劇場公開日 2018年9月8日

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「史実の重みを素直に受け止めたい」ヒトラーと戦った22日間 ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5史実の重みを素直に受け止めたい

2018年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

第二次大戦中ドイツ・ヒトラーがユダヤ人絶滅を目的にポーランドに設置したソビボル強制収容所での脱走劇を描く。日本では余り知られていない実話が下敷き。この収容所だけで20~30万人が殺害されたと言います(Wiki)ので想像を絶します。作品ではドイツ兵たちの囚人たちに対する横暴な振る舞いが延々と描かれます。囚人達が勇気を振り絞って脱走を決起するところがこの作品のお題なんでしょうけれど、私にはこちらの方が衝撃でした。本作にはドイツのプロダクションも製作に関わっていますし歴史考証も踏まえていると思いますが、ドイツの人達がこの作品を一体どのように受け止められているのか、とても気になりました。

ホワイトベア