安楽死や断種手術を強行していた事実は改めて酷い話だと感じてしまう。
 断種手術は日本でも行われていて、今年か去年でも実際に強制的に手術させられたと訴えていたニュースは目にしたが、痛ましい過去だ。
 クルトは義父が叔母を安楽死に至らしめた事実を知ったのだろうか?そこまではわからなかったのか?それにしても、父親が産婦人科の場合、娘はやはり父親に,診てもらう?父親だからぜったいイヤだろうけど。まあエリーは逆らえなかったんだろうけど。気の毒に。
 当時のドイツの様子もわかった。映画館で「サイコ」を上映していたり。1960年製作の映画だから、時代は合ってる〜!
 どうやらゲルハルトは再婚しているようで、仲の良かったエリーとどのような結末だったのか、半生ではなくもう少し先もしりたかった。

アンディぴっと