女王陛下のお気に入りのレビュー・感想・評価
全225件中、201~220件目を表示
吐き気
圧巻の演技に脱帽
ブラックコメディ監督が描く、英国版“大奥”
女王陛下の奪い合い
女優の演技は見事だが?
イギリス版大奥と言っていい歴史映画。脚本、主演、助演女優
の演技は見事でなるほどアカデミー賞にノミネートされても
納得できる。どうすればアン王女に気にいられるか。レディサラと
アビゲイルの駆け引きは見応えがあったし、アン王女のように
権力を握った女王の苦悩も肌で感じ観て良かった。ただ、私は
3.5点にしたのは監督のこの映画で観客に伝えたい事がはっきりしないし、映画のようで海外ドラマシリーズっぽい内容である事、もう一つは
観た後の余韻がなく疲れやすい。私は映画を見るときは観た後の余韻を
重視しているがこの映画は残念ながら余韻がなかったのは残念。オリビアコールマン、エマストーン、レイチェルワイズの演技は見事です。
痛風は何を表すのか?
女の世界は怖い!!
結末部分が・・・。
最後に至るまでは、なかなかの傑作だな、まるでシェークスピアの史劇のようだな、とかなり感心して観ていたのですが、最後の最後になって啞然としました。あれ、一体、なんなんでしょう。どういう意味なのでしょうか。会場内にはエルトン・ジョンの名曲「スカイライン・ピジョン」が鳴り響くのみ。もうボケボケです。勿論、映像もボケていますが、それよりもなによりも結果的に作品自体が画竜点睛を欠くものとなっています。一体、どうしたのでしょう。監督の演出、もうネタ切れだったのでしょうか。エネルギーが尽きたのでしょうか。時代考証、俳優の演技が素晴らしかっただけに、落胆の度合いはかなり大きなものがあります。
アカデミー賞の最優秀作品賞はちょっと厳しいでしょうね。
そこにあるものとは…
音楽・衣装も良い
英国には悲劇がお似合い
英国には悲劇がお似合いだ。
少し不謹慎な気もするが、シェークスピアばりの、この悲劇の物語を観ると、やっぱり!と思ってしまう。
イギリスのすごいところは、こうした王室の悲劇でさえ物語として記録して、国民が楽しむことが出来るところだろう。
日本では皇族の悲劇の物語は基本的には見当たらない気がする。歌舞伎も能も悲劇が主体だが、皇族を物語にするのは畏れ多いのだ。
アン女王は、ピューリタン革命から続く、イギリスが長く混乱していた時期の1700年代の前半に統治した女王だ。
この時期は、マウンダー極小期という80年から90年くらい続いた地球が寒冷化した時とも重なっていて、イギリスが当初アイルランドに侵攻したり、食糧の確保が大命題で、その後も欧州大陸の国々とも紛争が絶えなかった。
税を倍にするなんてことをやったら、本当に国民が反乱を起こしたに違いない時代だったのだ。
そんな時代の、浮世離れも甚だしい王室内の混乱や、政治的駆け引き、恋愛(?)を含んだ悲劇を少しユーモアを交え、また、少しコミカルに描いた物語で、楽しんで観れる映画だった。
シェークスピアばりの悲劇だと言ったが、この悲劇はこの物語で終わりではなく、その後も争いごとは続いていく。
そして、余談だが、この寒冷期を過ぎても、火山の大規模な噴火で、10年とか20年単位で、地球が寒冷化したことが複数回あって、その度に、欧州では革命だの戦争だのが繰り返されて、僕個人としては、食糧不足は統治に重大な問題なのだと思い返したりした。
また、この浮世離れした物語は、宮殿の中の出来事が主で、役者達の衣装も舞台を観てるようで楽しめたし、まあ、不謹慎だが、エマストーンがものすごく可愛かった。
今、イギリスは欧州連合離脱で擦った揉んだしているが、これもいつかは悲劇として記録されるのだろうか。
それとも、イギリスに止まらず世界的な分断が悲劇として語られるのだろうか。
ハマりましたこの映画
シュールな権力闘争
豪華絢爛な18世紀のイギリス王室の美術や、衣装に目を釘付けにされる一方で。
内容はといえば、老女王の寵愛を得るために、二人の女が繰り広げる同性愛ラブバトル映画でした。
いや、真面目な話、スリラーというか。
いかに権力を手に入れるかという目的のために、壮絶な騙し合い・殺し合いで相手を陥れる話なので、怖いんですよ。
ところが、ところどころに入れてくる、イギリス・アイルランド・アメリカの容赦ない下ネタギリギリのユーモアがツボで。
愛撫が指派と舌派、どちらがいいか語る女王に、嫉妬を抱きあう女二人って構図に爆笑。
さらには、身分のためだけに、上流階級の軍人と結婚した舌派の女を、エマ・ストーンが演じているんですが、この初夜のシーンで私だけ大爆笑してて、他の観客は気まずさで静まりかえっていました。
実にシュール。
タイトルなし
全225件中、201~220件目を表示