劇場公開日 2019年2月15日

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女王陛下のお気に入りのレビュー・感想・評価

全219件中、121~140件目を表示

4.5The Favourite

2019年2月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

今までに観たどの映画よりも後味が良かった!
なんだこの映画、半端じゃねえ(笑)。名前も知らないギリシャの映画監督、ヨルゴス・ランティモス。主演はオリヴィア・コールマンで、その横には、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、ニコラス・ホルト、マーク・ゲイティスと個性派が揃う。ポスターを見た感じでは、歴史物でBBCとかがよくやるような貴族の禁断の愛、的なことをやるのかなと思ったました。個人的にそのジャンルの作品は好きなので、楽しみにしていたのですが、観てみたらびっくり!憎悪に野望が重なった、なんとも汚れたコメディではないか!!

この裏切りが最高に良かったです。とてもシンプルで女同士の醜い争いと、そこに細かく含まれる歴史込みのブラックコメディが最高でした!まるで源氏もお語りのちょっと変化形を見ているような、滑稽で常に笑える新しいジャンルに感激。時代設定のせいか、シェイクスピアにも通じるような喜劇は、この現代映画の業界では、極めてレアな作品だったと思います。

この作品の何がすごいって、ど正面からこの題材を扱った脚本。実際の歴史の中でも美しくは取り上げられない、権力や立場を巡った小癪な争い。そこに何のロマンティックな要素も詰め込まず、その3人の女の争いでコメディを作り上げた力量がすごい。日本にもこういうドラマとかはあると思いますが、必ず恋愛が入ってきて女性向けになりがち。しかし、この作品は女性同士の成功嫌、憎悪が殺意にまで変わるような、そういう極端ながらも自然な要素を中心として、それを武器に勝負したところが他の作品を殴り倒したところでしょう。ここまで勝負に出れるイギリスはまだまだ映画界が熱い。見ている最中はかなりゲスいところがたくさんで心が黒く染められるのですが、最後の最後にはそれが反転してとてもスッキリした後味を感じました!

この作品、プロダクションデザイン、コスチューム、撮影がガチ。実際のお城を撮影で使ったのかな。巨大な窓から差し込む太陽光とキャンドルの光をメインとした照明に、超ワイドの6mmのレンズ、ディストーションしまくりのくせ満載のショット
そこにさらに、キャラクターをフィリースルショットと、180度以上パンするショットなんて、シネマトグラファー泣かせ(笑)。どこに照明置いたらいいねん!それをさらっと解決しながら、イギリスの気品溢れるプロダクションデザインとコスチュームを思う存分に生かした美しくも、何かユーモアの溢れるフレーミング。アメリカには作れない作品ですね!

ヨーロッパを中心とした、独特の雰囲気が2時間の極上の時間を味あわせてくれます!

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vary1484

2.5

2019年2月24日
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贅沢な音楽に身を委ねれば、氾濫する汚物に触れずに済む。
しかしこの閉鎖空間に美しいものは無い。
基本的には史実に忠実だが、要所要所での10mm広角レンズと6mm魚眼レンズのコントラストや、唐突な4文字言葉は現代ならではのお遊びであり、シリアスにならぬ様努めている。

さて、女王の片脚であるサラとアビゲイルは全く同じ出来事を鏡写しに進み、出口の無い円環の輪を閉じる。
我々は鴨や兎からお気に入りの一羽を選び、政を任せきり。
そこから抜け出し、地を踏みしめる為にどうすれば良いか、きっと誰もが分かっている筈だ。

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たろっぺ

5.0面白すぎる!

2019年2月24日
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ランティモス監督が作った小さな箱庭。その中を虫眼鏡を使ってつぶさに観察しているような体験だった。登場人物の毛穴まで見えるような観察。
人間による営みの中から活動性が登場し、現実に代わって中心になっていく。

魚眼レンズの使い方も実に効果的だ。世界はそもそも歪んだヘリを持っている。

箱庭の中の登場人物の活動を分析すること。それのみで全ては語られているように思えた。

愛の対象であり、殺して食する対象でもある動物の描き方もこの監督らしい。(ロブスターが出てきたときは笑った。)

ランティモス監督の作品から感じることは、監督が自分の思索の奥底に揺動するものから、「世界の様式」を問い続けるために物語を書きはじめているということだ。

作品によって設定は違うが、現在の私たちを取り巻く世界の様式の一部を端的に表している。

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Raspberry

5.0ゴージャス!

2019年2月24日
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三人の女性たち、アン女王、レディ・サラ、アビゲイルのそれぞれの出世欲、権力欲、孤独、劣等感、策略、愛、嫉妬と憎しみが命懸けの争いを生み、三人の関係性を激しく揺さぶり、それでも彼女たちは互いに依存し合い、そして傷つけ合ってゆく。三人の演技は見応えたっぷりだった。
本作で男たちは、サラの戦争の駒、女王の間抜けなしもべ、アビゲイルの出世の道具として、そして性欲しかない阿呆かガキのように描かれ、主人公たちから徹底的に蔑まれる。
また、うさぎ、アヒル、狩りの獲物の鳥やロブスターなどの小動物は、人間に生殺与奪を握られた歪んだ欲求の対象として、ランティモスらしく不気味に画面に登場する。「不完全な」人間が、動物に改造させられる不条理を描いた『ロブスター』を彷彿とさせる。ちなみに『ロブスター』で主人公のデビッドが、改造させられる動物にロブスターを選んだ理由は、死ぬまで生殖能力が衰えないから、だった。冒頭の乗合馬車の中の男の行為、馬車から落ちた臭い泥、アビゲイルが父の博打の借金の形に差し出されたドイツ兵の小さな性器の描写、主役三人のそれぞれのゲロ、アビゲイルの結婚初夜の描写など、変てこなシーンも満載だ。
それにしても、特にアビゲイルを軸にしたストーリーは分かりやすいし、独特の不条理でエロチックな意味の場も作り上げてるし、重厚な宮廷のセットもカメラも良いし、いろんな風に楽しめる傑作だね!

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manambo

5.0「お気に入り」とはどういう意味なのか?それは観てのお楽しみ。

tさん
2019年2月24日
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怖い

知的

難しい

観る前の期待=>楽しい映画なのかな!ワクワク!笑うぞ!
観た後の感想=>悪夢だ・・・悪夢でしかない。

前情報全く入れず、皆さんの感想もあえて見ずに、、、観たらこの衝撃。普段僕は分かりやすい映画ばっかり観てるし、ランチモスの過去作は1つも観てないから、そう感じたのだと思います。

序盤はシュールなギャグでコメディ調。しかし途中から全然笑えなくなる。ダメだ!ダメダメだ。ああああぁもうこの女3人何やってもダメだ・・・。おまけに化粧なんかしちゃってるイギリスの王宮の男どもって全然ダメじゃん。え?てことはイギリスという国家がダメじゃん。てゆーか登場人物みんなダメじゃん。この悪夢から早く解放されたい。俺はいったい何を観てるんだろう?
この救いのなさが実に素晴らしかったです。すっかり嫌な気分にさせられました。

帰りの電車では何でこんな嫌な映画なのか?を考えてました。

この映画、観客の気持ちが宙ぶらりんにさせられ、落ち着きません。それは何故か?
3人の女達が、わかりやすい善悪に分類できないから。この人は良い人なのかな?と思うと裏切られる展開の連続。いったい誰の物語なのか?分からない。先が読めない。最終的な着地点もよく分からない。ますここが上手い。

そして、人間の本質的であるが故に醜い部分を、これでもかと観せつけてきます。レイチェル・ワイズもエマ・ストーンも、狡猾で強欲で自分のことしか考えていない。しかしそれも悪いこととは言い切れない。何故なら、それが彼女らの生きる手段だから。そんなことは分かってるさ!でも、いざこうして映画として観せられるとこんなにも嫌な気持ちになるものか。

特にアン王女の描き方が上手い。この映画は、不幸な人生を歩んできた彼女の哀れさを単に御涙頂戴にしていない。結局、彼女も自分のことしか考えてない。エマ・ストーンもレイチェル・ワイズも、アン王女の娼婦でしかないことが段々とわかってくる。
この嫌な感じは、普段我々が日常生活を送っている時に潜在的に感じていること。みんな表に出さないけどね。だからこそ、こんなにも嫌な気分になる。嫌な感じの切り取り方が上手い。

この映画には救いが全くないのか?というとそうではない。そこも上手い。エマ・ストーンがアン王女の苦しみを分かってあげるシーン。アン王女がエマ・ストーンの結婚を祝福するシーン。レイチェル・ワイズが夫の武運を祈るシーン。これらのシーンは救いがある。そのように撮られている。

この世という地獄から逃れるための唯一の方法は、自分以外の者のために良いことをすることなんですよ!と言いたいのかな・・・多分。
人生の9割以上はダメダメ。良い瞬間というのは1割程度しかないのかもしれません。
勉強になりました。

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t

3.5飛ぶほどではなかったけれど。

2019年2月24日
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何を言ってもネタバレになりそうな気がするので、ストーリー自体にはあまり触れないことにします。
この監督の作品は、色調がいつも統一されており、アングル、カット、音の使い方の部分で進化している気がします。
悪い意味で、撮る人が撮ったら、ただのどろどろした宮廷女同士のバトルものになってしまっただろうなーというイメージ。

枯れた感じのレイチェル・ワイズ(ウィノナ・ライダーもこういう感じで出て欲しいなと思った。反日なのは知っているけど、なんだかんだ好きだし。「ブラック・スワン」の時の、まさに!なあの役演っちゃうとことかすごいと思う)も、今作にて、いろんな顔で魅せてくれるエマ・ストーンもよかったです◎

ただ、個人的には飛ぶほどは入り込めず(「聖なる鹿殺し」のほうが効いた)、ネット評価が高いのは「アカデミー賞最有力候補」みたいな謳い文句がついているせいでは?とも思っています。
とは言うものの、ヨルゴス・ランティモス監督作品、「ロブスター」「聖なる鹿殺し」「籠の中の乙女」と観てきてかなり好きではあるので、今後も追うことは間違いないです。

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_hrm_kun_

3.5悲劇

2019年2月24日
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知人から見なくていいって教えてもらってたけど、時すでに遅し、チケット購入してしまってました。
ハードルがかなり低くなっていたのか、見ても良かったじゃんとは思えました!
自分の思い描く未来とは3人とも違った形になってしまい、私には悲劇に思えました。

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jjjjj

3.0想定の範疇の想像外

2019年2月24日
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鑑賞方法:映画館

予告編が良かったのか、ずっと気になってたので、空いた隙間にスルリ。
展開や流れは「ん~、そーだよねー」なのですが、端々の処理の仕方が絶妙というか、あり得るものをあり得ない見せ方にするのが上手いというのか。ともかく、目を離せない時間でした。展開もくどくなくサクサクしてるのも良かったのかな。
感想としては「ですよね。」でしたけれども、アリでした。

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lynx09b

4.0ウサギを踏まないで!

2019年2月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

寝られる

中世の史実に基づいた話なのに広角レンズで撮影してるので何だか普通じゃない雰囲気。
でもこの監督の他の作品よりはわかり易かった。
撮影はハットフィールド・ハウス。15世紀末に高位聖職者の邸宅として建造された建物だとか。これにセットや美術変更を加えて撮ったらしい。どれが作りものか分からんかった。泥舟風呂場作ったらしい。
その8まであったかな。
エマストーンが意外なシーンおっぱい出しててびっくり、それまでは出そうでも隠してたのに。
百合三角関係
だんだんヘロヘロになっていく女王様痛々しい。
六本木には撮影で使った衣装が展示。
思ったより質素というかゴージャス感薄い。映像ではきらびやかにみえたのに。

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消されるので公開しない

4.5シニカルな笑いに気をとられるが実は深い

2019年2月24日
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笑える

悲しい

怖い

三人が織り成す心的な展開をシニカルな笑いを入れながら表現しているのは見事!三人の演技も素晴らしい!でも権力は人を幸せにしないことを痛切に教えてくれるラストの展開に本当のこの映画の素晴らしさがある!

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Maine Coon

3.0圧倒!

2019年2月23日
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映画は正直面白くないけど!3人の女優さん達の演技に圧倒されて居眠りできませんでした!

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Kayo

4.0女達の化かし合い。

2019年2月23日
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笑える

興奮

知的

歴史物と言う事もあり、ヨルゴス・ランティモス監督のシュールで難解なファンタジーの世界観は封印。
そこがちょっと物足りなくもあり… 見やすいと言えば見やすい。
その分、いつもの理不尽な人間関係が際立ち、三者三様の女達の化かし合いが面白く、3人の女優の役所がピッタリで楽しめました。
当時の宮廷の生活、装飾、衣装がリアルで美しく見事でした。

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HIROKICHI

4.0期待以上に面白かった

2019年2月23日
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エマ・ストーン 嫌いじゃないけど、あまり興味もなかったので、観に行くつもりはなかった。それに、映画祭で受賞する映画は、面白いと思えない作品が多いから、あまり期待もしてなかった。でも、誰かが絶賛してるのを見て、面白そう…と思ったので、観に行ってみた。期待してなかった分、すごく面白かった。女王陛下と二人の女の人間ドラマなんだけど、いつの時代も、一緒なんだな…と。この作品では、女同士の話だけど、これって、男女の恋愛においても当てはまること。エマ・ストーン の策略、腹黒さは、見事だった。このしたたかさに、みんな騙されるんだよね…。そして、勝つんだよね…。この作品の中では、勝負に勝ったけど、虚しそうだったね。結局、女王陛下の心までは奪えなかったってことだよね。でも、こういう駆け引きの上手な人、羨ましいです。

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らぶにゃん

4.0この3女優のオスカーが楽しみ!!

2019年2月23日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

萌える

18世紀のグレートブリテン王国にて頂点に君臨するアン王女(オリヴィア・コールマン)の下で女官長をしていたサラ(レイチェル・ワイズ)。女王のお気に入りだったサラだが、没落した元上流階級のアビゲイル(エマ・ストーン)が城のお手伝い係として採用され、、、。

FOXサーチライト(低予算主体)興行映画なのに、こんな豪華作品作るんですね。
話的にはこの3人による王女お気に入られ合戦なのだが、もう演技が見事でしかない!

王女役のオリヴィア・コールマン。少し老けた女王役なのだが、1974年生まれとは驚きだ!
17人の子供に先立たれ、代わりに17匹ウサギを飼っている孤独感たっぷりの女王を見事に演じ切った。
権威とおぞましさも見事に演じて、今回アカデミー賞主演女優賞にノミネート。期待出来る。

また、その脇を固める2人が凄い。
レイチェル・ワイズは純粋さは無いものの、常に忠実。気品はあるが自分をわきまえており、女王の良さも分かっており引き出しが上手い。
エマ・ストーンは一度落ちぶれた元上流階級の人間らしく、一般人としての知識、人からのなつかれ易さがあるものの、一族の血か?欲が徐々に出て来てしまう実情をうまく演じた。

この2人の美しさと醜さ、愛と憎しみは観るものを飽きさせない。この2人も助演女優賞にダブルノミネート。
オスカー半分ずつにして2人に分け与えてもいいくらいであった。

当時中世宮廷内の楽しみ方なども映画で堪能出来、パーフェクトでは無いものの、ワクワクさせてくれるものがあった。
マイナスはややBGMが単調な所と男性陣の腑抜けぶり。

観た後パンフレット久しぶりに買いました。
オスカーが楽しみです!

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巫女雷男

4.5虚ろで混沌とするラストに感動する

2019年2月23日
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アカデミー賞の発表前に観るべき作品かと思い、ぎりぎり滑り込んだ。やはり作品賞ノミネート作は特別だ。

ヨルゴス・ランティモス監督と言えば「ロブスター」を見落とし、「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」は好きになれず、イメージとしてはマイナスのスタートだったが、いい意味で予想を裏切られた。

女王アンを演じたオリビア・コールマンが秀逸で、わがままだが脆く弱い裸の王様、ならぬ「裸の女王」を好演した。

アンの幼なじみで彼女の信頼と愛情を一身に受けてきたサラ(レイチェル・ワイズ)と、没落貴族の娘でどん底を味わったサラの従妹のアビゲイル(エマ・ストーン)の二人が女王の寵愛の争奪戦を展開するが……

バイセクシャルな女王と二人の女性との関係が下世話でいい感じ。

そして虚ろで混沌とするラストが素晴らしすぎる。女王アンが確固たる主役であった。

コールマンの主演女優賞もあると思います。

【2019,2.27 追記】祝アカデミー賞主演女優賞!

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エロくそチキン

4.0面白かった

2019年2月23日
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ハードル低くして観たら面白かった。さすがアカデミー賞候補。

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ボケ山田ひろし

3.5うーん、切ない

2019年2月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

怖い

冒頭の乗合馬車のいかがわしい雰囲気、女中のイジメ、女王様の痛風の原始的な治療、貴族の退廃的な遊び・・・ヨーロッパのドロドロした雰囲気全開で、グロ苦手な私は最後まで見られるか少し不安でしたが、結局お話の面白さにあっという間の2時間でした。
3人の女性の中で一番生身の人間臭く感情移入できたのはアン女王。女王と雖も17人もの子を失い今は持病に悩まされて自由に歩くことも好きなものを食べることもできない悲哀さに、何度も胸が締め付けられました。これなら多少の我儘は許してあげてーって気持ちで見てました。
サラとアビゲイルどっちって言われると、私は当然クールビューティのサラ派なんですが・・・一番印象に残ったのはサラの最後のセリフ。やっぱりこの人は聡明な女性だったわ。結局女の幸せを掴んだのもこの人なんだなあと感じつつ、幕。

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いちご

4.0素晴らしい映画

2019年2月23日
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見応え十分。シニカルな笑いや女優陣の見事な演技に満足です

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ビビ

4.0寵愛を得る者

2019年2月23日
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女性版大奥と聞いて観賞しました。
シスターフッドの関係を描いた作品は結構ありますが女性版のホモソーシャルものは中々珍しいと感じました。男性版はそれこそ沢山あるのに。
結局権力と感情が絡むと性別に関わらず泥沼になるよなぁと。滅茶苦茶床の事情が反映されている。

ラスト、アビゲイルが女王の唯一の寵愛を手にし地位も手に入れ勝利した様に映りますが、実際は女王の永遠に埋まらない空白を慰める為の道具になったに過ぎず。
幼い頃から寄り添い恐らく女王の本質を誰より理解していたであろうサラを結局は捨ててしまう 気まぐれで尊大で脆い女王様の気がいつまた変わるとも知れず、とても不穏な結末を迎えます。

結局このシステムから抜け出し穏やかそうな夫と共に暮らすサラが一番幸せだったのかも知れないです。(国外追放を受けていますが…)
女王宛の手紙をしたためるシーン好きだったな… 執着するのを止めさえされば酷く楽になれる筈なのにという…

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ヒレ肉

4.0女性のバトルが壮絶

2019年2月22日
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この監督の作品は初めてだったけど最も好きな女優エマ・ストーンとかつて好きだった(久々見たな)レイチェル・ワイズがいい感じに女性のバトルを繰り広げる。そこにまあダメな女王を演じるオリビエ・コールマンの演技も絶妙に加わる。
ダンスを辞めさせるシーンで女王に顔面ドアップ長回しとかの演出は良かった!英国王室、女王とそれを取り巻く女達がテーマにもかかわらず、ふんだんに変態的な下ネタを散りばめているのも監督が鬼才と呼ばれる所以なのだろうか。
最後はなんじゃこの終わり方と思ったけど、ウサギと同じfavouriteの1つでしかないという理解で腹落ちしました。

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なつお