「アン女王かわいそう」女王陛下のお気に入り Ruiさんの映画レビュー(感想・評価)
アン女王かわいそう
哀れなるものたちのヨルゴス・ランティモス×エマ・ストーンコンビだと聞いて鑑賞
エマ・ストーンのお顔が好きなので、惚れ惚れ…
見所はコールマンのアン女王役、演技が凄かったですね。アン女王の孤独と哀しみ、体調不良が伝わってきてつらかった。
史実をベースにしていて、サラもアビゲイルも実在の人物。アンが17人の子を失ったというのも、サラを追放してアビゲイルを登用したのも、史実。アンの風貌がWikipediaに載っていた肖像画とそっくりだったので驚いた。
アビゲイルは必死のし上がったのに、達成したあとは馬鹿騒ぎするわウサギ踏みつけるわ、でなんだかつまらなそう。アン女王もアビゲイルも救われない空虚なラストが何とも…
サラのお手紙、アビゲイルが読むことを見越して書いたのだろうか?
シーンごとにタイトルをつけるのと、魚眼レンズは哀れなるものたちと共通しており、監督お気に入りの手法である模様。
追記
再上映に行ってきた@歌舞伎町タワー
音楽の使い方が際立っていて、劇場で観てよかった
マーク・ゲイティスがでてくると、あ〜イギリスの映画観てる〜って気がする(笑)
初回は比較的アビゲイルに共感してみていたけど、2回目はなんだか、サラの方が愛情深く、管理職としての能力も政治家としての志も高いように見えた。
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