「演技力不足」マチネの終わりに もりのなぎささんの映画レビュー(感想・評価)
演技力不足
原作を読了後、主演の役者さんが好きなので、アマゾンプライムで視聴しました。
小説と映画が違うものになるのは当然ですが、ややがっかりしたところを記載しておきます。
まず「マチネの終わりに」というタイトルには、人生の後半に入る時期という意味があると受け止めていました。ところが主演のお二人の年齢は、とっくにその時期を通り過ぎています。一般人よりはお若く見えるお二人ですが、やはり画面で大写しになるとアラフィフというのは隠しきれず、突然燃え上がる恋愛を演じるのは無理な年齢だなと感じました。
それでも役者さんの演技力があれば、そうした心情を観客に感じさせることもできるのかもしれませんが、お二人とも繊細な演技よりも大袈裟なわかりやすい演技を得意とする役者さんです。本作にはあっていませんでした。10年前に演じてたらよかったかもしれません。
でもこの二人だからこそ興行収入が期待できると、企画が通ったのでしょうね。もったいないなあ。
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