劇場公開日 2019年6月28日

「爺ちゃん、かっけぇ」凪待ち 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0爺ちゃん、かっけぇ

2021年4月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

誰が殺したのか?なぜ殺したのか?
リリー・フランキーが不気味な存在感でサスペンスの程で観ていない分、あんな事が起きてしまいこれからの物語の進み方に興味の持続を保ちながら。

自分はまともでお前らとは違うと上から目線がどこかにあるようで所詮は抜け出せないギャンブル依存症、それ以外は酒と悪態が少々、自分から悪い事をしている訳でもなく周りの環境が宜しくない反面、面倒見が良い他人ばかり。

そこに甘えながらも情けない気持ちと申し訳なさが膨らみ、静かに危なっかしい行動ばかりでハラハラさせられるが、香取慎吾は香取慎吾であり白石和彌の世界観でイメージは覆される。

バッドエンドではないがハッピーエンドでもなく、でも普通に生きて行く為の希望がある終わり方、皆誰だって劇的な人生を歩む訳ではなく、波乱万丈があっても待ち受けていても、最後は普通に生活する為の一歩が踏み込めればそれで良い。

万年 東一