劇場公開日 2019年3月9日

「衝撃的なシーンが2回、でも観て良かったです。」ROMA ローマ クララさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0衝撃的なシーンが2回、でも観て良かったです。

2019年4月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

1970年代のメキシコが舞台。
ネイティブメキシカンの若い家政婦の、視点から見える日常生活の様子を、ドキュメンタリー風に描いている。モノクロ映像が美しく、ストーリーは静かに淡々と単調に進む。
少々違うかもしれないが、レヴェナント・蘇りし者(ディカプリオ)の自然光映像美を彷彿させるような気がした。

衝撃的なシーンが2回あるが、隠していない(ぼかしはない)。真実を正直にスクリーンに映し出している。
衝撃的で、不快感を感じても、そのシーンにぼかしを入れたら、この映画が台無しになってしまう・・・。これにより、全体を通してのこの映画の良さ、怒り、悲しみを感じることができる。
そして、予告(パンフ)の写真の意味も、最後のクライマックスシーンで分かる。
この写真は何か?という疑問が解ける。
上手く説明できないが、観れば分かる作品。

クララ