「絶対に劇場で見るべきアニメ版「2001年宇宙の旅」」海獣の子供 uttiee56さんの映画レビュー(感想・評価)
絶対に劇場で見るべきアニメ版「2001年宇宙の旅」
内容については省略。どうせ内容について言及しても意味はない。
「2001年宇宙の旅」と同類の「考えるな、感じろ」というタイプの映画。どうせ考えても理解できない。作っている側も、言葉で説明できるくらいなら映像になんかするかいな、と思っていることだろう。幸いなことに説明ゼリフが多いから「2001年~」よりはずっと取っ付きやすい。
アニメ映画はTVアニメをそのまま2時間にしたようなものが多いが、本作はまさしく劇場で見なければ意味がない映像である。少しアニメを知っている人ならば、これ全部背景動画じゃないのか!?一体どんだけ金と手間をかけてんのこれ、と驚嘆に値する映像が2時間に渡って展開される。「君の名は。」の特殊作画の映像が2時間ずっと続いているような感じだ。
できることならIMAXで上映してほしかったが、IMAXどころか劇場にかかっている期間自体がそう長くはないだろう。とにかく見ろってことだ。
(2019/6/29追記)
2回めの鑑賞。今日行った劇場では子供が多かったが、子供に理解できんのかこれ、と思いきや、上映後は「面白かったねー」と満面の笑顔。大人は理屈と物語で理解しようとするから、どちらも省略されている抽象画のような映画は理解できないが、子供は映像を直に受け取るから、子供の方が理解できるのかもしれない。
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