アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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戦艦やまとの最期は臨場感1000%
冒頭の戦艦やまとの最期シーンが胸に迫ってくるほどの臨場感、リアルさで苦しく辛くなってしまった。
戦争の現実ってこうなのだろう、目をおおいたくなる恐ろしさと非情さ。
辛かったが、よく描いてくれたと思う。
とはいうものの戦争シーンは冒頭のみで、あとは、美しいものをみると何でも計りたくなる数学の天才奇才(主人公)が逆境すぎる中で粘り、大活躍をする様が見もの。
結局は国を思うあまり軍部の思うように巻き込まれていく、大きな時代の波には何をもっても太刀打ちできないのか?、、、、、という切なさが残る映画だった。
さすが山崎貴監督の切り取り方!!
大和の映画と聞いて、公開前に原作の漫画読みました。今もまだ続いてる漫画、どーゆー話にするのかな?と思ってたら、こうきたか!!
ちなみに、ノベライズも読みましたが、ノベライズとも違うラスト。
「戦艦大和」ってものすごいファン?多いと思うし、思い入れが強い人が多い。今までの大和取り上げた映画は、やはり、どれだけ悲惨で壮絶な最後か、みたいな感じしか許されない雰囲気もあった。
それをですよ!こういうラストにしたか!と、山崎貴監督の並々ならぬ腕に感服です。まあ、永遠の0にせよ寄生獣にせよ海賊とよばれた男にせよ、壮大な人気の原作を、映画に仕立てるのは天才ですからね。
配役も良かった。原作は偉い人おっさんばかりでちょっとビジュアル的にツマラナイんだけど(笑)、個性的な魅力あるキャラクターばかりで。
菅田将暉さんも好演でした。イケメン俳優とか演技うまい俳優は他にもいると思うけど、あの可愛いさ、清廉さ、青さ、色気、もろもろ出せてるのが素晴らしい。
公開から3日目で二回観たけど、あと数回は観ようかな。
ソフトな戦争系映画
まぁ悪くはないが
期待の低さに対してとても面白かった
事前の期待が低かったのもあってか、とても面白かった。脚本というかお話の構成が上手かったと思う。数学を魔法のように取り扱う過剰な期待及び変人としての数学者描写はまあ、この手の映画ではある程度仕方ない。それでも主人公が、むしろ現代人的常識に従って常に前向きで「合理的な」行動を取り続けるので、田中少尉と一緒になって素直に応援できる。お話のオチも、戦艦大和の裏にあったかもしれないフィクションとしては、そこに込められてるメッセージも含めて良かった。
特に気になったツッコミポイントは、「それが目的なのであれば細かい試算しなくても想定される開発費の下限を示せば良いのでは?」ということ。あとは、カメラを止めるな!のあの場所が使われてて、重要なシーンなのに色々フラッシュバックしてしまい、会話に集中できなかったw
日本映画はこう進んで欲しいです
それでも大和は美しい
日本人なら、大和が建造されて沈没して日本が敗戦することは誰でも知っています。
大和が建造されるべきだったのか、
日本が戦争するべきだったのか、
それによってどれくらいの犠牲者が、、、
など、散々語られてきたことで、正解は分かりません。
映画として、
まず、オープニングの迫力が凄い。
ちょっと遅れて入ってきた人のせいで集中出来ませんでしたが、そんな中でも目が離せない。
誰でも知っているエンディングに向かっていきますが、とても面白いストーリー。
でも、、、建造されるんでしょ?と思いつつ
見ていると、大どんでん返しありのとても魅力的な話でした。
漫画は読んでいませんが、まさに日本人しか作れない映画かと。
大和は建造されるべきだったのか、、ということは分かりませんが、少なくても、大和があったことによって、様々なドラマや映画やアニメと漫画があって、今でも日本人の心を熱くさせるという意味では、大和は必要だったと思えました。
最後まで楽しめました
戦闘シーンがメインの作品ではないので退屈するかと思いましたが、巨大戦艦建造計画の裏に隠された不正を暴くために、若き天才数学者櫂(かい)と田中が帝国海軍の大きな壁に立ちはだかりながらも試算を行う過程に引き込まれ最後まで楽しめました。
ラストは良い意味で裏切られました。
ただ単に戦争=難しい、悲しいという映画ではない
歴史を知っている以上、大和は建造されたのに、戦争は始まってしまうのに、櫂直は結局机上の戦争に負けてしまうのか、そうなんだなと思っていた。しかし結末はそう単純なものではなかった。
VFXの戦艦大和は大迫力でさすが山崎貴監督、という感じだったが、この映画の見どころはそれだけではない。
菅田将暉演じる戦争嫌いな数学の堅物、櫂直が軍人やその周りの人たちとの関わりの中で心が変わっていき、自分にしか出来ない過酷な試練に立ち向かうその心情の変化、真の軍人の田中少尉(柄本佑)と試練を超えていく度に徐々に強くなっていくバディ感、そして、なんといっても会議で黒板いっぱいに数式を描く櫂直のシーンはVFXと引けを取らない大迫力。諸先輩俳優から拍手が湧き上がったそうな。
ラストがまた見どころ。造船推進派の平山(田中泯)の造船に対する思いを知ったとき、櫂直はどう思ったのか、大和を見た時の櫂直の涙が全てを物語っていると感じた。
原作ファンです。
日本人として生きている上での1コマ
1945年に日本はポツダム宣言を受諾し終戦した。それまでの、日本の戦争の1コマに当たる、「戦艦大和」。
ー戦艦大和ー[ウィキペディアより引用]
大和(やまと)は、大和型戦艦の1番艦(ネームシップ)。2番艦の武蔵とともに、史上最大にして唯一46センチ砲を搭載した戦艦でもあった。呉海軍工廠で建造され、昭和20(1945)年4月7日、特攻作戦に参加して沈没した。
BESTIAという種類のもので鑑賞。一番最初に驚いたのは、本編最初の大和のシーン。何より人の臨場感もヤバイ。
その後、話は続き、製造賛成派と反対派での討論が続き、結果"恐ろしい怪物"を作り出してしまう。
戦った男の物語には、火の付け所がないほどです。
ー追記ー
原作未読です。しっかりと構成されている物語だなと思いました。また、本編の「数学の天才」は架空の人物らしいですけれどこれが本当にこの時代にいたらどうだったのかとも思うとすごく興奮します。
数学の力
菅田将暉の演技、作品とも楽しめる
俳優界の時代の申し子、菅田将暉に脱帽!
金曜レイトショーは、この日公開平均年齢高めのアルキメデスの大戦
冒頭から日本国海軍の象徴が、虚しく激しく散るシーンは圧巻∑(゚Д゚)
その後は、デビュー10年で錚々たるベテラン勢を凄い台詞量を物ともせずにグイグイ押しまくる菅田将暉とそれを見事にアシストする柄本祐!!
こりゃ本年度日本アカデミー賞の最優秀主演・助演確定かも!?
数字見ると普段は、イッーッってなるのに・・・(^◇^;)
数学が描く戦艦大和と数式で会議室を一変させる描写は、文句なしに面白い!!
同じ漫画原作の空母いぶきと比べると、自衛隊が撮影協力してるこの作品が、格段にリアリティがあり・・・
ここ5作連続ハズしてだけに、久々に当たり^_−☆
☆4.6
いきなり見応えMAX
面白かった。
開始早々繰り広げられる、戦闘シーンがとにかく圧巻。
縦横無尽に飛んでくる砲弾に、応戦一方でなすすべもない大和。
船体は大きく傾き、ついには沈没するわけだが、このCGだかVFXだかが、とにかく見事凄すぎて、冒頭の数分は目が離せない。
とは言え、派手な映像はこれ以降は全く無く、後は軍人たちの意地と駆け引き、変人の奮闘ぶりを中心に話は進む。
天才数学者櫂の変人ぶりを、説明する件が少々くどいが、この変人役の菅田将暉が良い。
台詞の言い回し1つとってもキレッキレで、見ていて実に気持ちが良い。
しかし、いかに天才数学者であっても、参考にした文献があったとはいえ、ほとんど資料が無い中で、僅か数日で戦艦の設計など出来るはずがなかろう。
見積もり金額にしても、公式に当てはめると、『ある程度の幅に収まる』ならわかるが、ピッタリになるのもどうかと。
あまりにも出来過ぎでしょ。
ま、その辺りを差し引いてもじゅうぶん面白い。
他にも田中泯のいぶし銀のような演技も素晴らしいし、ほぼ紅一点と言っていい、浜辺美波の品の良い可愛らしさも、良いアクセントになっている。
この手の作品を観ると、いつも同じ感情が湧いてくるが、戦争とはつくづく愚かなものだと、改めてそう思う。
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