「スリーピースではないが。」凪待ち tktさんの映画レビュー(感想・評価)
スリーピースではないが。
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まずは、ギャンブル依存症描写がとてもリアルだった。自分も同じ目に会う機がして、今まで関わってこないで良かったと思える。それ程、共感と強烈が共存していた。
特に自暴自棄になって、お金をツッコむシーン。ある意味、自傷行為に近くて、対象をギャンブルからすり替えたとすると自分にも起こり得る話だと感じた。
この物語で、香取慎吾と言えばドラマ「人に優しく」を連装させる。子供を拾う(助ける)立場を取るのか取らないのかの前半戦で、どちらにしても違うよなと思わせる展開。
最後まで観ると、逆に拾われるのかと思って腑に落ちる。
母殺しの犯人の話は、どんでん返しと言うよりもある程度予測出来る展開にしていたと感じた。
美容室開業の時に母は警戒してる印象だし、娘には軽々しく触ろうとするしで、どこか危ない印象を持った。そもそも、悪役顔の役者さんですし。
むしろ、事件が起こったことによる家族や地元の揺らぎと団結の話が重要なんだと考えた。
香取慎吾が泣きながら帰るシーンは、子供の様に泣いている様を見て、ロクデナシでダメなんだけど助けてあげたくなる
人ているよなとつくづく思った。
自分の身近な人にその様な人がいるので、尚更!
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