「バーフバリへ続く道」マガディーラ 勇者転生 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
バーフバリへ続く道
『バーフバリ』シリーズと同じ、S・S・ラージャマウリ監督作品。
バーフより前、2009年の作品ですが、バーフのヒット&人気から、日本での上映が実現したもの。
バーフの原点で原形がそこにありました。
悪役は「手に入らないものに貪欲、凄まじい執着」がエネルギーで、主人公は「愛する者を傷つけようとする者への怒り」がエネルギー。
対比の妙。
心の底から憎く思える悪役がいてこそ、正義の主人公が輝く。
外連味が少し足りなくて、『バーフバリ1 伝説誕生』とレベルは近い印象。
『バーフバリ2 王の凱旋』までのテンションはない。
空の飛び方などのCGシーンが、技術的に稚拙な時代の作品だったため、逆にそれを割り切ってギャグとして昇華してる感じで、ドラマ版『のだめカンタービレ』のミニチュアシーンを思い出してしまいました。
そういった様々なチャレンジが、『王の凱旋』につながっているかと思うと、感慨深い作品でした。
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