嘘はフィクサーのはじまりのレビュー・感想・評価
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Realistic Human Drama
Just by looking at the cover I thought I was diving into a documentary about a real-life fixer, and the first five minutes of the film I thought it was just that, as the dialogue scenes are superbly realistic. Falling somewhere in line with real life current events politics, it's a Jewish-American version of In the Loop or the Death of Stalin. Some things to learn about traditional Jewish identity
リチャード・ギアはへっぽこな役が似合う
リチャード・ギアは、「『プリティ・ウーマン』の」という枕詞はさすがに通用しなくなってはいるが、それでもモテる二枚目俳優というイメージが強固にあった。しかし、実は『運命の女』の妻に浮気される夫とか、『シカゴ』のちゃらんぽらんな悪徳弁護士とか、情けなかったり軽かったりする役柄の方が本領を発揮するように思う。
本作では、口八丁で世の中を渡っていこうとするしょぼくれた山師役だが、舌先三寸の悪党とはちょっと違う。確かに調子のいいことは言うのだが、わりと本気で自分を親切だと信じている、自己暗示に長けたお人好しのキャラクターなのだ。
プロット自体はかなりブラックな風刺劇なのだが、ギアが本作に可笑しさや温かさみたいなものを与えていて、山師の話なのに微笑ましく観てしまう。ところがあるところで大きく展開して悲劇に突き進むのだが、ギアの持ち味によって落差がよりドラマ性を高めてくれている。多少ぎこちないところある映画だが、ギアのおかげでブラックなのに好感が持てる仕上がりになっていると感じた。
どこを面白がればいいのか...
嘘を嘘で塗り固める人ネットニュースとかでよく見ます。でもそんな人がイスラエル首相に目される人にまで接触できちゃう?友人になるきっかけも弱すぎるしその後のやり取りでも「真の友人」になる瞬間はなかったと思うんだけど...一時間くらい寝ちゃったのかしらと思ったけどこの映画4時間超えの大作でもないし。まあ映画だからリアリティはなくていいんだけど、それならリチャード・ギアが小悪だけど憎めない愛おしいキャラクターに仕上げないと肩入れできないじゃない?主人公の描き方も甘いから、観客にとっても、みすぼらしい服装の謎のフィクサーのままで終わっちゃうのよ。なんじゃこりゃって感じ。
タイトルなし
展開を端折り過ぎて、登場人物も多く、分かりにくい。嘘を次から次へと言うフィクサー?リチャードギアがなぜラスト自殺したのかわからない。要人と要人を知ってると言って引き合わせ、それによる恩恵を受ける、しかし、本人には行き渡らず、誰も彼のことを知らないという不幸せ。
人生は妥協の連続
なんだか一人フェイスブックをして、どんどん人脈だけを広げてしまってる男のような気がしたノーマン(リチャード・ギア)。普通なら取引の仲介をして紹介料・手数料でガッポリ儲ける仕事なんだろうけど、それは序盤に出てきた話のみで、彼が儲けてる節が全くないのです。詐欺師のようでもあり、誰も損してない。さすがにラビのスティーブ・ブシェミだけは教会を手放さなきゃならないんだろうけど・・・
徐々にリチャード・ギア演ずるノーマンのキャラがわかりつつあるのですが、彼の友人たちと同じく出身・住居・家族構成など知る由もない。みんな損をしていないらしいし、彼の収入すら見当もつかない。想像するに、儲けてるのは親友の弁護士だけ。逆に考えてみれば、弁護士に踊らされてたとも考えられるのです。
「え、自分だったのか?」という展開は簡単に予想できる範囲だったけど、終盤に自分と似たようなフィクサーの男に声を掛けられるのは面白かった。そして、エシェル首相の息子がハーバードに入学したこともあるし、汚職じゃなくても裏口入学で罰せられるのも時間の問題か・・・
【虚飾に満ちた虚業の生き方をコミカルに描こうとした作品。】
ー主な登場人物-
・”リチャード・ギア”が少しくたびれたフィクサー(仲介屋)”ノーマン”
・”リオル・アシュケナージ”がイスラエル首相”ミカ・エシェル”
・”シャルロット・ゲーンズブール”がイスラエル領事館検察官”アレックス”
を演じている。
物語は、第1章「最初の一歩」から始まり
第2章「賭けるべき馬」
第3賞「名もなき支援者」・・この言葉は冒頭とラストにも出る。
第4章「和平の代償」
と章立てで進む。
<第1章>イスラエルの有望な政治家エシェルにノーマンが取り入る
<第2章>エシェルが首相になり、ノーマンの”伝手”が爆発的に広がる
<第3章>エシェルが和平交渉の際、裏工作をした疑惑がノーマンの礼拝所賃料問題と絡ませて描かれる
<第4章>エシェルは身を守るために”友人”ノーマンを切り捨てる
と進むが、如何せん脚本が粗い。
突っ込み所や不明瞭な部分が多すぎる気がする。
アメリカとイスラエルの関係も上手く描かれていないし、
”え、靴を贈っただけで、そんなに親密になるの?ユダヤ人の間では?” とか・・・。
”ノーマンの仲介のところが良く分からない・・”とか・・。
<投資家”ジョー・ウィルフ”や”アーサー・タウヴ”が有力な情報を得て、株の投資で儲けるシーンも詳細が分からないし・・。
”リオル・アシュケナージ”と”シャルロット・ゲーンズブール”が観れて、良しとした作品。>
フィクサーはいかがわしい
ニューヨークのユダヤ人社会に食い込むため、自称フィクサーの主人公(リチャード・ギア)は弁護士の甥っ子をつてに、人脈を築こうとする。
3年後、その相手が出世し・・・。
胡散臭い世界を面白いとみるかは人それぞれ。
タイトルなし
小さな嘘の積み重ねで
人脈を広げ
イスラエルの首相に友人とまで言われる
自称フィクサー
.
二枚目の悪党🧐
…じゃない
口から出るのは調子よいことばかり💦
でも
もしかしたら儲けることばかりじゃなく
本当に親切心だけなのかも🤭
なんだか憎めないそんなノーマンを
リチャードギアが
.
.
ひさしぶりに観たリチャードギア
あと1ヶ月で70歳😚
生きる為に嘘をつく❗
星🌟🌟🌟あんまり教養がないのでフィクサーがどんな職業になるのかわからなかったのですが…他の方も書いていましたがリチャードギアが主人公を演じたせいでちょっと滑稽でほっこりさせられてストーリー的には凄く重い作品が少し軽くなった気がします❗ イスラエルとアメリカの合作との事でちょっと変わった作風が新鮮でした❗日本の是枝監督の作風にちょっと似てるような気がしました…万引家族とか誰も知らないとか…
誇大妄想者の悲劇
ブラックコメディ、なんでしょね。
Normanと言う個人名がタイトルなんで、この、法螺ばっかり吹いている妄想男性の人生を描いたもの。自らの命で落とし前をつけた、フィクサー以下の詐欺師の話。何にFocusしたのか、よく判らない物語でした。イスラエルって、へんな映画作るよな、ってのが、先の「運命は踊る」と併せた感想です。
友達の定義
そのうちわかるのか?と思いながら見ていた幾つかの裏設定が最後まで分からず中途半端な気分、これ、(ブラック)コメディなの??
政界話としても浅いし、わらしべ長者でもなかったし!イイコトちょっともなくて、しょんぼり…
演技は皆さん良かったが、リチャード・ギアさんはもっと華のある役でお会いしたいなぁ。。。
何する人か?
人間関係を取り持って、みんなの願いを叶える人のようだけれど、よくわからなかった。
ちょっと錬金術師みたい。
シャルロット・ゲンズブールが、ピリッとした役で面白かった。
イスラエルのリオル・アシュケナージは存在感が圧倒的。
盛り上がりに欠ける
リチャード・ギアの演技や表情がいいのでついつい見れてしまうのが良くない。
終始盛り上がりに欠けて鬱屈した不快感だけで終わってしまった。
だいたい最後死ぬ必要あったのだろうか?
正体不明の男なので追うことができず証人喚問出来ないと言うなら、雲隠れするだけでよかったのではないか。そうでないならたとえ死んだとしても死因が怪し過ぎて大統領の疑惑は晴れないように思うのだが。
じゃあ落ちが悲劇的でブラックなのはまあ良しとしよう。だとしたらもっと中盤でノーマンが成功したシーンが欲しかった。
序盤に自分の賭けた人物が大統領になった以降はひたすら「電話がうまくいかない」シーンの連続でイライラしっぱなし。どこかで様々なものが繋がり一つになるのかと思いきや、大して盛り上がらず終わる。
自分の意図を超えて大物になってしまい、遂には黒幕になっていた、というプロットならもっとノーマンの事を本人がいない場所で「あいつは凄い奴だ」というシーンでもないと説得力が無い。
ノーマン側からの描写を主体にしてしまったのが良くなかったのかもしれない。
例えば大統領からの視点をメインにして描写するとどうだろう。友情を感じる男がコネクションを駆使して助けてくれるが、ふと気づくと相手の正体が全くわからない。ノーマンの神秘性と大統領との関係を強調する形だ。
そうなると終盤の大統領の心理にも説得力が増すかもしれない。
私の解釈だがラストの大統領の塩対応は、国民の為に苦渋の選択をしたのではなくノーマンとの関係から目が覚めたのだと思う。中盤の奥さんとベットでの会話に象徴されている、「あなたはあの人に友情を感じているのではなく、都合良く利用しているだけ」
一見ノーマンが大統領の友情を利用して成り上がっているようで、ノーマンが利用されて周りが利を得ている。
だから最後の電話の時には既に気づいていたのかもしれない、ノーマンに感じていた友情は幻想だったと。
実際最後にノーマンにかけた優しい言葉も一切心にもない事が、最後に投げ捨てられたケータイで表されている。
描写次第で化けるとは思うが、結局は小物詐欺師が身の丈に合わない事をして死ぬ話ってだけになってしまった。
☆☆☆★★ 簡単に。 忖度コメディーとの触れ込みなれど、観客に対す...
☆☆☆★★
簡単に。
忖度コメディーとの触れ込みなれど、観客に対する忖度は無い。
とにかく省略による省略で構成されているので、観客には分かりづらい。
そこはそれ「言わんでも分かるでしょ!いや察してくれ!その程度の事なら頼む」…と如くに。
例えば、初めてエシェルと接触する場面。
エシェルとノーマンの関係を目の当たりにして寄って来る人達。
ラスト前のノーマンの決断と、教会の奥の一文等。最低限の説明に留めている。
コメディーと言うよりも、ほろ苦い人間ドラマでした。ユダヤ社会に精通しているとより分かりやすいのでしょう。
その考え方や、他人との接し方等を知っているなら特に。
アメリカ映画を観ていると、矢鱈と怒りに任せて暴力的になる場面を見受ける時が有りますが。「それ日本でやったら一巻の終わりだよなあ〜」…と、冷静に考えてしまう様に。
作品中に、エシェルからノーマンへ2度電話が来る。
本来怪し過ぎる程の男なのに、ある程度の地位に有る自分。自由な買物すらままならない自国の状況。1人寂しい夜にフッと思い出した様に、自分に対して親切にしてくれたお礼を。
そして終盤には、敢えて裏切りを示唆する電話を。
しかし、ノーマンはその全てを受け入り「私は裏切りません」と言う。
何処の馬の骨とも分からない自分を受け入れてくれた事に感謝を込めて。
更に…。
鑑賞後は自宅近くの百均で発泡酒を購入。
今日のつまみは作品中にエシェルがつまんでいたチョコレートに決めた。
安くてもチョコレートはチョコレート。しっかりとほろ苦く映画の余韻を再度味わう。
2018年11月7日 シネスイッチ銀座2
Never seen Richard Gere like that!
Couldn't believe my eyes!
Richard Gere is amazing in this film!
This film tells you not only about Norman but something about from the relations between Israel and the US to LGBTG to many more.
Very well directed and played.
Highly recommended!
仲介者の忖度の悲喜劇
2枚目でカッコいいイメージだったリチャード・ギアが、見たこと無い怪しいフィクサー役の忖度悲喜劇。
笑い有り涙有りの、早い展開で一言一句見逃せない!
へっぽこじいちゃん役でもやっぱり、リチャード・ギアはカッコいい!( 〃▽〃)
これがリチャード・ギア⁉︎
極悪な詐欺師ではなさそうだが、常に胡散臭い主人公。若くもないのに鞄を斜めがけにした社会人って、「出来なさそう」に見える。そんな彼が苦労はしつつも投資家の間に何とか入り込む。時には家から追い出されながら。
少しは勘が働くのか、偶々目をつけ、値段もわからずランバンの靴をプレゼントした相手が3年後にイスラエルの首相になり、運命が好転。ニューヨークのユダヤ人社会と、イスラエルが交互に描かれる。主人公は常に色んな人にネゴシエートし、誰かを紹介し、人脈を築こうとしている。
良いことも長くは続かないのが世の常で、友達になった首相が失脚の危機に。しかも原因は私?みたいな。
なんだ、結局は小者の詐欺師じゃないか、と思わせ、しかし実は、首相の息子は念願通りハーバードに入学し、礼拝所は資金難をくぐり抜け、甥はラビに式を挙げてもらって韓国人女性と結婚でき、彼の関わったことは全て実を結んでいたのだった。
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