「五感から心に染み入る恋愛映画」マチネの終わりに krataiさんの映画レビュー(感想・評価)
五感から心に染み入る恋愛映画
3度の邂逅だけで惹かれあった2人が、時を経て再びめぐり逢う。関係の再生はなるのか、それとも映画「ひまわり」のように永遠の別れなのか。
現実の息苦しさをはらみつつ、正も負も超えて仕方がないとまで思わせる二人の言葉のやり取り。男女というより人間性の深いつながりを示唆して、羨ましさを感じる。一つひとつの情景はまるで永遠の絵のようであり、音楽が余韻を残す。五感から心に染み入る恋愛映画だと思う。
時間を逆転させることは、誰にもできないけれど、「未来が過去を変えられる」と信じられる気持ちになれた。
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