「泥臭いところ」泣くな赤鬼 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
泥臭いところ
甲子園まで後一歩という群馬県の高校で野球部の監督をしていた男とセンスはあったが挫折した教え子が10年ぶりに再会し交流していく話。
現在は進学校で野球部をみていて胃の調子が良くない元赤鬼と、会社の健康診断で引っかかった鬼平でも梅安でもなくゴルゴが病院で偶然再会し絡んで行く。
現在のストーリーに過去の話を差し込んでみせていくながれで、エピソードも演出も単純明快、あらすじに書かれている通りにわかりやすく展開していく。
泣かせどころも落としどころも見え見えのコテコテだけどやっぱり胸熱で、そこからのエピローグもやっぱりわかりやすくて温かくて、意外性なんか微塵もないけれどそれで良いし面白かった。
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bloodtrailさんのコメント
2019年6月17日
コテコテだけど胸熱なヤツが、ややもすると低位に見られる風潮があって、いややなぁ、って思ってます。文芸調のネタを偏った脚本にして、雑な画と緻密さに欠ける演出で撮った方が、そのスジの専門家からは評価される、みたいな。一時期の、おフランスやイタリアみたい。胸熱に屁理屈は要らないので、この手の作品が淘汰されない事を祈りつつ。と言うか、高評価の方が多くて嬉しいですね!