イコライザー2のレビュー・感想・評価
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渋さ健在
大体この手の映画は続編になると国家相手になったりと急に敵が大きくなってしまうがそうはならず、マッコールがドライバーマッチングアプリの「Lyft(リフト)」で運転手稼業を営みながら世直しを続けている設定が、地に足着いていてとてもいい。
リフトならではのユーモアも。様々な人種や年齢の人間を乗せるマッコールの表情が変化に富んで一つの見所に。
女性を薬漬にしてレイプしたボンボンたちをぶちのめしたあとに、チャリーンとスマホに十数ドル入る場面が爽快。
これだけ善行して数千円かよ、って。
マッコールおじさん、読んでいる本が『シッダールタ』など人生の求道者じみてきたのに、一般人を再起不能なまでに叩きのめしちゃうやり過ぎなところが、また萌えます。
相変わらずフークア監督の映像センスは抜群。セリフも渋めで少なめ、主人公も敵もごちゃごちゃ理屈めいてないのがいい。マッコールが殺人現場をプロファイルする場面が1にはなかった趣向。
また、世を儚んだ底辺の若者を鼓舞し、全うな道を歩かせるという話の軸は1を踏襲。
そのマイルズ君をストリートギャングから助けたときの理由を聞かれたときに「それはこれから探す」という返答がしびれる。
特に理由など無い…というときに格好つけて使ってみたい(笑)。
それにしても、命を賭して危険な任務を行ってきた仲間同士で殺し合うことに躊躇しないことそのものが、マッコールの人生の儚さと孤独が浮き彫りになった気がして少し切ない。
並べられたリンゴの数は何を意味するのだろうか。かつての仲間の数なのだろうか。
やられ方が痛い。でもすごい映画。
悪いやつを倒していく話と軽く捉えて見たら、やられ方〜!やられ方が非常に生々しく、これR18くらいでいいんじゃないのかなと思った。見ててうわああ、痛い痛い!って思っちゃった。
それ以外はもうとにかくすごいです。マッコール最強。
2からいきなり見てしまったんですが1も見たくなりました。
ドキドキハラハラのところの演出がすごい。音楽とか雰囲気とかすごい。(あああ…それはダメだあああ!)と自分がそうなったかのように物語に引き込まれてしまう。
伏線の回収もすごい。回収どころじゃない。そんなにすごくして返す??ってくらいすごい。全体的に映画としてのまとまり感が凄い。
次の展開が怖いけど、息をのんで見ちゃう。
ジャンルがサスペンスとアクションとホラーにもまたがってる感じがする。マルチに楽しめます。
ピンチがぜんぜんピンチに見えないのもイコライザーならではだと思う。だってマッコールは最強だから。
1も絶対見ます。
イコライザーを観て
前作の良さが際立ってしまったかな
私刑の是非は?
デンゼルワシントンが魅せる、圧倒的な強さの裏にある哀しき闘い
〈あらすじ〉
昼はタクシーの運転手、夜は、関わった人を救うためなら殺人も厭わない、元CIAエージェントのマッコール。
ある時、唯一の理解者である、CIA時代の元上官、スーザンが殺害されたことで、犯人を追っていく。
〈感想〉
自身が信じた正義のために闘い続ける、
マッコールの特徴
○常に冷静沈着で、荒事は基本1分以内に解決
→戦闘前、時計で時間を測る習慣あり
○読書好きで、几帳面な性格
→本を机に置いてから、位置を微調整
あと、台所で青リンゴを綺麗に並べる
○大切な人の前では、厳しくも優しい
→タクシーの常連さんの話を優しく聴いたり、アパートの住人や大家とのやりとり
そんな彼から、哀愁や孤独感を感じるのは、過去に妻を失った深い悲しみを振り払うための闘いのようにも見える。
ストーリーとしては、正直、黒幕に辿り着くまでがあっけなく感じ、あまり感情移入出来なかった。
それでも、マッコール演じるデンゼルワシントンが魅せる、存在感あるアクションが観られただけで、満足だった。
期待してただけにとても残念
マッコール無双炸裂!
ロバート・マッコールの世直し
続・必殺仕事人デンゼル 仇討ちます
デンゼル・ワシントンとアントワン・フークア監督の4度目のタッグとなる、2014年の『イコライザー』の続編。
『デンジャラス・ラン』など企画はあったものの、デンゼルが長いキャリアに於いて初の続編出演も話題に。
一見、何処にでも居る普通の男。が、その正体は…。
元CIAの凄腕エージェント。
相手を瞬殺。
法では裁けない悪人どもに裁きを下す、米版“必殺仕事人”。
その名は、ロバート・マッコール!
続編を作りたくなるのも分かるくらい、マッコールのキャラは面白味がある。
前作ではホームセンターの従業員だったマッコールだが、今回はタクシー運転手。
冒頭、様々な客を乗せる。
何かこれだけで一本、人情映画が撮れそうな…。
もしまた続編が作られた時、次は何の仕事に就いているか、お楽しみにもなりそう。
さて、本筋は…
ある事件を追っていたマッコールのCIA時代の元上司が何者かに殺された。
CIA時代の元相棒と共に犯人を追う。
ズバリ、犯人は“同業者”。
マッコールと同じ“仕事請負人”。
が、マッコールは悪人に裁きを下しながら自ら罪の十字架を背負ってるのに対し、奴らは金と己の歪んだ保身の為だけに人を殺す。
しかも、元上司で唯一の友人を…。
同業者? 否!違う!
マッコールの怒りが爆発する…!
本筋と共にサイドストーリーも展開。
マッコールの近所に住む青年マイルズ。
画の才能がありながらも、悪事に手を染めようとする彼を救出。
時に厳しく熱く、時に優しく温かく、若者を導く。
その姿に、デンゼルの素の顔が垣間見えた。
擬似父子のような二人のドラマは悪くないが、この青年が何か事件の鍵を握っているのかと思いきや、全く関連ナシ。
終盤事件に巻き込まれ、ハラハラさせるシーンはあるものの、今回のマッコールのキャラ像を掘り下げる為の言わば“相手役”。
アクションの見せ場は激しさ増し。
OPの瞬殺アクションやマイルズ救出シーンはキレッキレ鮮やか。
例え暗殺者にタクシー内で襲撃されようとも、見事な運転テクニックと返り討ちアクションで迎え撃つ。
マッコールの自宅の隠し部屋はユニーク&ハラハラ緊迫感。
そして、クライマックスのハリケーンの中のアクションは、ムード共に最高の舞台。
イコライザー同士の熾烈な闘い。
一人一人始末していき、スカッとさせる。
事件の犯人は容易く想像付く。
前作のクロエ・グレース・モレッツのような華にも欠ける。
それらは物足りなく、マイナス点でもあるが、硬派なストーリーとスリリングな展開。
フークアの手堅いアクション演出。
ワシントンの華麗なるアクションと名演と、彼の持ち味が活かされたハマり役。
仕事人アクションとして今回も安定の面白さ。
晴らせぬ恨みを晴らし
許せぬ人でなしを消す
いずれも人知れず
仕掛けて仕損じ無し
人呼んで…
必殺仕事請負人、マッコール!
何故こうなった?
この作品には残念ながら、前作ほどのカタルシスは感じ無い。
タクシー運転手になったのは自由時間が増えて都合良いんだろうとは思う。
ただ、今回の標的の殺し屋集団(昔の同僚)が、自分の親友を殺したから「お前らを殺す」では、ただの復讐で何かモヤモヤするのだ。
殺された奴にも家族が居て、怨みは続いていきそうなので全くスッキリしない。
悪役らしく人質を取るがそれすらも巧く使えず中途半端。
しかも、元同僚と言うバックボーンで現役の殺し屋である四人が易々と倒される件は、コイツらの弱さが予想を超えるレベルであったので驚いた。
わざわざ海辺の廃墟の街を自身の妻と住んでいた家があるとして、如何にもなセットを使った嵐の中での戦闘も敵の弱さも相まって、嵐が活かしきれていない。
絵を描いた青年をもっとピックアップするのかと思ったがそれほどでもない。
前作が良かったので期待しすぎて、物足りなかった気持ちになった。
スカッとする
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