「また、野球やりたい」泣くな赤鬼 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
また、野球やりたい
人生なんて後悔ばっかりだ。
振り返ると、思い出すのは後悔の方が圧倒的に多いような気がする。
なんで途中で投げ出したんだろう。
なんで優しくしてあげられなかったんだろう。
なんで勇気が出なかったんだろう。
なんで酷い言葉が口からついて出たんだろう。
なんで嘘をついたんだろう。
なんで謝れなかったんだろう。
そして、
なんで正直になれなかったんだろう。
でも、後悔があるから次はより良くあろうと出来るのも事実だ。
後悔、先に立たずというが、そんなことはない。
長い人生で後悔は、何度でも、何度でも先に立つのだ。
ゴルゴは、「悔しい」と正直に打ち明けて旅立ったが、彼の率直な気持ちは、家族に受け継がれたはずだ。
赤鬼に再び立ち上がる勇気を与えたはずだ。
許された友も、彼の最期のプレーを見守った高校球児もゴルゴをきっと忘れないはずだ。
赤鬼が、最後もゴルゴに、手加減なしでノックを左右に散らしていた。
厳しく接するのだって愛情だとも思えるが、余命が短くなっても、野球を上手くなれ!、そして生きろ!という赤鬼のメッセージが聞こえるようだ。
そして、ゴルゴは、精一杯、身体を、腕を伸ばして、白球に食らいつくのだ。
なんで○○しなかった、もしくはしちゃったんだろう、って、思って後悔するのは若いうちなんだわ〜って
この歳になってからわかりました。ww
もう そういう事ってぼんやりかすんだ彼方の方に行っちゃってるし、まあいいかって感じになっちゃうんですよ。
あとひといきです。後悔も薄ぼんやりとなるのですっ!
コメントありがとうございます。竹原ピストルさんの歌は本当によかったですよね。普段は歌やBGMなんて気にしてないんですが、なぜか本作では聞き入ってしまいました。
あと、ゴルゴへの最後のノックに、自分も愛を感じました。ゴルゴの本気の生きざまに、赤鬼が心の底からエールを送っているようで、とてもいいシーンだと思いました。