「腑に落ちた…」マチネの終わりに kawausoさんの映画レビュー(感想・評価)
腑に落ちた…
クリックして本文を読む
未来が過去を変えるけど、その逆もある。
過去は変わらないけど、感情は変わるということを主人公の蒔野が言っていだけど、今が幸せなら、どれだけ苦い思い出でも許せるし、その時の辛い思い出があったから今があると思えるのだろう。
まさに、蒔野が言ったように「弾けない四年間があったから…」なんだと思う。
一方で洋子はどうか?
過去があったから、未来が変わったんだと思う。その象徴が走っていこること。
ある意味で対極をなした二人が最後に出会う。ここで、どういう結末を考えるかで、その人の充実度が解るでしょ?という映画なんだと思う。大人のラブストーリーとか、そんな上辺の話ではないと思う。作者から「あなたは(今、幸せですか)?」と問われた映画だと思う。
人生は、この後も続く。
その未来が、まさに、今、この瞬間も変えていく。だからマチネなんだ…と腑に落ちました。
解ると思うけど、ソワレがあるということね。
関係ないけど、早苗に怖さを感じたけど、あそこまで愛してもらえるなら、それはそれで幸せかもね…と思わなくもなかった。
コメントする