「滅びの美学」アルキメデスの大戦 うにたん♪コメント書き込み一部を除き回復、皆様色々ありがとうございますさんの映画レビュー(感想・評価)
滅びの美学
計算では出せない答えが会議で飛び出した時点で負けは決まっていたのだろう。
金額を隠蔽して虚偽の情報を他国へ流す…常套手段であるがそんなセコい真似をしても意味の無いほどに比我の戦力差は桁違いで、勝ち目のないのは櫂少佐にも分かっていたのに…
美意識への憧憬…日本人独特なのか?
負ける為の戦争だったのか?
大和出港の櫂少佐?の顔が、平山の案を打破した頃とは違い、目はつり上がり異様になっていた。
正直な所、映画としての中身は薄い。
だが、多くの人が琴線に触れるのではないだろうか?
特に平山の発言については、頭では、理屈では「ほんなもんで勝てるか!」と言いたくなるが希望を持ちたい…持たせたい人たちには“必要”なのだ…と。
一種の宗教めいた信仰に酔わないとあの絶望的な戦いは出来なかったんだろう。
ただ、1人物としてこれらのキャラクターのみを見るのではなく、尾崎造船のやり口など現代にも通ずるものがあり、グローバルスタンダードという名の戦争が今もある事を考えさせられてしまう。
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