アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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日本が負けた敗因がはっきりと描かれている
本作品ですが、第二次世界大戦のお話ではなく、第二次世界大戦前のお話です。
また、戦争映画に見えますが、戦争映画でもなく、戦闘シーンは冒頭にあるだけで、人間ドラマです。
まず、冒頭、戦艦大和の戦争シーンがあり、大和の戦闘から沈没するシーンまでが描かれていますが、大変に迫力があり、良く出来ています。
特に大和が傾きかけるシーンは、よくここまでリアルに再現したなと思うわせる程の力作になっています。
その後、第二次世界大戦になるまでのお話になり、戦闘シーンは一切なく、天才と言われた数学者が、大型戦艦の制作を数学の観点から止めさせる模様を描いた作品です。
しかし、全編、大変に良いリズムでお話が進んで行くので、大変に楽しめる内容で、本当のお話ではないんだろうが、要所要所は本当のお話をエピソードとして織り交ぜ、お話が展開していきます。
実話ではありませんが、本作品には、第二次世界大戦の始まりのきっかけが有り、第二次世界大戦で日本が負けた敗因がはっきりと描かれています。
また、出ている役者さんも大変に演技力がよく、監督の演出や編集力、お話、俳優さん、一貫して素晴らしい作品だと思います。
当時の時代だから仕方がないですが、日本の愚かな人達を知る上でも見応え十分な作品です。
戦艦大和の迫力がすごかった
菅田将暉の変人ぷり炸裂!
試写会に行ってきました。
めちゃめちゃ良かった!そして面白かった!💯
私もそうだけど、戦争映画はちょっと苦手…😅って人は結構いると思う。
でもこの作品は全然違う!!
戦場での戦いとか死とかは描かれてなくて(多少、冒頭にありますが…)戦争を起こさせない為に天才数学者が奔走する話。
とにかく、菅田将暉の変人っぷりが見事!
相方の柄本佑との掛け合いも最高。
菅田将暉が数式を黒板に羅列していくシーン。
柄本佑が戦艦大和の特徴を無表情に早口で語るシーン。
田中泯の心の内を隠すように眼鏡が白く光るシーン。など、挙げればキリがないほど良いシーンが満載!
冒頭の圧巻のシーンからラスト全てが明らかになるシーンまで、緊張感の中にも笑いがある見応えたっぷりの作品!
山崎貴監督のVFXも健在で今作も凄すぎる!
是非、映画館で観て欲しい。
そして菅田将暉の軍服姿は美しい!!
日本人は負けを。。
戦艦大和 最大の駆逐艦が戦争を忘れさせません、日本が戦争に突き進んで行ったときに冷静に意見を言える状況だったかどうか。。映画の始めから息を詰まらせて観ました。状況がリアルだった、、さすが永遠の0の山崎監督、私たちが見る事の出来ない戦艦大和が
どうやって出来たのか。その費用は莫大なものでも国と国との比較は比べものならない事を分かっていた櫂直役の菅田将暉、素晴らしかったです、また、冷静な造船中将であった、平山を演じる田中泯、格差があったことを冷静に見ている日本人でありました。最後に田中泯が演じる平山が話していた事は私の心に沁みました。確かに日本人は。。
日本人は戦争はもうしてはいけませんね。。呉に沈んでいる戦艦大和、原爆も落ちた事を絶対に忘れてはいけない、この傷痕をいつまでも残して日本人は将来を考えなければいけないとつくづくと思ったのでした。
いい映画でした。
冒頭VFXとオチが見どころだが中身が薄い
さすがは山崎貴監督、VFXのこだわりは半端なく、冒頭の戦艦大和のシーンは迫るものがある。ただやはりそこに重心が置かれているからか、ストーリー展開にやや物足りなさを感じてしまう。
原作は最初の数巻しか読んでなかったが、言ってみれば戦艦製造の見積もりの不備を計算して指摘するというものだから、正直地味な内容を壮大な人間かけ引きドラマにできるかが見どころ。
『永遠の0』と異なり、緩急をつけて笑いも混ぜようとしたのか、少し浅はかなやりとりや展開になってしまっている。前半の美しいものを見ると測りたくなるのくだりはあんなにしつこくいらなかったのではないか。
ただ(これは原作自体の素晴らしさかもしれないが)、敵対していた両者の思惑が交錯するラストは深く心をえぐられる。
ちなみに完成披露試写会で観たが、出演者登壇のステージ演出はちょっとやりすぎで引いた(水と炎)。苦笑
しかし、菅田将暉はいろんな役をこなせて楽しそうだなー
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