「人生は妥協の連続」嘘はフィクサーのはじまり kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
人生は妥協の連続
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なんだか一人フェイスブックをして、どんどん人脈だけを広げてしまってる男のような気がしたノーマン(リチャード・ギア)。普通なら取引の仲介をして紹介料・手数料でガッポリ儲ける仕事なんだろうけど、それは序盤に出てきた話のみで、彼が儲けてる節が全くないのです。詐欺師のようでもあり、誰も損してない。さすがにラビのスティーブ・ブシェミだけは教会を手放さなきゃならないんだろうけど・・・
徐々にリチャード・ギア演ずるノーマンのキャラがわかりつつあるのですが、彼の友人たちと同じく出身・住居・家族構成など知る由もない。みんな損をしていないらしいし、彼の収入すら見当もつかない。想像するに、儲けてるのは親友の弁護士だけ。逆に考えてみれば、弁護士に踊らされてたとも考えられるのです。
「え、自分だったのか?」という展開は簡単に予想できる範囲だったけど、終盤に自分と似たようなフィクサーの男に声を掛けられるのは面白かった。そして、エシェル首相の息子がハーバードに入学したこともあるし、汚職じゃなくても裏口入学で罰せられるのも時間の問題か・・・
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