「なんてことはない話だが野球って素晴らしい」泣くな赤鬼 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
なんてことはない話だが野球って素晴らしい
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原作未読
劇場で観たかったがスケジュールが合わず観ることができなかった作品のうちの一つ
期待していたのとは違い全体的に薄味だ
原作そのものが悪いのか脚本が悪いのか
堤真一は声がいい
死にそうになっている柳楽がいい
離婚してくれと言われたときの悲しい表情の川栄がいい
野球部の生徒にとっては迷惑な企画かもしれない
でも長い目で見れば得るものはあったはず
それにこれで要望通り監督が本気になってくれたのだから
サラリーマンになったサードは監督が会いに行ったとき「自分たちは監督の夢を叶えるための道具」なんて言ってしまう
かつての恩師にそんなこと言っちゃうかなあ
ありえないんですけど
映画の監督は野球嫌いなのか?高校野球が嫌いなのか?野球に対する愛情が無いのに野球映画のメガホンをとるような奴なのか?
観てるこっちは一気に冷めてしまった
それでも彼はグランドに現れた
ゴルゴに熱い声援を浴びせグローブを託され自分もノックを受ける
現役のころ嘘をついたことを謝る
いい話になった
なぜあれで野球を投げ出してしまったのか
僕には全く理解ができなかった
監督の指導方針が彼には合わなかったのだろう
はじめから感動させようという謳い文句が強いとそれに白けて全く感動ができない
末期癌という設定がありがちで陳腐な感じがするし野球好きなのに共感も感情移入もできなかったが話としては悪くはなかった
最高で星が5つなら星3つがこの作品に対する正当な評価だと思う
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