マチネの終わりにのレビュー・感想・評価
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全体的に大人の恋の雰囲気に包まれて
パリの空気感とセントラルパークの風景がこの物語の雰囲気を大いに盛り上げている。
石田ゆり子さんにベストマッチな作品だと思います。
エンディングの微笑みがすべてをいや未来が過去を変えるであって欲しいと願いながらエンドロールを観ていた。
是非映画館で🎦
運命ならば結ばれる
石田ゆり子はミスキャスト
原作を読んでいたので石田ゆり子で大丈夫かなと心配しながら見に行ったら、やっぱり残念、ミスキャストだった。
国際的に活躍しているジャーナリストには絶対に見えない。ただ恋する女性でしかない。せめて離婚後に仕事再開の面接を受けるときジャーナリストの顔になってほしかったが、フニャッとしたまま。同じ映画に出ていた板谷由夏が演じた方がまだましだと思った。
反面、福山雅治はよかった。原作の蒔野そのもののイメージだった。彼の心の動きが伝わってくる演技力に驚いた。福山雅治はこんなに役者だったのだとビックリした。
初めて会って心引かれた場面、PCで話す場面、パリを訪ねた場面、どれも押さえようもなく小峰洋子に引かれているのがよくわかった。ギタリストとしての苦悩は映画の構成上あまりなかったが、まあ仕方ない。
石田ゆり子でやるならパリやマドリッド、ニューヨークでロケするほどの映画ではなかったかな。小峰洋子を石田ゆり子がやったので女性側の存在感が薄くなって自立した大人の男女の恋には見えず残念だった。
すれ違いがあって互いに結婚し子供を持ち、(原作では)でもまた巡り会ってしまって、長い時間を経て大人の恋が漂泊して人間として深く結び付く、その読後感が良かったのだけど、映画では恋の成就で終わりにされたみたいで、私としてはうーん!!!だった。
#マチネの終わりに
音楽と街並みと秋を感じる映画
美男と美女が織り成す大人の恋のエチュードは…
どうしてこんなに切なくて遠回りなんだろう…とかって思う。
「洋子さんが死んだら、僕も死ぬよ」
「…私、結婚するんです!」
「知ってるよ…だから、止めに来た」
こんな台詞、一生のウチに一度で良いから言ってみたい!…きっと一度も言う事無く死んでいくんだろうなあ…自分はw
過去は変わらないと思っているけれど、これからの未来によって、過去の持つ意味や解釈が変わっていく、変化していくっていう事なんだろうと思う、きっと。
世の中の大抵のものには可逆性があるけれど、時間だけは非可逆的なものの典型なんだそうだ。どうして時間が非可逆的なのかというと、エントロピーは常に増大し続けるという法則に則っているからなんだ…そうだ。
時間は巻き戻せないから、あの時ああだったとか、あの時ああすれば良かったとかって思うけど…そういう事全てを受け入れて呑み込んで、そうして時の流れを静かに噛み締めるのが、大人の恋の有りようという事なんでしょうネ…きっと。
石田ゆり子さんが、自らの運命を静かに受け入れる、とても素敵な女性でした。
もしかしたら、失われた時間を取り戻せるかも知れない予感を漂わせながらも、それぞれの大人が背負って来た時間が、大人の恋を複雑にして躊躇わせてしまう事があるのかも知れません。それも含めて、大人の恋の有りようという事なんでしょうネ…きっと。
石田ゆり子さんはさすが
幸福の硬貨で何が買えたのだろうか
テレビドラマなら合格
ラストシーン、胸の奥にじんと温かいものがこみ上げました。2人の表情と美しい音楽に、しばし余韻に浸りました。
原作を読んでいたので期待半分、怖さ半分だったのですが、映画はテレビドラマと違ってお金を払って見るものなので、どうしても厳しい目で見ることになります。
そういう意味では、もっともっといい映画にできたのにという印象が拭えません。残念ながら、テレビドラマに毛が生えた程度の出来。観客は集中して見ています。観客を信頼して、不自然な説明的なセリフは極力排除してわからせてほしい。
石田ゆり子さんはトリリンガルという設定に説得力を持たせるため、もう少し英仏語の特訓ができたと思います。福山雅治さんは、いかにも情の薄そうなクールな方なので(失礼!)、もう少し洋子を求める必死さとか渇望を表現できたらよかったな。
伊勢谷友介さんは頑張っていたけど英語を話しながらの演技に必死で、セリフが不自然に切れてしまったところをそのまま使っていて残念。全体的にもっとクオリティを追求してほしかったなという印象です。唯一、ラストシーンとそこに流れる音楽はとてもよかったです。
人生にたらればはない
若者よこれが大人だ
この映画、物語が凄すぎる。淡々とした美しい画面と綺麗な旋律に流されるけど、話は凄いし怖いし、"衝撃"の一言。昼ドラに慣れてないオヤジには。
映像は昔の映画風で、普通のテレビドラマならパリやマドリードの街並みに日本人だと、どこか浮いてしまうところを、とても良い画に納めていた。決しておしゃれ雑誌のようなスノッブな画にならず、見事。
でも、話の衝撃は消えない。
普通の会話では決して言わない、いちいち印象的な引用や台詞。まさに、"歯の浮くような台詞"なのだけど、これが、福山雅治と石田ゆり子にかかると、なんか自然ですんなり収まるのでそれも凄い。
でもやはり、凄いのは物語だ。
もうひとりの主役である音楽もまた、素晴らしい。特に「幸福の硬貨」印象的な旋律とシンプルで柔らかい音。それにおそろしく残る余韻。映像と相まって、聴いているだけで、グッと来る。
だから余計にストーリーの凄さが重い。ザ昼ドラ。恐るべし。
でも、石田ゆり子の演技と雰囲気で、すべてが大人な感じで収まるのだ。冒頭のシーンで「走ると幸せが逃げていくでしょ」という台詞廻しも最高。自然で諭すような言い方なのだけど、上から話している感じがしない。
そしてなんといっても、
「あなたのその幸せを大事にしなさい」
あのシチュエーションでこのセリフを、嫌味なく、複雑な感情を抑え切って、さらりとキメルのは、石田ゆり子以外に考えられない。これが大人なのだ。やってることは若者と変わらないけど、やり方が大人なのだよ。
よくよく見ると、顔のパーツパーツでは、特別美人という感じではないし、年齢相応だったりするが、それがまとまるとなんか華やかで優しげな雰囲気を醸し出して可愛い。不思議な女優さんですね。
まあ、あれこれ理屈はこねたけれど、面白かったのは確か。
バブルの頃の木10ドラマを思い出す^^!
TOHOシネマズデイレイトは、2人の奇跡の50歳の共演『マチネの終わりに』
しかしもう誰も石田ひかりのお姉さんとは言わせない女優さんになりましたね。
天海さんとのバラエティでのポンコツキャラも最高です。
閉鎖病棟を観た後だけにクラッシクギターの音色が、悲しげに心地良い・・・思わずサントラ買おうかと思わせる作品でした。
この20年、韓流主流になってたコレ系のジャンルですが・・・・
久々に木曜10時の陽水さんのあの曲を思い出す大人のラブストーリーは、バブル世代にオススメ!
しかしジャーマネさんソレはアカンよ。
で、伊勢谷友介さんが、キザカッコ良すぎ!!!!
☆4.4
心にじわじわくる余韻
たった3回会っただけで…
なんてオシャレな終わり方。
うーん。。。。
ひとときを夢の中で過ごせました
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