劇場公開日 2019年8月16日

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「着想が秀逸、三吉彩花の才能も抜群だが、矢口監督作としてはまあまあ」ダンスウィズミー AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0着想が秀逸、三吉彩花の才能も抜群だが、矢口監督作としてはまあまあ

2019年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

欧米ではダンス自体が日本より身近で、ミュージカルを自然に楽しめる下地になっている。一方、大抵の日本人にとって不自然に感じられるミュージカル場面だが、催眠術にかかり「音楽が流れると否応なく歌い踊る」体になったという着想で納得させる点がまず秀逸。

三吉彩花の歌と踊りのパフォーマンスも期待以上。歳の近いモデル出身女優としては広瀬すず、小松菜奈、中条あやみらに差をつけられていた印象だが、三吉が才能と魅力を発揮した本作により、今後は映画・ドラマでの主演作が増えるのでは。

矢口史靖監督作としては「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」と同様、若い演者らが難題に挑戦し、見事なパフォーマンスを披露する点も共通する。ただし、前述2作が登場人物らの成長物語と演者らの奮闘が絶妙にシンクロしていたのに対し、本作では主人公の成長とミュージカル的達成が直接は関係しない点が惜しい。この点が感動の弱さの一因か。

高森 郁哉
kossyさんのコメント
2019年8月28日

音楽が聞こえてくると踊りだすって点では「いなかっぺ大将」がありますよ!(笑)
最後に丸裸になるってのは、さすがに女の子の主人公だから無理かもしれませんが・・・

kossy