劇場公開日 2019年6月7日

「大きなものは大きな画面で〜」海獣の子供 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0大きなものは大きな画面で〜

2019年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

原作未読ですがまるで細密画が動いている感じ。
クジラやサメが緻密な線で描かれているのため
動いた時の怖さ、本物のザトウ鯨の水中動画の様な
あの怖さが十分伝わって来る。
予告編で観た圧倒的なクジラ描写!

とてつもなく大きいものが描かれている映画は

映画館で観ないと全く意味がない私理論。
それだけでもおすすめです。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

ライムスター宇多丸さんの評論やネットでのレビューを読んで
日本アニメのど真ん中(ジブリ、押田さん、新海さん)とは
違うところを知りたくて観て来ました。

クジラやサメだけでなく、主人公の日常生活の描写も
とても丁寧に書き込まれていて

彼女を取り巻く世界がしっかり伝わってくる。

難解だという意見もあるそうですが
宇多丸さんの評論や
ネットのレビューを読んでから観に行った私は、
地球の生命は宇宙からの隕石に含まれた物質によって

発生したのではないか?という学説がありますが
それを形にしたような、
海は全ての命の母
という様な話だと理解しました。

命の起源〜

命溢れるこの星が、もう奇跡〜〜

@もう一度観るなら?
「大きいものが描かれている映画は
映画館で観ないと全く意味がないよね」

星のナターシャ