「ちょっと手抜き感」ダンスウィズミー yuriさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと手抜き感
ヒロインは、ミュージカルが大嫌い。なのに、催眠術でミュージカル体質に。
つまりこれはミュージカルの形をとったコメディなので、歌やダンスがそこそこでも楽しめるはず。
実際、最初の方は楽しいです。
でもやはり物足りない。
というのも、ヒロインは実は歌とダンスが得意なのに、子供の頃の失敗のトラウマで、ミュージカルを拒絶していた。
それが催眠術で解放されたのなら、 もっと歌をしっかりやって欲しい。
全体的に、歌にはあまり力を入れてないですよね。
ロードムービーに移行した途端につまらなくなったのは、そのせいかもしれません。
車の旅に3人目が加わって、路上ライヴをしながら旅費を稼ぎますが、歌うのが「年下の男の子」のみって、それは無いでしょう!コーラス単純だし。
3人目の女がストーカーだった件とか、全然楽しくないです。
函館のショーも盛り上がりに欠け、最後は何とかまとまってホッ。
三吉彩花さんは、表情やコミカルな動きが魅力的で、ダンスも良かったですが、歌はいまひとつ。
声量が無いから、歌わずにはいられない感じはなくて、普通に歌ってる感じ。
タメすぎの歌い方もキャラに合ってなくてダサイのですが、指導が悪い?
突き詰めてあげれば、もっと出来たのではないでしょうか。
この作品の星を3.5にした為に、この後の作品の評価に悩むことになってしまいました。個人的に、いくつかの映画の評価との整合性に欠けると感じたので、本作の評価を自分の中でだけ、星3に訂正します。